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Monitoring API ManagerSiebel Connector 4.0.8 以降では、IP22 がサポートされるようになりました。 |
Oracle Siebel 用 Anypoint Connector (Siebel Connector) は、Mule Runtime Engine (Mule) インテグレーションアプリケーションと Oracle Siebel カスタマーリレーションシップマネージャー (CRM) との接続を実現します。
Siebel Connector には、Siebel のオブジェクトやサービス別に分類される Siebel アプリケーションとの接続オプションが 1 つしかありません。
Oracle Siebel ビジネスオブジェクト: Siebel ビジネスコンポーネントを作成、更新、アップサート、クエリおよび削除します。
Oracle Siebel インテグレーションオブジェクト: Siebel インテグレーションオブジェクトを作成、更新、アップサート、クエリ、削除、ページクエリ、実行、および同期します。
Oracle Siebel ビジネスサービス: Siebel ビジネスサービスを実行します。
すべてのオプションは、Siebel Connector のインストール後に利用可能になります。
Siebel Connector は、Siebel Java Data Beans インターフェースを使用して構築されています。Java Data Beans は、Siebel オブジェクトマネージャーにアクセスするためのネイティブ Java インターフェースを提供します。
Siebel オブジェクトマネージャーにより、コネクタは、カスタムインストールに依存しない汎用インターフェースを使用できます。Siebel オブジェクトのメタデータをデザイン時に発見するには、Anypoint Studio で DataSense を使用します。Siebel Connector は、Siebel リポジトリを利用して、利用可能なオブジェクトのリストと構造を Siebel カスタムインストールで表示します。
オブジェクトは、ビジネスコンポーネント、ビジネスオブジェクト、インテグレーションオブジェクト、またはビジネスサービスのいずれかです。
リリースノート: 『Oracle Siebel Connector リリースノート』
Exchange: Oracle Siebel Connector
この情報を使用するには、Oracle Siebel、Mule Runtime Engine (Mule)、Anypoint Connector、Anypoint Studio、Mule の概念、Mule フローの要素、グローバル要素に精通している必要があります。
対象リソースへの接続をテストするには、ログイン情報が必要です。
Maven でこのコネクタを使用するには、Anypoint Exchange の [Dependency Snippets (連動関係スニペット)] で pom.xml の連動関係情報を確認してください。
コネクタは Siebel CRM と密接に結合されているため、読者は Siebel ビジネスコンポーネント、ビジネスオブジェクト、ビジネスサービス、およびインテグレーションオブジェクトに精通している必要があります。
Siebel Connector では、Siebel.jar
と SiebelJI_xxx
の Siebel JAR ファイルが必要です。
SiebelJI_xxx.jar は、Siebel インストールのロケールに従って選択してください。たとえば、Siebel インストールのロケールが US_EN である場合は SiebelJI_enu.jar
を使用します。
Siebel.jar
と SiebelJI_enu.jar
は、Siebel サーバーの <%SIEBEL_HOME%>\8.1.1.11\Tools_1\CLASSES
フォルダーにあります。 %SIEBEL_HOME%
は Siebel のインストールディレクターです。
以前の 3 つのモジュール (Oracle Siebel ビジネスオブジェクト、Oracle Siebel インテグレーションオブジェクト、Oracle Siebel ビジネスサービス) が 1 つのコネクタに統合されました。
<dependency>
<groupId>com.mulesoft.connectors</groupId>
<artifactId>mule-oracle-siebel-jdb-connector</artifactId>
<version>x.y.z</version>
<classifier>mule-plugin</classifier>
</dependency>
xml
x.y.z
を使用しているコネクタに対応するバージョンに置き換えます。
最新の pom.xml
ファイル情報を取得するには、 Anypoint Exchange でコネクタにアクセスし、[Dependency Snippets (連動関係スニペット)] をクリックします。
Anypoint Studio には、Studio プロジェクトにコネクタを追加する 2 つの方法があります。Studio タスクバーの Exchange ボタンから追加するか、[Mule Palette (Mule パレット)] ビューから追加します。
Studio で Mule プロジェクトを作成します。
Studio タスクバーの左上にある Exchange アイコン (X) をクリックします。
Exchange で、[Login (ログイン)] をクリックし、Anypoint Platform のユーザー名とパスワードを指定します。
Exchange で、「siebel」を検索します。
コネクタを選択して [Add to project (プロジェクトに追加)] をクリックします。
画面の指示に従ってコネクタをインストールします。
Studio で Mule プロジェクトを作成します。
[Mule Palette (Mule パレット)] ビューで、[(X) Search in Exchange ((X) Exchange 内を検索)] をクリックします。
[Add Modules to Project (モジュールをプロジェクトに追加)] で、検索項目に「siebel」と入力します。
[Available modules (使用可能なモジュール)] で、このコネクタの名前をクリックします。
[Add (追加)] をクリックします。
[Finish (完了)] をクリックします。
実行する操作を Studio キャンバスにドラッグします。
Siebel Connector の新しい設定を作成するには、[Basic Settings (基本設定)] 領域にあるプラスボタンをクリックします。
設定フォームにデータを入力します。
[Required Libraries (必須のライブラリ)] セクションでは、以前にダウンロードしてある Siebel.jar ライブラリと SiebelJI_xxx ライブラリを追加する必要があります。
[Finish (完了)] をクリックすると、ライブラリが連動関係として追加されますが、Maven 連動関係 UI でさらに多くの連動関係を追加できるように、[Global Element Properties (グローバル要素のプロパティ)] ウィンドウは更新されません。
設定セクションの項目は次の通りです。
Name (名前) - 後ほど参照するために設定の名前を入力します。
User (ユーザー) - 使用する Siebel ユーザー名を入力します。
Password (パスワード) - 対応する Siebel パスワードを入力します。
Server (サーバー) - Siebel インスタンスのサーバー IP アドレスを入力します。
Port (ポート) - ポート番号を入力します。デフォルト値は 2321 です。
Server Name (サーバー名) - Siebel Enterprise のサーバー名を入力します。
RSA Encryption (RSA 暗号化) - RSA 暗号化を使用する場合に選択します。デフォルト値は false です。
Object Manager (オブジェクトマネージャー) - Siebel インスタンスのオブジェクトマネージャーの値を入力します。
Language (言語) - Siebel インスタンスのロケールに対応した言語を入力します。デフォルト値は ENU です。
Encoding (エンコード) - Siebel サーバーでサポートされるエンコード種別を入力します。デフォルト値は utf8 です。
一般検索条件は次のように構成されます。
Default View Mode Bus Comp (デフォルトビューモードバスコンポーネント) - DataSense のデフォルトビューを入力します。この項目のデフォルト値は 3 です。
サポートされる値:
0 (SalesRepView):
単一の役職または営業チームに従ってアクセス制御を適用します。
ユーザーの役職またはユーザーの役職を含む営業チームのいずれかに従ってレコードを表示します。ビジネスコンポーネントの Visibility (表示) 項目または Visibility MV (表示 MV) 項目によって表示を決定します。
1 (ManagerView):
ユーザーとユーザーの部下がアクセスできるレコードを表示します。たとえば、Siebel CRM が「My Team’s Accounts (私のチームのアカウント)」という表示検索条件で表示するレコードが含まれます。
2 (PersonalView):
BusComp ビューモードオブジェクトの Visibility Field (表示項目) プロパティに従ってユーザーがアクセスできるレコードを表示します。たとえば、Siebel CRM が「My Accounts (私のアカウント)」という表示検索条件で表示するレコードが含まれます。
3 (AllView):
有効なオーナーを含むすべてのレコードを表示します。たとえば、Siebel CRM が「All Accounts Across Organizations (組織全体のすべてのアカウント)」という表示検索条件で表示するレコードが含まれます。
DataSense Filter Query Bus Objects (DataSense 検索条件クエリバスオブジェクト) - この項目は、アプリケーションにダウンロードされるビジネスオブジェクトのメタデータに絞り込むためのクエリを作成する場合に使用します。
DataSense Filter Query Bus Comp (DataSense 検索条件クエリバスコンポーネント) - この項目は、アプリケーションにダウンロードされるビジネスコンポーネントのメタデータに絞り込むためのクエリを作成する場合に使用します。
DataSense Filter Int Objects (DataSense 検索条件クエリインテグレーションオブジェクト) - この項目は、アプリケーションにダウンロードされるインテグレーションオブジェクトのメタデータに絞り込むためのクエリを作成する場合に使用します。
DataSense Filter Query (DataSense 検索条件クエリ) - この項目は、アプリケーションにダウンロードされるビジネスサービスのメタデータに絞り込むためのクエリを作成する場合に使用します。
Other (その他) - この項目は、アプリケーションにダウンロードされるビジネスオブジェクト、サービス、またはインテグレーションオブジェクトのメタデータに絞り込むためのクエリを作成する場合に使用します。
検索指定を使用して DataSense で取得するオブジェクトを少ない数に制限してください。そうしないと、大量のメタデータの取得によって Studio の処理速度が遅くなります。 |
コネクタを使用するときに要求と応答を記録するには、Mule アプリケーションの log4j2.xml
設定ファイルの Loggers
要素に次の行を追加して、ロガーを設定します。
<AsyncLogger name="org.mule.modules.siebel.internal.service"
level="DEBUG"/>
xml
次の例は、AsyncLogger
行が追加された Loggers
要素を示しています。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<Configuration status="WARN">
<Appenders>
<Console name="Console" target="SYSTEM_OUT">
<PatternLayout pattern="%d{HH:mm:ss.SSS} [%t] %-5level %logger{36} - %msg%n"/>
</Console>
</Appenders>
<Loggers>
<AsyncLogger name="org.mule.modules.siebel.internal.service" level="DEBUG" additivity="false">
<appender-ref ref="Console" level="debug"/>
</AsyncLogger>
</Loggers>
</Configuration>
xml
アプリケーションログは次の方法で表示できます。
アプリケーションを Anypoint Platform から実行している場合、出力は Anypoint Studio のコンソールウィンドウに表示される。
コマンドラインから Mule を使用してアプリケーションを実行している場合、アプリケーションログは OS コンソールに表示される。
アプリケーションのログファイル (log4j2.xml
) でログファイルパスがカスタマイズされていない場合、次のデフォルトの場所でアプリケーションログを表示することもできます。
MULE_HOME/logs/<app-name>.log
アプリケーションログについての詳細は、「ログの設定」を参照してください。
Siebel Connector は操作ベースであるため、フローにコネクタを追加する際には、実行する操作を指定する必要があります。
Siebel v4.0.0 Connector の一般的なユースケースを紹介します。
Create Business Component (アクション、アカウントなど)。
Anypoint Studio で新しい Mule プロジェクトを作成します。
フローを開始するための適切な Mule インバウンドエンドポイント (HTTP リスナーなど) を追加します。
Create business component 操作を Siebel JDB パレットからキャンバスにドラッグし、選択してプロパティエディターを開きます。
操作パラメーターを設定します。
Transform Message (メッセージ変換) コネクタをフロー上の HTTP リスナーと Siebel Connector の間にドラッグします。
入力ペイロードの必要な項目を設定します。
Execute Business Service (連絡先の作成、アカウントの作成など)。
Anypoint Studio で新しい Mule プロジェクトを作成します。
フローを開始するための適切な Mule インバウンドエンドポイント (HTTP リスナーなど) を追加します。
Execute business service 操作を Siebel JDB パレットからキャンバスにドラッグし、選択してプロパティエディターを開きます。
操作パラメーターを設定します。
Transform Message (メッセージ変換) コネクタをフロー上の HTTP リスナーと Siebel Connector の間にドラッグします。
入力ペイロードの必要な項目を設定します。
Execute Siebel Adapter (インテグレーションオブジェクトの作成)
Anypoint Studio で新しい Mule プロジェクトを作成します。
フローを開始するための適切な Mule インバウンドエンドポイント (HTTP リスナーなど) を追加します。
Execute siebel adapter 操作を Siebel JDB パレットからキャンバスにドラッグし、選択してプロパティエディターを開きます。
操作パラメーターを設定します。
Transform Message (メッセージ変換) コネクタをフロー上の HTTP リスナーと Siebel Connector の間にドラッグします。
入力ペイロードの必要な項目を設定します。
Siebel Connector を使用したプロジェクトからの XML スニペット。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<mule xmlns:ee="http://www.mulesoft.org/schema/mule/ee/core"
xmlns:siebel="http://www.mulesoft.org/schema/mule/siebel"
xmlns:http="http://www.mulesoft.org/schema/mule/http"
xmlns="http://www.mulesoft.org/schema/mule/core"
xmlns:doc="http://www.mulesoft.org/schema/mule/documentation"
xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
xsi:schemaLocation="http://www.mulesoft.org/schema/mule/core
http://www.mulesoft.org/schema/mule/core/current/mule.xsd
http://www.mulesoft.org/schema/mule/http
http://www.mulesoft.org/schema/mule/http/current/mule-http.xsd
http://www.mulesoft.org/schema/mule/siebel
http://www.mulesoft.org/schema/mule/siebel/current/mule-siebel.xsd
http://www.mulesoft.org/schema/mule/ee/core
http://www.mulesoft.org/schema/mule/ee/core/current/mule-ee.xsd">
<configuration-properties file="mule-app.properties"/>
<siebel:siebel-config
name="Siebel_JDB_Siebel"
doc:name="Siebel JDB Siebel"
dataSenseFilterQueryBusComp="[Name] = 'Action'">
<siebel:basic-connection
user="${siebel.user}"
password="${siebel.password}"
server="${siebel.server}"
serverName="${siebel.servername}"
objectManager="${siebel.objectManager}"/>
</siebel:siebel-config>
<http:listener-config name="HTTP_Listener_config" doc:name="HTTP Listener config">
<http:listener-connection host="localhost" port="8081"/>
</http:listener-config>
<flow name="siebel-demosFlow1">
<http:listener
config-ref="HTTP_Listener_config"
path="/create"
doc:name="Listener"/>
<ee:transform doc:name="Transform Message">
<ee:message>
<ee:set-payload><![CDATA[%dw 2.0
output application/java
---
{
"Type":payload.actionType as String,
"Description": payload.description as String
}]]>
</ee:set-payload>
</ee:message>
</ee:transform>
<siebel:create-business-component
config-ref="Siebel_JDB_Siebel"
businessObjectComponentType="Action.Action"
doc:name="Create business component"/>
<ee:transform doc:name="Transform Message">
<ee:message>
<ee:set-payload><![CDATA[%dw 2.0
output application/json
---
payload]]>
</ee:set-payload>
</ee:message>
</ee:transform>
</flow>
</mule>
xml