Roostify Connector - Mule 4

Roostify Connector v1.0

Roostify 用 Anypoint Connector (Roostify Connector) により、顧客は完成したローンアプリケーションから、DBA、支店、またはチャネルに合わせて最適化された、直感的なデジタルユーザーエクスペリエンスを生み出すことができます。これによってローンの実行率が向上し、ビジネス要件に拡張に合わせた柔軟性と拡張性の高いフレームワークが提供されます。Roostify の統合プラットフォームは、ローン契約を迅速化し、ローン会社が顧客の開拓と管理を同時に行えるようにします。この結果、収益性に加えて、顧客の定着率や紹介率も高まります。

Roostify Connector は、Roostify の 46 の API へのアクセスを簡素化し、以下に関連するワークフローをサポートします。

  • Access Control (アクセスコントロール)

  • アカウント

  • Desktop Underwriter レポート

  • Documents (ドキュメント)

  • リード (ドラフト)

  • ローンアプリケーション

  • Messages

  • 商品 (ドラフト)

  • 参照 ID

  • API を使用した

  • 設定

  • 状態変更

  • 状況更新

  • タスク

  • ユーザー管理

  • ユーザー設定

  • Web フックイベント

  • Web フック

始める前に

この情報を使用するには、Roostify、Mule の概念、Anypoint Connector、Anypoint Studio、Mule フローの要素、グローバル要素に精通している必要があります。

API は、ユーザー名とパスワードに基づく基本認証を使用します。コネクタを使用するには、Roostify のアカウントとログイン情報が必要です。ユーザー名はアカウントトークン、パスワードはサービスアクセストークンとして機能します。ユーザー名とパスワードは、認証ヘッダー内の Basic という単語に続いて base64 でエンコードされた文字列として格納され、​account-token:service-access-token​ の形式でデコードされます。

ソフトウェアの要件および互換性については、「コネクタリリースノート」を参照してください。

POM ファイル情報

<dependency>
  <groupId>com.mulesoft.connectors</groupId>
  <artifactId>mule-roostify-connector</artifactId>
  <version>x.x.x</version>
  <classifier>mule-plugin</classifier>
</dependency>
xml

x.x.x​ を使用しているコネクタに対応するバージョンに置き換えます。

最新の ​pom.xml​ ファイル情報を取得するには、​ Anypoint ExchangeLeaving the Site​ でコネクタにアクセスし、​[Dependency Snippets (連動関係スニペット)]​ をクリックします。

Studio プロジェクトへのコネクタの追加

Anypoint Studio には、Studio プロジェクトにコネクタを追加する 2 つの方法があります。Studio タスクバーの Exchange ボタンから追加するか、[Mule Palette (Mule パレット)] ビューから追加します。

Exchange を使用してコネクタを追加する

  1. Studio で Mule プロジェクトを作成します。

  2. Studio タスクバーの左上にある Exchange アイコン ​(X)​ をクリックします。

  3. Exchange で、​[Login (ログイン)]​ をクリックし、Anypoint Platform のユーザー名とパスワードを指定します。

  4. Exchange で、「roostify」を検索します。

  5. コネクタを選択して ​[Add to project (プロジェクトに追加)]​ をクリックします。

  6. 画面の指示に従ってコネクタをインストールします。

Studio でコネクタに追加する

  1. Studio で Mule プロジェクトを作成します。

  2. [Mule Palette (Mule パレット)] ビューで、​[(X) Search in Exchange ((X) Exchange 内を検索)]​ をクリックします。

  3. [Add Modules to Project (モジュールをプロジェクトに追加)]​ で、検索項目に「roostify」と入力します。

  4. [Available modules (使用可能なモジュール)]​ で、このコネクタの名前をクリックします。

  5. [Add (追加)]​ をクリックします。

  6. [Finish (完了)]​ をクリックします。

コネクタの名前空間とスキーマ

Anypoint Studio でアプリケーションデザインするときに、パレットのコネクタをキャンバスにドラッグします。 このアクションにより、自動的に XML コードにコネクタの名前空間およびスキーマの場所が入力されます。

  • 名前空間: http://www.mulesoft.org/schema/mule/roostify

  • スキーマの場所: http://www.mulesoft.org/schema/mule/roostify/current/mule-roostify.xsd

Anypoint Studio で Roostify Connector を設定する

  1. Anypoint Studio で、新しい Mule プロジェクトを作成します。​HTTP リスナー​が設定されていることを確認します。

  2. コネクタを Studio キャンバスにドラッグします。

  3. コネクタのグローバル要素を設定します。ログイン情報をグローバル設定プロパティとして入力するか、それらの値を含む設定ファイルを参照することができます。 メンテナンスをシンプルにして、プロジェクトを再利用できるようにするために、設定ファイルを使用することをお勧めします。

    • Address (アドレス)​: Roostify API にアクセスするための URI

    • Username (ユーザー名)​: Roostify API にアクセスするためのユーザー名

    • Password (パスワード)​: Roostify API にアクセスするためのパスワード

    • Version (バージョン)​: Roostify API バージョン。たとえば、API バージョンが ​v1​ であれば、このプロパティの値は ​/v1​ でなければなりません。

      Roostify のサンプル設定ファイルは ​src/main/resources/configuration.yaml​ にあります。このファイルは、[Global Configuration Elements (グローバル設定要素)] の [Configuration Properties (設定プロパティ)] に追加できます。
  4. 接続が成功することを確認するには、​[Test Connection (接続をテスト)]​ をクリックします。

  5. コネクタ操作を選択します。

ユースケース: Roostify ユーザーとローンアプリケーションの作成

以下のユースケースでは、Roostify Connector を Salesforce Connector と一緒に使用することで、次の作業を行います。

  • Roostify で Salesforce アカウント用のユーザーを作成する

  • Roostify で同じユーザー用のローンアプリケーションを作成する

この例では、Mule アプリケーションが Salesforce アカウントに対してクエリを実行し、このアカウント用のユーザーを Roostify で作成します。フローの次のステップでは、この新しいユーザー用のローンアプリケーションを Roostify で作成します。

ユーザーとローンアプリケーションの作成フロー

このユースケースをテストする手順は、次のとおりです。

  1. Mule アプリケーションを作成し、​src/main/resources​ の設定ファイルでコネクタ設定プロパティを設定します。次に例を示します。

    rsf:
      address: "<url-to-access-roostify-api>"
      version: "/<roostify-api-version>"
      user: "<username-to-access-roostify-api>"
      password: "<password-to-access-roostify-api>"
    yaml
  2. Roostify Connector 用の設定ファイルを ​[Global Element Properties (グローバル要素のプロパティ)]​ の ​[Configuration Properties (設定プロパティ)]​ に追加します。

新しい Mule アプリケーションフローを作成する手順は、次のとおりです。

  1. HTTP リスナーをキャンバスにドラッグして設定します。

  2. [Palette (パレット)]​ から Salesforce Connector を検索して ​[Query]​ 操作をドラッグします。Salesforce 操作を設定するには、

    1. [Salesforce query (Salesforce クエリ)]​ でクエリを追加します。このデモでは、次のクエリを使用して Salesforce からアカウントを取得します。

      SELECT Id, AccountNumber, Phone, Name FROM Account where Id = ':sfId'
      sql
    2. [Parameters (パラメーター)]​ セクションで、​[Name (名前)]​ を ​sfId​、​[Value (値)]​ を ​attributes.queryParams.sfcId​ に設定してパラメーターを作成します。

  3. Transform Message をキャンバス上のフローにドラッグして、Roostify Connector 用の入力を準備します。Transform Message の出力ペイロードの例を次に示します。

    %dw 2.0
    output application/json
    ---
    {
    	user_role: "borrower",
    	home_phone: payload.Phone[0],
    	reference_id: "Test-ref-123",
    	last_name: "Demo",
    	account_id: payload.AccountNumber[0],
    	job_title: "ADMIN",
    	first_name: payload.Name[0],
    	email: payload.Id[0] ++ "@roostify.com"
    }
    json
  4. Roostify の操作から ​Create a User​ コネクタ操作をドラッグして、Transform Message の後ろに配置します。設定オプションで、次の操作を行います。

    1. 作成したコネクタ設定を選択します。

    2. コネクタ設定の ​[General (一般)]​ セクションを ​payload​ に設定します。

    3. [Advanced (詳細)]​ セクションの ​[Target Value (対象値)]​ を ​#[payload]​ に設定します。

  5. Roostify から返されるユーザー ID を変数に取得するため、​Mule パレット​で ​Set Variable​ 操作を探して、Roostify 操作の後ろに配置します。​Set Variable​ 操作の ​[Settings (設定)]​ セクションで、以下を設定します。

    1. 名前​: userId

    2. ​: #[payload.id]

  6. Roostify 操作から ​Create a Loan Application​ 操作をドラッグします。設定オプションで、

    1. 次の​「General (一般)」​セクションの​「Create loan request (ローン要求の作成)」​にあるサンプルペイロードを使用します。

      output application/json
      ---
      {
      	reference_id: vars.refId,
      	application_type: "purchase",
      	loan_amount: 20000,
      	down_payment: 1000,
      	amortization_term: "30"
      }
      json
    2. [Advanced (詳細)]​ セクションの ​[Target Value (対象値)]​ を ​#[payload]​ に設定します。

  7. Roostify から返されるローン ID を変数に取得するため、再び ​Mule パレット​で ​Set Variable​ 操作を探して、Roostify 操作の後ろに配置します。​Set Variable​ 操作の ​[Settings (設定)]​ セクションで、以下を設定します。

    1. 名前​: userId

    2. ​: #[payload.id]

  8. 別の Transform Message コンポーネントを使用して、JSON 形式で応答を表示します。Transform Message の出力ペイロードは、次のように設定できます。

    %dw 2.0
    output application/json
    ---
    {
    	"RSF Account Id" : payload.account_id,
    	"User Id" : vars.userId,
    	"Loan Id" : vars.loanId
    }
    json
  9. アプリケーションを実行し、ブラウザーで ​http://localhost:8081/createLoanApplication​ を参照します。

ユースケース XML: Roostify ユーザーとローンアプリケーションの作成