Coverage (カバー率)

MUnit カバー率機能では、実行されたイベントプロセッサーの数をカウントして、一連の MUnit テストでどれぐらいの Mule アプリケーションが実行されたのかに関するメトリクスが提供されます。これにより、アプリケーションの品質基準を取得し、次のメトリクスを提供できます。

  • アプリケーション全体のカバー率: 以下の項目の平均。

  • リソースカバー率: src/main/mule の各 Mule 設定ファイルを参照します。

  • フローカバー率: フロー、サブフロー、バッチジョブのいずれかのコンポーネントを参照します。

カバー率レポートは、EE Runtime でのみ実行されます。アプリケーションに Mule CE Runtime の ​requiredProduct​ がある場合、「​Coverage is a EE only feature and you’ve selected to run over CE (カバー率は EE 専用の機能ですが、CE で実行するように選択されています)​」というメッセージが表示されます。. EE Runtime に対して実行するには、​「ランタイム製品の指定」​を参照してください。

JSON 形式のカバー率レポートのサンプルを次に示します。
以下のコードのコールアウトを使用して、レポートの各項目を理解してください。

MUnit カバー率 - サンプル JSON レポート
1 アプリケーション全体のカバー率。
2 アプリケーション、リソース、およびフローに必要なカバー率。設定しない場合、デフォルトの -1 になります。
3 アプリケーションのフローの数。
4 アプリケーションのイベントプロセッサーの数。
5 カバーされるイベントプロセッサーの数。
6 そのファイルの名前。
7 そのファイルのフローの数。
8 そのファイルのカバー率。
9 そのファイルのイベントプロセッサーの数。
10 アプリケーション全体のカバー率に対するそのファイルの貢献度。
11 フローの名前。
12 最上位要素の種別。
カバー率の最上位要素の他の種別は、エラーハンドラーです。
13 そのフローのカバー率。
14 そのフローのイベントプロセッサーの数。
15 そのフローでカバーされるイベントプロセッサーの数。
16 そのファイル内のイベントプロセッサーを含む XML 行番号、およびそれらがカバーされたかどうか。