Anypoint Studio を使用した Hadoop (HDFS) Connector の設定 - Mule 4

Anypoint Studio (Studio) エディターは、Mule アプリケーション、プロパティ、および設定ファイルの設計と更新に役立ちます。

Studio でコネクタを追加および設定する手順は、次のとおりです。

  1. Mule プロジェクトを作成します。

  2. コネクタを Mule プロジェクトに追加します

  3. コネクタのフローの入力元を設定します。

  4. コネクタのグローバル要素を設定します。

Studio で初めて Anypoint Connector を設定する場合は、​「Anypoint Studio を使用したコネクタの設定」​を参照してください。

Mule プロジェクトを作成する

Anypoint Studio で、コネクタを追加および設定する新しい Mule プロジェクトを作成します。

  1. Anypoint Studio で、メインメニューから ​[File (ファイル)] > [New (新規)] > [Mule Project (Mule プロジェクト)]​ を選択します。

  2. Mule プロジェクトの名前を入力して、​[Finish (完了)]​ をクリックします。

コネクタを Mule プロジェクトに追加する

Hadoop (HDFS) Connector を Mule プロジェクトに追加すると、自動的に XML コードにコネクタの名前空間およびスキーマの場所が入力され、必要な連動関係がプロジェクトの ​pom.xml​ ファイルに追加されます。

  1. [Mule Palette (Mule パレット)]​ ビューで、​[(X) Search in Exchange ((X) Exchange 内を検索)]​ をクリックします。

  2. [Add Modules to Project (モジュールをプロジェクトに追加)]​ で、検索項目に「​hdfs​」と入力します。

  3. [Available modules (使用可能なモジュール)]​ でコネクタの名前をクリックします。

  4. [Add (追加)]​ をクリックします。

  5. [Finish (完了)]​ をクリックします。

Studio でコネクタを Mule プロジェクトに追加しても、Studio ワークスペースの他のプロジェクトはそのコネクタを使用できません。

入力元を設定する

入力元は、指定された条件が満たされたときにフローを開始します。コネクタの操作をパレットから Anypoint Studio キャンバスにドラッグすると、XML コードにコネクタの名前空間とスキーマの場所が自動的に入力されます。

このコネクタで使用できる入力元操作は次のとおりです。

  • Read
    ファイルのコンテンツが読み取られ、残りのフローに流し込まれたら、アプリケーションを開始します。

  • HTTP Listener (HTTP リスナー)
    ブラウザーまたは ​curl​ などのコマンドを使用してアプリケーションを開始します。

  • スケジューラー
    指定された間隔でアプリケーションを開始します。

Studio で、選択した入力操作を ​[Mule Palette (Mule パレット)]​ からキャンバスの ​[Source (ソース)]​ パネルにドラッグし、必須パラメーターを入力します。

たとえば、​Read​ 入力元の必須項目は次のようになります。

  • Configuration (設定)
    使用するコネクタ設定の名前。

  • Path (パス)
    読み取るファイルのパス。

コネクタのグローバル要素を設定する

Mule アプリケーションでコネクタを設定するには、フローのそのコネクタのすべてのインスタンスが使用できるグローバル要素を設定します。

  1. [Mule Palette (Mule パレット)]​ ビューで、コネクタを検索し、操作を選択します。

  2. その操作をキャンバスの入力元の右にドラッグします。

  3. 操作の設定画面で、​[Connector configuration (コネクタ設定)]​ 項目の横にあるプラス記号 (+) をクリックしてコネクタのグローバル要素を追加します。

  4. [General (一般)]​ タブで、設定の名前を入力し、​[Connection (接続)]​ から接続種別を選択します。
    このコネクタでサポートされている接続種別は次のとおりです。

    • Kerberos

    • Simple

      接続の設定方法については、​「接続種別」​を参照してください。

      ログイン情報をグローバル設定プロパティに入力するか、それらの値を含む設定ファイルを参照することができます。

      プロジェクトのメンテナンスを簡略化して再利用性を向上させるには、設定ファイルを使用します。これらの値を別個のファイルに保存しておくと、アクセスログイン情報が異なるさまざまな環境 (本番、開発、QA など) にデプロイする必要がある場合に便利です。

      詳細は、​「Anypoint Connector 設定」​を参照してください。

  5. [Advanced (詳細)]​ タブをクリックし、再接続戦略を指定します (サポートされている場合)。

  6. [Test Connection (接続をテスト)]​ をクリックして、Mule が指定されたサーバーに接続できることを確認します。

  7. [OK]​ をクリックします。