AS2、HTTP、HTTPS 受信エンドポイントのデプロイ

AS2 受信、HTTP 受信、HTTPS 受信エンドポイントを公開/非公開ポートにデプロイできます。

公開ポートでの CloudHub へのデプロイ

公開ポート設定を有効にして AS2、HTTP、HTTPS 受信エンドポイントを CloudHub にデプロイすると、エンドポイントアプリケーションが公開 HTTPS ポート (​8082​) にデプロイされ、トラフィックが​共有ロードバランサー​経由で転送されます。[URL] 項目の値は、このエンドポイントを使用するメッセージフローをデプロイしたときに自動的に生成されます。

デプロイされているエンドポイントのランタイムアプリケーション名と外部 URL は、エンドポイントの詳細ページで表示できます。次に例を示します。

ランタイムアプリケーション名と外部 URL の例

外部 URL は、エンドポイントに AS2、HTTP、HTTPS メッセージを送信するパートナーと共有できます。

組織が専用ロードバランサー (DLB) なしで Anypoint Virtual Private Cloud を使用する場合は、組織のプラットフォーム管理者が必要な ​VPC ファイアウォールルール​を設定して、特定のパートナーまたはサードパーティ接続の IP アドレスでエンドポイントにアクセスできるようにします。

非公開ポートでの CloudHub へのデプロイ

非公開ポート設定を有効にした AS2、HTTP、または HTTPS 受信エンドポイントを CloudHub にデプロイするには、次のいずれかを実行します。

  • 受信エンドポイントを含むメッセージフローをデプロイします。

  • CloudHub デプロイメント設定の定義の説明に従って、新たに作成されたエンドポイントを非公開ポートに自動的にデプロイするように CloudHub を設定します。

非公開ポート設定を有効に下エンドポイントは、非公開 HTTPS ポート ​8092​ にデプロイされます。デプロイされたエンドポイントのランタイムアプリケーション名、内部 URL、外部 URL は、<​host​> ページ (AS2 エンドポイント)、パートナーページ (HTTP または HTTPS エンドポイント)、またはメッセージフローからアクセスできるエンドポイント詳細ページで確認できます。

エンドポイントがデプロイされたら、次の手順を実行します。

  1. 以下のセクションと​「Dedicated Load Balancer Mapping Rules (専用ロードバランサーのマッピングルール)」​の説明に従って、パートナーから受信したメッセージをアプリケーションに転送するための URL マッピングルールを設定します。

  2. 「Dedicated Load Balancer Allowlists (専用ロードバランサーの許可リスト)」​の説明に従って DLB 設定でパートナーの IP アドレスを許可されているアドレスのリストに追加するように、組織のプラットフォーム管理者に依頼します。

Runtime Fabric へのデプロイ

メッセージフローを Anypoint Runtime Fabric にデプロイすると、Partner Manager では処理フェーズ間で Anypoint MQ キューが使用されるため、B2B メッセージ処理の信頼性が向上します。

デプロイ済み受信エンドポイント用の外部 URL とマッピングルール

公開または非公開のポートにデプロイされた受信エンドポイントの外部 URL は、エンドポイント種別、DLB ドメイン、入力 start_paths に応じて変わります。外部 URL はパートナーと共有できます。

AS2 受信エンドポイント用の外部 URL とマッピングルール

AS2 受信エンドポイント用の外部 URL は ​https://{DLB-domain}/{Input-path}/receive-as2​ です。

たとえば、DLB ドメインの名前が ​mythical.lb.anypointdns.net​ で、ランタイムアプリケーションの名前が ​b2b-inbound-as2-zap3​ の場合、システム管理者は、受信要求を Anypoint VPC 内のランタイムアプリケーションに転送するように DLB 設定の URL マッピングルールを追加できます。

DLB 設定の AS2 の URL マッピングルール

この設定では、外部 AS2 エンドポイント URL は ​https://mythical.lb.anypointdns.net/as2/mythical/receive-as2/​ です。

HTTPS 受信エンドポイント用の外部 URL とマッピングルール

HTTPS エンドポイント用の外部 URL は ​https://{DLB-domain}/{Input-path}/{base-path}/{message-type}​ です。

たとえば、DLB ドメインの名前が ​mythical.lb.anypointdns.net​ で、エンドポイントに対して設定したベースパスが ​send2​、ランタイムアプリケーションの名前が ​b2b-inbound-http-ognq​ である場合、システム管理者は、受信要求を Anypoint VPC 内のランタイムアプリケーションに転送するように DLB 設定の URL マッピングルールを追加できます。次に例を示します。

DLB 設定の HTTPS の URL マッピングルール