Set イベントプロセッサー

Set Event プロセッサーでは、Mule イベントを定義できます。
通常、このプロセッサーを MUnit テストの先頭で使用して、テストするフローに送信する最初のメッセージを定義します。

次の例は、Mule メッセージの簡単なペイロードを定義する方法を示しています。

<munit:set-event cloneOriginalEvent="false">
  <munit:payload value="#['payload_value']" mediaType="text/plain" encoding="UTF-8"/>
</munit:set-event>

set-event には ​cloneOriginalEvent​ プロパティがあります。true に設定すると、プロセッサーに入るイベントを複製して、その値を定義されている値で上書きします。
デフォルトでは、このプロパティの値は false です。

Set Event プロセッサーの payload 要素には次の属性があります。

属性名 説明

value

ペイロードのメッセージの値を定義します。

encoding

メッセージのエンコードを定義します。この属性は省略可能です。

mediaType

メッセージの MIME タイプを定義します。この属性は省略可能です。

Set Event プロセッサーを使用して、メッセージ属性とイベント変数を定義することもできます。

<munit:set-event>
    <munit:payload value="#['payload_value']" mediaType="text/plain" encoding="UTF-8"/>

    <munit:attributes value="#[{ method: 'GET'}]" />

    <munit:variables>
      <munit:variable key="variableName" value="#['aVariableValue']" />
    </munit:variables>
</munit:set-event>

変数には以下のパラメーターがあります。

Table 1. 変数のパラメーター
パラメーター名 説明

key

設定する変数のキー。

value

変数のコンテンツ。

encoding

変数のエンコードを定義します。このパラメーターは省略可能です。

mediaType

変数のメディアタイプを定義します。このパラメーターは省略可能です。

テストで必要な数の変数を定義できます。