Anypoint Platform PCE でのバックアップおよび復元の設定

Anypoint Platform Private Cloud Edition (Anypoint Platform PCE) では、頻繁なバックアップが設定および実行されるように、NFS サーバーをインストールして設定し、管理する必要があります。

データを保持するには、次の操作を実行します。

  • 自動バックアップを有効にしてシステム障害や運用上の問題から保護する。

  • ニーズに応じて、日次以上の頻度でバックアップをスケジュールする。

  • バックアップを Anypoint Platform クラスター外に保存する。

バックアップおよび復元プロセスは、Anypoint Platform PCE API で制御します。

バックアップを作成する

バックアップを作成するには、次のコマンドを実行します。

curl -k <platform-dns>/platform/backup-X POST -H 'Authorization: Bearer ${token}' -H 'Content-Type: application/json' -d '{"backup-file-name": "${backupFileName}.tar.gz", "nfs-server": "${fileSystemDns}", "nfs-path": "/"}'

バックアップコンテンツ

情報 Anypoint Platform PCE バックアップに含まれるかどうか

データベース

はい

設定

はい

シークレット

はい

Object Store (オブジェクトストア)

はい

免責事項設定

はい

SMTP 設定

はい

DNS 設定

いいえ

プラットフォーム証明書

いいえ

オペレーションセンター証明書

いいえ

NFS 設定

いいえ

NFS ファイル

いいえ

ドライブ

いいえ

ランタイム*

いいえ

Anypoint Monitoring メトリクス

いいえ

*Anypoint Platform PCE には、名前や状況など、ランタイムに関する情報のみが含まれます。

システムの復元を実行する

システムの復元を実行する前の次の点を考慮してください。

  • 復元を実行する前に、バックアップに含まれない特定の設定 (NFS、証明書、DNS など) を定義します。

  • バックアップは異なるバージョンの Anypoint Platform PCE 間で移行できないため、新しいインストールはバックアップのバージョンと一致している必要があります。

復元を実行するには、次のコマンドを実行します。

curl -k <platform-dns>/platform/restore-X POST -H 'Authorization: Bearer ${token}' -H 'Content-Type: application/json' -d '{"backup-file-name": "${backupFileName}.tar.gz", "nfs-server": "${fileSystemDns}", "nfs-path": "/"}

バックアップファイルは NFS ストレージに保存されます。