Runtime Fabric のセットアップ

Runtime Fabric のサポート対象 Mule バージョンの確認

Anypoint Visualizer は、Anypoint Runtime Fabric デプロイメントで次の Mule バージョンをサポートしています。

  • Mule バージョン 3.8.7

  • Mule バージョン 3.9.1 以降

  • Mule バージョン 4.1.x

  • Mule バージョン 4.2.x

  • Mule バージョン 4.3.x

  • Mule バージョン 4.4.x

Runtime Fabric をセットアップ​する手順を実行します。 Runtime Fabric をインストールすると、実行されていて Runtime Fabric にデプロイされている Anypoint Visualizer でアプリケーションを表示できるようになります。

Anypoint Visualizer は、ヘッダー挿入を利用してサービス間の接続を適切に表示します。

ヘッダー挿入の有効化

Anypoint Visualizer では、Anypoint Runtime Fabric デプロイメントの追加のヘッダー挿入が必要です。ただし、パフォーマンスへの潜在的な影響を考慮して、2020 年 4 月 7 日より前にリリースされた Mule バージョン 4.x では、ヘッダー挿入はデフォルトでは無効化されています。 Runtime Fabric の場合、アプリケーションレベルでヘッダー挿入を有効にする必要があります。

  1. [Properties (プロパティ)]​ タブに移動して、次のいずれかの操作を行います。

    • すでにアプリケーションを Runtime Fabric にデプロイしてある場合:

      1. Runtime Manager の左側のメニューで ​[Applications (アプリケーション)]​ をクリックします。

      2. ヘッダー挿入を有効にするアプリケーションを選択してから ​[Manage Application (アプリケーションを管理)]​ をクリックします。

    • アプリケーションを始めてデプロイする場合は、デプロイメントページに移動して ​[Deploy application (アプリケーションをデプロイメント)]​ をクリックします。

  2. [Properties (プロパティ)]​ タブで、次のプロパティをアプリケーションで設定します。​anypoint.platform.config.analytics.agent.header_injection.disabled=false

また、Mule 4 アプリケーションでは、バージョン 1.5.12 以降の HTTP Connector を使用する必要があります。

ポリシーでサポートされている Mule Runtime Engine (Mule) バージョンの確認

Anypoint Visualizer がポリシー視覚化に表示する API とポリシーは、Mule Runtime Engine (Mule) のエージェントを更新することで提供されます。そのため、Anypoint Visualizer は、2019 年 12 月 12 日以降にリリースされたサポート対象の Mule バージョンで実行されているアプリケーションでのみポリシーを表示します。

既知の制限

  • 古い Anypoint Visualizer エージェント (2019 年 4 月 5 日より前のバージョン) の Mule 3 CloudHub アプリケーションで Runtime Fabric イングレスエンドポイントをコールする場合、CloudHub アプリケーションからコントローラの IP アドレスが設定されたノードまでに追加のエッジがあります。Mule Runtime Engine の最新リリースにアップグレードしてください。

  • Mule 4 CloudHub アプリケーションで Runtime Fabric イングレスエンドポイントをコールする場合、CloudHub アプリケーションからコントローラの IP アドレスが設定されたノードまでに追加のエッジがあります。Anypoint Visualizer 内で検索条件を使用して、このノードを非表示にできます。

  • Runtime Fabric Mule アプリケーションで DNS を使用して古い Anypoint Visualizer エージェント (2019 年 4 月 5 日より前のバージョン) の Mule 3 CloudHub Mule アプリケーションをコールする場合、適切な接続が表示されますが、外部トラフィックノードから CloudHub アプリケーションまでに追加のエッジがあります。

  • Runtime Fabric Mule アプリケーションで DNS を使用して Mule 4 CloudHub Mule アプリケーションをコールする場合、適切な接続が表示されますが、外部トラフィックノードから CloudHub アプリケーションまでに追加のエッジがあります。

  • 2 つの異なるクラスタ内に同じ名前のアプリケーションがある場合、それらのアプリケーションは 1 つのノードとしてキャンバスに表示されます。一方のアプリケーションの名前を変更する必要があります。

  • 「トラブルシューティング視覚化」で、​[View Logs (ログを表示)]​ リンクと ​[View Dashboard (ダッシュボードを表示)]​ リンクは現在サポートされていません。

パフォーマンスとデータ収集の管理

Anypoint Visualizer でメタデータを収集するために使用されるエージェントは、パフォーマンスに影響することがあります。

データ収集とパフォーマンスの詳細は、​「パフォーマンスとデータ収集の管理」​を参照してください。