ログトークナイゼーション

この機能を使用するには、Titanium サブスクリプションが必要です。

アプリケーションメトリクスは収集され、Anypoint Monitoring に転送されます。Anypoint Monitoring ログ管理コンソールではログを管理および検索できます。ログトークナイゼーションは、機密データが含まれる可能性があるログに追加のセキュリティレイヤーを提供します。

ログメッセージは、形式が多種多様であるために、意味のあるトークナイゼーションを適用するための解析が難しいことがあります。トークナイゼーションサービスコネクタは、ログの構造化されていないコンテンツを解析してブレークポイントを見つけ、ログメッセージを意味のあるトークンに分解できるようにすることで、ログのトークナイゼーションを促進します。Runtime Fabric で実行されている Anypoint Security トークナイゼーションサービスを利用して、Mule アプリケーションログのトークナイゼーションとトークナイゼーション解除ができます。

サポート対象の Mule バージョン

ログトークナイゼーションは次のバージョンでサポートされます。

  • Mule 3.x または 4.x で実行されているハイブリッドアプリケーション

  • Mule 3.x または 4.x で実行されている CloudHub アプリケーション

前提条件

  1. 『Runtime Fabric をインストール』​します。

  2. Runtime Fabric で​『インバウンドトラフィックを有効化』​します。

  3. Anypoint Security で、​『トークナイゼーション形式を作成』​します。

  4. Runtime Manager で、​『トークナイゼーションサービスを作成』​します。

  5. API Manager で、Mule アプリケーションがプロキシとして機能するように ​『API ゲートウェイをセットアップ』​します。

必須コンポーネントをアプリケーションフローに追加する

ログトークナイゼーションを有効化するには、Flow Designer または Studio を使用してアプリケーションフローを作成し、必須コンポーネントを追加する必要があります。

  1. Flow Designer または Studio で、Mule アプリケーションのアプリケーションフローを作成します。

  2. 次のコンポーネントを Mule アプリケーションフローに追加します。

コンポーネント 説明

Logger コンポーネント

このコアコンポーネントは、重要な情報をログに記録します。Logger コンポーネントはフローのどこにでも追加できます。​「Logger コンポーネント」​を参照してください。

トークナイゼーション API

トークナイゼーション API を使用すると、設定したトークナイゼーションサービスをコールして、機密データ要素を機密ではない同等の要素に置き換えることができます。
トークナイゼーション API は、MuleSoft 公開ポータルで使用できます。 Anypoint ExchangeLeaving the Site​ に移動して「トークナイゼーション API」を検索します。

Log Tokenization Connector

Log Tokenization Connector は ​[Monitoring (監視)] > [Tools (ツール)]​ にあります。

  1. アプリケーションフローを設定したら、Anypoint Monitoring の左側のメニューで ​[Log Search (ログ検索)]​ をクリックします。
    ログ検索ページでは、トークナイゼーションされた値を検索できます。

  2. 値のトークナイゼーションを解除するには、API マネージャーに移動します。「デトークナイゼーションポリシー」 を参照してください。

    値のトークナイゼーションを解除するには、​「ポリシーの管理」​権限が必要です。​「環境にアクセスするための権限の付与」​を参照してください。