ServiceNow Connector 6.16 のトラブルシューティング - Mule 4

ServiceNow 用 Anypoint Connector (ServiceNow Connector) をトラブルシューティングするには、スローされる一般的な例外メッセージの解釈について理解しておく必要があります。

冗長例外ログの有効化

冗長例外ログを有効化して、デフォルトの切り捨てられた出力ではなくエラーの完全なスタック追跡を表示します。

  1. Studio で、プロジェクトを右クリックし、​[Run (実行)] > [Run Configurations (実行設定)]​ を選択します。

  2. [Arguments (引数)]​ タブに移動して、​[VM arguments (VM 引数)]​ セクションで引数を付加して ​mule.verbose.exceptions​ プロパティを追加します。次に例を示します。

    -XX:PermSize=128M -XX:MaxPermSize=256M -Dmule.verbose.exceptions=true

冗長ログの有効化

アプリケーションと ServiceNow Connector のやりとりが失敗する理由の理解を深めるには、コネクタの冗長ログを一時的に有効にします。

Mule アプリケーションのパフォーマンスに影響する可能性があるため、トラブルシューティングが完了したら、必ず拡張された冗長性を無効にしてください。

設定ファイルで冗長ログを有効にする手順は、次のとおりです。

  1. Anypoint Studio にアクセスし、​[Package Explorer]​ ビューに移動します。

  2. アプリケーションのプロジェクト名を開きます。

  3. src/main/resources​ フォルダーを開きます。

  4. フォルダー内の ​log4j2.xml​ ファイルを開きます。

  5. <Loggers>​ タグ内に ​<AsyncLogger>​ タグを追加します。

    			<Loggers>
    				...
    				<AsyncLogger name="com.mulesoft.connectors.servicenow" level="DEBUG"/>
    				...
    			</Loggers>
    xml
  6. アプリケーションの変更を保存します。

  7. Package Explorer​ でプロジェクト名をクリックし、​[Run (実行)]​ > ​[Run As (別のユーザーとして実行)]​ > ​[Mule Application (Mule アプリケーション)]​ をクリックします。

スローされる一般的な例外メッセージの理解

スローされる一般的な例外メッセージとその解釈方法のリストを次に示します。

  • SERVICENOW:BAD_REQUEST

    The request is incorrect, for example, there are invalid input headers or the service does not exist. (要求が正しくありません (無効な入力ヘッダーある、またはサービスが存在しないなど)。)
  • SERVICENOW:CANNOT_DISPATCH

    An error occurs when sending the request. (要求の送信中にエラーが発生しました。)
  • SERVICENOW:CONNECTIVITY

    Either a connection could not be established or there is a connectivity error. (接続を確立できなかったか、接続エラーがあります。)
  • SERVICENOW:ENCODING

    There is an encoding error when parsing the request or the response. (要求または応答の解析時にエンコードエラーがありませいた。)
  • SERVICENOW:INVALID_WSDL

    The WSDL is invalid or inconsistent. (WSDL が無効または矛盾しています。)
  • SERVICENOW:PROCESSING_ERROR

    There is a processing error, for example, there is an interruption during initialization. (処理エラーがあります (初期化中の中断が発生したなど)。)
  • SERVICENOW:RETRY_EXHAUSTED

    The maximum number of retries for the operation is reached. (操作の最大再試行回数に達しました。)
  • SERVICENOW:SOAP_FAULT

    There is a SOAP fault error. (SOAP 失敗エラーが発生しました。)
  • SERVICENOW:TIMEOUT

    A specific request takes longer than the configuration timeout values. (特定の要求に設定タイムアウト値よりも長い時間がかかっています。)