アセットの詳細

アセットの詳細ページには、アセットに関する包括的な情報が表示されます。バージョンに依存しない情報を参照したり、アセットを他のユーザーと共有したり、公開ポータルにパブリッシュしたり、アセットのコピーをダウンロードしたり、コードを表示したり、バージョンやライフサイクル状態を管理したり、カテゴリやタグを追加したり、ドキュメントを編集したり、API エンドポイントをテストしたりできます。

現在のドキュメントには、アセットの詳細ページの新しい UI (ライフサイクル状態機能など) に関する情報が記載されています。以前の UI には、ライフサイクル状態は含まれていません。

これらの機能の実行についての詳細は、​「ワークフロー: アセットのパブリッシュ」​を参照してください。

アセットの詳細ページを表示するには、Exchange でアセットを選択します。

アセットの詳細

左側のナビゲーションバーには、次の情報がリストされます。

  • 追加ページ

  • 保存された検索語

  • アプリケーション名

  • インスタンス

  • REST 仕様の HTTP 関数 (REST API の場合)

  • 準拠状況

  • 契約条件とこのポリシーを使用している API (ポリシーの場合)

アセットの詳細の上部のペインには、次の情報が表示されます。

  • アセット名

  • 説明

  • アセットタイプ

  • 組織

  • 取引先責任者名

  • 連絡先メール

  • アセットの作成日

  • 最終更新日

  • バージョン

  • アセットのカテゴリとタグ

  • ライフサイクル状態

  • 準備状態

  • アクセス権を付与するためのユーザーの招待による共有

  • API の仕様のダウンロードとコードの表示

  • 新しいバージョンの追加

REST API の場合、右側のペインを使用して、API をテストするためのサンプルコールとモックデータを作成します。

アセットの詳細ペインから、バージョン、パブリッシュ日、カテゴリ、タグなどのメタデータを折りたたんだり展開したりできます。バージョン情報を表示するには、​[View versions (バージョンを表示)]​ をクリックします。管理者は、​[Manage versions (バージョンを管理)]​ を使用して、新しいバージョンのアセットを追加したり、バージョンの詳細を表示したり、バージョンを削除したりできます。詳細は、​「バージョンの管理」​を参照してください。

ドキュメントページには、アセットドキュメントが表示されます。管理者やアセットオーナーは、​[Edit documentation (ドキュメントを編集)]​ をクリックしてドキュメントを編集できます。

アセットの REST API 要素を表示する

左側のナビゲーションバーでは、リソースおよび各リソースのメソッドを含め、RAML、OAS、AsyncAPI の API 仕様の情報を表示します。

  1. メソッドボタンをクリックします。

    スクリーンショット - 左側のナビゲーションバーの REST API 関数ボタン
  2. メソッドビューの右側にある API を使用してテストします。

    これは、Postman などのプログラムを使用してカスタム HTTP ヘッダーを指定し、API のエンドポイントを使用して各 API のメソッドをテストするのに似ています。

  3. API をいずれかのアプリケーションに接続し、API を使用してデータを送受信するには、​[Request access (アクセス権を要求)]​ をクリックします。

API 仕様とページの検索

アセットの詳細ページでは、CTRL+F または command+F キーボードショートカットを使用して、ページ内の特定の情報やアセットの API 仕様を検索できます。Exchange では、この拡張ショートカットにより、現在のページ上の単語と語句のみを検索するネイティブブラウザーのショートカットが上書きされます。必要な情報をすばやく見つけるには、この拡張ショートカットを使用して、すべてのページのコンテンツとアセットの API 仕様を検索します。

拡張検索ショートカットを使用してページと API 仕様を検索する手順は、次のとおりです。

  1. アセットの詳細ページで、CTRL+F または Command+F を押します。

  2. [Search content (コンテンツを検索)]​ ボックスに、検索語または語句を入力します。

  3. リストから検索結果をクリックします。

  4. 矢印を使用して、検索結果内のすべての検索語間を移動します。

  5. [X]​ をクリックして、[Search content (コンテンツを検索)] ボックスを閉じます。

拡張キーボードショートカットは、次の場所で用語または語句を検索します。

  • Pages (ページ)

    • Home (ホーム)

    • 追加ページ

  • Specification (仕様)

    • Summary (概要)

    • Endpoints (エンドポイント)

    • Documentation (ドキュメント)

    • Types (種別)

    • Security (セキュリティ)

検索ボックスに検索語または語句を入力すると、入力した検索語を含むページおよび仕様内のセクションが検索結果ボックスに表示されます。検索結果をクリックすると、検索語または語句が強調表示されたページが開きます。検索結果には、各ページで一致した検索語の数が表示されます。矢印を使用して、検索結果のリスト内を上下に移動し、次のページに移動します。

たとえば、​[Search content (コンテンツを検索)]​ ボックスに​「ruleset」​ (ルールセット) という用語を入力します。[Pages (ページ)] の [Home (ホーム)] ページにはルールセットの検索結果が 3 つあります。​[Home (ホーム)]​ をクリックしてページを開きます。矢印を使用して、ホームページで強調表示されているルールセットのインスタンスをすべて検索します。

CTRL+F または command+F キーボードショートカットを使用したアセットの詳細ページの例

準拠状況を表示する

Exchange では、API 定義のバージョンごとにガバナンス準拠状況を表示できます。状況は次のいずれかになります。

  • Conformant (準拠)​: API 仕様は、検証されたガバナンスルールセットに準拠しています。

  • Not Conformant (非準拠)​: API 仕様は、検証されたガバナンスルールセットに準拠していません。

  • Not Validated (未検証)​: API 仕様は、ガバナンスルールセットに対して検証されていません。

Exchange では、準拠状況を次のように表示できます。

  • 選択した API バージョンに準拠バッジが表示されます。

  • [Manage Versions (バージョンを管理)]​ ページで、各 API バージョンの ​[Conformance (準拠)]​ 列に準拠状況が表示されます。

  • すべての REST API と AsyncAPI について ​[Conformance Status (準拠状況)]​ ページが表示されます。選択した API バージョンがガバナンスルールセットに対して検証済みである場合、準拠状況ページには、準拠情報と非準拠バージョンを修正するためのオプションが表示されます。[Conformance Status (準拠状況)] ページには、リストされているルールセットに対して API が検証されたときの検索条件も表示されます。

準拠状況を表示する手順は、次のとおりです。

  1. API Governance でサポートされている種別の API アセットを選択します。

  2. 準拠バッジを確認します。

  3. バージョンごとの準拠を確認するには、​[Manage Versions (バージョンの管理)]​ をクリックします。

    [Conformance (準拠)]​ 列で、各検証済みバージョンのガバナンス準拠状況を確認します。

  4. 準拠の詳細を表示するには、ナビゲーションバーで ​[Conformance Status (準拠状況)]​ を選択します。 [Conformance Status (準拠状況)] ページでは次の操作が行えます。

    • 表示する API バージョンを選択します。

    • 検証済みの API では、API が検証された、一元化されたガバナンスルールセットのリストと、追加のルールセットを表示します。

      • ルールセットが最初のページに入りきらない場合は、​[Show All (すべて表示)]​ リンクをクリックしてリスト全体を表示します。

      • ルールセットの横にある外部リンクアイコンをクリックして、そのルールセットのページを Exchange で表示します。

    • 非準拠 API では、次のいずれかをクリックします。

      • Design Center で修復する

        API 仕様を Design Center で開いたら、リストされているルールセットを連動関係として追加し、​[Project Errors (プロジェクトエラー)]​ セクションの準拠メッセージを確認して、API 仕様を修復してから再パブリッシュします。
        Design Center の既存のバージョンなしにアセットを直接 Exchange でパブリッシュすると、参照のみバージョンのプロジェクトが開きます。準拠の問題を修正するには、​Exchange からアセットをダウンロード​して、​Design Center にインポートし​、同じ ID と新しいマイナーバージョンを使用して ​Exchange にパブリッシュ​します。

      • Anypoint CLI の手順を参照する

        ページ上の手順に従って、Anypoint CLI コマンドをコピー、更新、実行し、リストされているルールセットを連動関係として追加して、API 仕様を修復してから再パブリッシュします。

ルールセットの管理された API の表示

ルールセットの ​[Governed APIs (管理された API)]​ ページでは、ルールセットが適用される一元的に管理された API のリストを参照できます。

開発者は ​[Governed APIs (管理された API)]​ リストを次のように使用して、開発するルールセットと API の質を向上させることができます。

  • API でルールセットが失敗した場合、API を修正できるように他のどの API がルールセットに正常に準拠しているかを確認できます。

  • API に使用できるルールセットを検索するときに、どの API が特定のルールセットに準拠しているかを確認してそのルールセットがどの程度役に立つかを評価できます。

API コンシューマーは、特定の基準またはルールのセットに準拠した API サービスまたはアプリケーションを作成する必要があるときに、​[Governed APIs (管理された API)]​ リストを使用できます。以下を行うことができます。

  • 必要なルールがある Exchange にルールセットがあることを確認する。

  • アプリケーションが準拠している API のみをコンシュームするように、どの API がルールセットのルールに合格するかを確認する。

Exchange の API に対して持っているアクセス権に応じて、ルールセットに準拠した API しか表示されない場合もあります。これにより、API に対する十分なアクセス権を持たないコンシューマーに脆弱性が曝されないようにできます。組織のシステム管理者やコントリビューターは組織の準拠した API と非準拠の API を確認できます。

ルールセットの管理された API リストを表示する手順は、次のとおりです。

  1. API Governance プロファイルで使用されるルールセットアセットを選択します。

  2. ナビゲーションバーで ​[Governed APIs (管理された API)]​ を選択し、リストされた各 API バージョンがルールセットのすべてのルールに合格するかどうかを確認します。

  3. 検索条件メニューの中から API のリストを絞り込む検索条件を選択します。デフォルト設定は次のとおりです。

    • すべての API

    • ルート組織

    • 任意のルールセット状況

  4. API の ​[Conformance Status (準拠状況)]​ の詳細を表示するには、外部リンクを開くアイコン (​open external link icon​) をクリックします。

API Notebook で API をテストする

多くの API には双方向テスト用の API Notebook が用意されています。

  1. コンテンツページで ​[API Notebook]​ をクリックします。

  2. 説明と使用法に関する情報を読みます。

  3. [Play (再生)]​ をクリックし、コードサンプルのメソッドをテストします。

  4. Exchange では結果がリアルタイムで表示されます。

  5. コードブロックの例を使用してテストし、別のパラメーターや値を試します。