フローのログトークナイゼーションのセットアップ

「高度な用途および Titanium サブスクリプションランク」​で利用できる機能

アプリケーションメトリクスは収集され、Anypoint Monitoring に転送されます。Anypoint Monitoring ログ管理コンソールではログを管理および検索できます。ログトークナイゼーションは、機密データが含まれる可能性があるログに追加のセキュリティレイヤーを提供します。

ログメッセージは、形式が多種多様であるために、意味のあるトークナイゼーションを適用するための解析が難しいことがあります。トークナイゼーションサービスコネクタは、ログの構造化されていないコンテンツを解析してブレークポイントを見つけ、ログメッセージを意味のあるトークンに分解できるようにすることで、ログのトークナイゼーションを促進します。Runtime Fabric で実行されている Anypoint Security トークナイゼーションサービスを利用して、Mule アプリケーションログのトークナイゼーションとトークナイゼーション解除ができます。

サポート対象の Mule バージョン

ログトークナイゼーションは、​『サポート対象の Mule バージョン』​が実行されているハイブリッドデプロイメントおよび CloudHub デプロイメントで使用できます。

始める前に

  1. 『Runtime Fabric をインストール』​します。

  2. Runtime Fabric で​『インバウンドトラフィックを有効化』​します。

  3. Anypoint Security で、​『トークナイゼーション形式を作成』​します。

  4. Runtime Manager で、​『トークナイゼーションサービスを作成』​します。

  5. API Manager で、Mule アプリケーションがプロキシとして機能するように ​xref:@api-manager::getting-started-proxy.adoc[API ゲートウェイをセットアップ]​します。

必須コンポーネントをアプリケーションフローに追加する

ログトークナイゼーションを有効化するには、Studio または Anypoint Code Builder を使用してアプリケーションフローを作成し、必須コンポーネントを追加する必要があります。

  1. Studio または Anypoint Code Builder で、Mule アプリケーションのアプリケーションフローを作成します。

  2. 次のコンポーネントを Mule アプリケーションフローに追加します。

    コンポーネント 説明

    Logger コンポーネント

    このコアコンポーネントは、重要な情報をログに記録します。Logger コンポーネントはフローのどこにでも追加できます。​「Logger コンポーネント」​を参照してください。

    トークナイゼーション API

    トークナイゼーション API を使用すると、設定したトークナイゼーションサービスをコールして、機密データ要素を機密ではない同等の要素に置き換えることができます。
    トークナイゼーション API は、MuleSoft 公開ポータルで使用できます。 Anypoint ExchangeLeaving the Site​ に移動して「トークナイゼーション API」を検索します。

    Log Tokenization Connector

    Log Tokenization Connector は ​[Monitoring (監視)] > [Tools (ツール)]​ にあります。

  3. アプリケーションフローを設定したら、Anypoint Monitoring で ​[Log Search (ログ検索)]​ をクリックします。

    ログ検索ページでは、トークナイゼーションされた値を検索できます。

  4. 値のトークナイゼーションを解除するには、API Manager に移動します。​「デトークナイゼーションポリシー」​を参照してください。

    値のトークナイゼーションを解除するには、​「ポリシーの管理」​権限が必要です。​「環境にアクセスするための権限の付与」​を参照してください。