パフォーマンスとデータ収集の管理

Anypoint Visualizer は、実行中のアプリケーション、API、およびプロキシからランタイム情報を収集し、そのすべての連動関係を検出します。収集された情報には、着信要求の IP アドレスと URL (パラメータなし)、および発信要求の URL (パラメータなし) と一部のヘッダー値が含まれます。この情報は、データベースに暗号化されて保存されます。

メタデータ 説明

node_info

ノードに関する一般情報。

org_id

ノードがデプロイされている組織。

ip

ノードの IP アドレス。

type

ノードが API か Mule アプリケーションかを特定します。

deployment_id

アプリケーションまたは API のハッシュを指定する内部 ID。

app_name

アプリケーションの名前。

url

アプリケーションの完全修飾ドメイン名。

Anypoint Visualizer でメタデータを収集するために使用されるエージェントは、パフォーマンスに影響する可能性があります。

CloudHub のパフォーマンスへの潜在的な影響の軽減

CloudHub で実行されるアプリケーションのパフォーマンスへの潜在的な影響を軽減するには、データ収集と Anypoint Monitoring エージェントを無効にします。

CloudHub でのデータ収集の無効化

次の Mule バージョンを使用している場合は、アプリケーションプロパティを設定することでデータ収集を無効化できます。

  • 2019 年 3 月 22 日より前にリリースされた Mule バージョン 4

  • 2019 年 4 月 5 日より前にリリースされた Mule バージョン 3.9

    1. アプリケーションプロパティ ​anypoint.platform.config.visualizer.agent.enabled=false​ を設定します。

    2. アプリケーションを再デプロイします。

CloudHub での Anypoint Monitoring エージェントの無効化

次の Mule バージョンを使用している場合は、Anypoint Monitoring エージェントを無効化できます。

  • 2019 年 3 月 22 日以降にリリースされた Mule バージョン 4

  • 2019 年 4 月 5 日以降にリリースされた Mule バージョン 3.9

  • 2019 年 8 月 14 日以降にリリースされた Mule バージョン 3.8.7

    1. Anypoint Monitoring ユーザ権限を持つアカウントを使用して Anypoint Platform にログインします。

    2. ナビゲーションバーまたは Anypoint Platform のメイン画面で ​[Visualizer]​ をクリックします。

    3. [Settings (設定)]​ をクリックします。

    4. [CloudHub]​ を選択します。

    5. [Environment (環境)]​ ドロップダウンリストから、環境を選択します。

    6. [List of resources in <Environment Name> (<環境名> のリソースのリスト)]​ で、メトリクスを表示するアプリケーションを検索します。

    7. アプリケーションの横にある ​[Disable & Apply (無効化 & 適用)]​ をクリックして、アプリケーションの監視を無効にします。

スタンドアロン Mule のパフォーマンスへの潜在的な影響の軽減

Anypoint Visualizer では、スタンドアロン Mule デプロイメントと連携するために追加のヘッダー挿入が必要です。

追加のヘッダー挿入を無効化するには、次のプロパティを設定します。

anypoint.platform.config.analytics.agent.header_injection.disabled=true

また、スタンドアロン Mule インスタンスで実行されるアプリケーションのパフォーマンスへの潜在的な影響を軽減するため、次のいずれかを実行できます。

  • Anypoint Monitoring エージェントがインストールされていないサーバにアプリケーションをデプロイする。

  • 特定のサーバのデータ収集を無効にする。 サーバと、そのサーバにデプロイされたすべてのアプリケーションのデータ収集を無効にするには、アプリケーションレベルではなくサーバレベルで次のプロパティを設定します。

    anypoint.platform.config.analytics.agent.disabled=true
これにより、サーバのアプリケーションの監視も無効になります。

Runtime Fabric のパフォーマンスへの潜在的な影響の軽減

Anypoint Visualizer では、Runtime Fabric デプロイメントと連携するために追加のヘッダー挿入が必要です。

追加のヘッダー挿入を無効化するには、次のプロパティを設定します。

anypoint.platform.config.analytics.agent.header_injection.disabled=true