[Receive from Partners (パートナーから受信)] メッセージ種別の設定

[Receive from Partners (パートナーから受信)] メッセージ種別は、Anypoint Partner Manager がパートナーから組織に送信されたインバウンドトランザクションを変換する方法を定義します。[Receive from Partners (パートナーから受信)] メッセージ種別には CSV、EDIFACT、JSON、X12、または XML 形式を定義できます。

CSV

Receive from Partners (パートナーから受信) メッセージ種別の形式として CSV を定義するには、次の設定を使用します。

設定 説明 デフォルト 必須

Usage (使用方法)

メッセージの使用方法。使用できる値は ​Receive from Partners (パートナーから受信)​ です。

はい

Format (形式)

メッセージの形式。使用できる値は ​CSV​ です。

はい

Separator character (区切り文字)

ファイル内の値を区切る文字。

,

はい

Quote character (引用符文字)

ファイル内の引用符文字として使用する文字。

""

はい

Escape character (エスケープ文字)

ファイル内のエスケープ文字として使用する文字。

\

はい

Header line (ヘッダー行)

選択すると、Partner Manager は CSV ファイルを処理するときにヘッダー行をスキップします。

選択

Ignore empty line (空の行を無視)

選択すると、Partner Manager は CSV ファイルを処理するときに空の行を無視します。

選択

Reference identifiers and attributes mapping (リファレンス ID と属性のマッピング)

パートナーから受信したペイロードからリファレンス識別子とカスタム属性を抽出するアップロード済みの DataWeave マップ:

  • 抽出されたリファレンス識別子の値は、適切なメッセージフローへの動的ルーティングに使用されます。

  • 抽出されたカスタム属性により、B2B ワークフローのライフサイクルが可視化されます。詳細は、​「メッセージ種別でのカスタムメッセージ属性の使用」​を参照してください。

いいえ

EDIFACT

Receive from Partners (パートナーから受信) メッセージ種別の形式として EDIFACT を定義するには、次の設定を使用します。

設定 説明 デフォルト 必須

Usage (使用方法)

メッセージの使用方法。使用できる値は ​[Receive from Partners (パートナーから受信)]​ です。

はい

Format (形式)

メッセージの形式。使用できる値は ​[EDIFACT]​ です。

はい

Version (バージョン)

d10b​ や ​d96a​ などの EDIFACT バージョン 。

はい

Message type (メッセージ種別)

ORDERS​、​DESADV​、​INVOIC​ などの EDIFACT メッセージ種別。

はい

Reference identifiers and attributes mapping (リファレンス ID と属性のマッピング)

パートナーから受信したペイロードからリファレンス識別子とカスタム属性を抽出するアップロード済みの DataWeave マップ:

  • 抽出されたリファレンス識別子の値は、適切なメッセージフローへの動的ルーティングに使用されます。

  • 抽出されたカスタム属性により、B2B ワークフローのライフサイクルを可視化できます。詳細は、​「メッセージ種別でのカスタムメッセージ属性の使用」​を参照してください。

いいえ

Schema (スキーマ)

メッセージ種別の EDI スキーマ。次のオプションがあります。

  • Use standard EDIFACT-<version> (標準 EDIFACT-<バージョン>を使用)
    設定済みの形式とバージョンの標準 EDIFACT スキーマを適用します。

  • Customize (カスタマイズ)
    標準 EDIFACT スキーマを調整する必要がある場合に、カスタマイズ済みの ​EDI スキーマ言語​ファイルをインポートできるようにします。

    カスタマイズ済みの EDI スキーマを使用する場合は、メッセージ種別定義に ​EDIFACT-d97a-ORDERS-<PartnerName>​ のようなカスタム名を付けることができます。

Use standard EDIFACT <version> (標準 EDIFACT <バージョン>を使用)

はい

JSON または XML

[Receive from Partners (パートナーから受信)] メッセージ種別の形式として JSON または XML を定義するには、次の設定を使用します。

設定 説明 デフォルト 必須

Usage (使用方法)

メッセージの使用方法。使用できる値は ​[Receive from Partners (パートナーから受信)]​ です。

はい

Format (形式)

メッセージの形式。使用できる値は ​JSON​ または ​XML​ です。

はい

Schema (スキーマ)

メッセージ種別に対してインポートされた JSON または XSD スキーマファイル。

いいえ

Message type identifier (メッセージ種別識別子)

インバウンド B2B トランザクションの動的メッセージルーティングで使用するメッセージ種別識別子の値。

  • スキーマがメッセージ種別に関連付けられている場合、Partner Manager は、メッセージ種別識別子をスキーマファイル名から自動的に生成します。

    この値は変更できます。

  • スキーマがメッセージ種別に関連付けられていない場合、メッセージ種別識別子を手動で入力する必要があります。

パートナーは、インバウンドメッセージの送信時にメッセージ種別識別子を次のように渡す必要があります。

  • HTTP ベースのエンドポイントを介してペイロードを受信する場合、パートナーはメッセージ種別識別子を HTTP 要求内の相対パスとして渡す必要があります。

  • AS2 またはファイルベースのエンドポイントプロトコル (SFTP や FTP など) を介してペイロードを受信する場合、パートナーはメッセージ種別識別子をファイル名の先頭に付ける必要があります (​<message-type-id>_<filename>​)。

はい

Reference identifiers and attributes mapping (リファレンス ID と属性のマッピング)

パートナーから受信したペイロードからリファレンス識別子、ビジネスキー、カスタムメッセージ属性を抽出するアップロード済みの DataWeave マップ:

  • 抽出されたリファレンス識別子の値は、適切なメッセージフローへの動的ルーティングに使用されます。

  • 抽出されたカスタム属性により、B2B ワークフローのライフサイクルを可視化できます。詳細は、​「メッセージ種別でのカスタムメッセージ属性の使用」​を参照してください。

はい

X12

[Receive from Partners (パートナーから受信)] メッセージ種別の形式として X12 を定義するには、次の設定を使用します。

設定 説明 デフォルト 必須

Usage (使用方法)

メッセージの使用方法。使用できる値は ​[Receive from Partners (パートナーから受信)]​ です。

はい

Format (形式)

メッセージの形式。使用できる値は ​[X12]​ です。

はい

Version (バージョン)

X12 バージョン (例: 3010​ または ​5020​)。

はい

Message type (メッセージ種別)

X12 トランザクションセット番号 (例: 850​ は発注書、​214​ は配送状況)。

はい

Reference identifiers and attributes mapping (リファレンス ID と属性のマッピング)

パートナーから受信したペイロードからリファレンス識別子、ビジネスキー、属性を抽出するアップロード済みの DataWeave マップ:

  • 抽出されたリファレンス識別子の値は、適切なメッセージフローへの動的ルーティングに使用されます。

  • 抽出されたカスタム属性により、B2B ワークフローのライフサイクルを可視化できます。詳細は、​「メッセージ種別でのカスタムメッセージ属性の使用」​を参照してください。

いいえ

Schema (スキーマ)

メッセージ種別の EDI スキーマ。次のオプションがあります。

  • Use standard X12-<version> (標準 X12-<バージョン>を使用)
    設定されているバージョンとメッセージ種別に標準 X12 スキーマを適用します。

  • Customize (カスタマイズ)
    標準 X12 スキーマを調整する必要がある場合にカスタマイズ済みの ​EDI スキーマ言語​ファイルをインポートできるようにします。

    カスタマイズ済みの EDI スキーマを使用する場合は、メッセージ種別定義に ​X12-7050-204-PartnerName​ のようなカスタム名を付けることができます。

Use standard X12-<version> (標準 X12-<バージョン>を使用)

はい

X12 スキーマのカスタマイズ方法の例は、Anypoint Exchange の 「B2B インテグレーションに合わせた X12 EDI スキーマのカスタマイズ」​を参照してください。