バージョン 1.2 への MCP Connector のアップグレード

MCP Connector 0.1.0-BETA は非推奨になりました。代わりに MCP Connector 1.x を使用してください。MCP Connector 1.x には、このコネクタの 0.1.0-BETA バージョンとの後方互換性はありません。

サポートされているアップグレードパス

開始バージョン 終了バージョン

1.0

1.x

1.2 の変更

  • MCP Connector で分散トレースがサポートされるようになりました。

1.1 の変更

  • MCP クライアント設定内の [SSE Client (SSE クライアント)] 接続種別と [Streamable Http Client (Streamable HTTP クライアント)] 接続種別の両方に ​[Default Request Headers (デフォルトリクエストヘッダー)]​ パラメーターが追加されました。このパラメーターを使用すると、MCP サーバーに各要求と共に送信するカスタムヘッダーを指定できます。

1.0 の変更

このリリースには、次の変更が含まれています。

  • Streamable HTTP トランスポート

    Streamable HTTP トランスポートのサポートが追加されました。このトランスポート方式は、非推奨になった SSE トランスポートを置き換えて、拡張性とクラウドの互換性を向上します。

  • カスタムレスポンスヘッダー

    すべての公開済みエンドポイントでカスタムヘッダーのサポートが追加されました。

  • 強化されたエラー処理

    特定のエラー種別とより適切になったエラーメッセージによりエラー処理が改善されました。

  • パフォーマンスの向上

    キャッシュサポートとタイムアウト設定が追加されました。

  • 入力規則

    JSON スキーマの制約によりパラメーター検証が強化されました。

  • 次の新しい型が追加されました。

    • Call Tool Response (Call Tool 応答)

    • Resource Content (リソースコンテンツ)

    • Resource Metadata (リソースメタデータ)

    • Tool Metadata (ツールメタデータ)

    • New Session Request (新規セッション要求)

    • Resource Request (リソース要求)

    • Text Tool Response Content (テキストツール応答コンテンツ)

    • Text Resource Tool Response Content (テキストリソースツール応答コンテンツ)

    • Blob Resource Tool Response Content (Blob リソースツール応答コンテンツ)

    • Blob リソース

  • mule.http.service.implementation=NETTY​ プロパティは不要になったため、​削除​する必要があります。

  • <mcp:resource-listener>​ の ​<mcp:resource-content>​ 要素は ​<mcp:resource-listener-content>​ に名前変更されました。このコネクタの 0.1.0-BETA バージョンを使用していた場合は、コネクタの設定 XML でこの要素の名前を手動で変更する必要があります。

削除された機能

  • <mcp:resource-capabilities>​ および ​<mcp:tool-capabilities>​ 設定属性が削除されました。

  • <mcp:add-dynamic-resource>​ 操作が削除されました。MCP サーバーは常に自身を非動的としてアドバタイズします。

POM ファイルの連動関係の更新

MCP Connector 0.1.0-BETA を使用している場合、POM ファイルの連動関係を次のように更新する必要があります。

<dependency>
  <groupId>com.mulesoft.connectors</groupId>
  <artifactId>mule-mcp-connector</artifactId>
  <version>1.0.0</version>
  <classifier>mule-plugin</classifier>
</dependency>

<groupId>com.mulesoft.connector</groupId>​ が変更され、​connector​ が複数形の ​connectors​ になりました。

NETTY プロパティの削除

MCP Connector の 0.1.0-BETA バージョンを使用していて、​-Dmule.http.service.implementation=NETTY​ プロパティを追加した場合は、次を含め追加したすべての場所から削除してください。

  • AnypointStudio.ini​ ファイル

  • デバッグ設定

  • アプリケーションのプロパティ