MuleSoft Accelerator の使用開始

このガイドは、ローカルビルド環境を設定して、アクセラレーターアセットのダウンロード、変更、デプロイを成功させるのに役立ちます。

クイックスタート

使用を開始するには、次の操作を行います。

  1. 必要なソフトウェアと Maven ビルド設定を使用して、​ローカルビルド環境​をセットアップします。

  2. 実装するユースケースに必要なアセットをダウンロードして設定します。一部のユースケースでは、統合されるシステム (SAP、Salesforce Service Cloud など) への変更が必要になります。各アクセラレーターで指定されている指示を必ず読んで従ってください。これは、完全なユースケースの実装ではなく、いくつかの選択されたアセットのみを使用する場合にも適用されます。

  3. 手動または簡単な Maven コマンドを使用して、アプリケーションを独自の CloudHub インスタンスに個別にデプロイします。一度に複数のコンポーネントをデプロイするために使用できる、ヘルパー設定ファイルがある場合もあります。

アクセラレーターアセットの取得と使用についての詳細は、以下のセクションを参照してください。

アセットタイプ

次の表は、提供されるアクセラレーターアセットのタイプと、それらがソリューション全体にどのように適合するかについての詳細を示しています。

タイプ 目的

API 仕様フラグメント

複数の API で再利用される共有 RAML 仕様。ほとんどの API に共通する標準特性、データ型、応答コードを定義します。

Accelerator Global Resources (アクセラレーターグローバルリソース)

REST API

API がコンシューマーに利用可能にするリソースとメソッドを説明する RAML 仕様。MuleSoft の API 主導のアプローチに従って、システムレイヤー、プロセスレイヤー、エクスペリエンスレイヤーに分類されます。

Accelerator OMS System API (アクセラレーター OMS システム API)

テンプレート

個々の API およびその他のインテグレーションのランタイム実装。目的のユースケースを実装するには、これらをカスタマイズして独自の Mule Runtime 環境 (CloudHub など) にデプロイする必要があります。

Accelerator OMS System API - Implementation Template (アクセラレーター OMS システム API - 実装テンプレート)

カスタムアセット

他のカテゴリに当てはまらないドキュメントおよびその他のダウンロード可能なコンポーネント。

Accelerator POM Parent - Source (アクセラレーター POM の親 - ソース)

アクセラレーターアセットの取得

すべてのアクセラレーターアセットは、メイン Anypoint Exchange サイトから入手可能で、現在のサブスクリプションがある場合は自由にダウンロードできます。これらのアセットの設定、構築、デプロイについての詳細は、左側のページナビゲーションメニューのセクションを参照してください。

次の手順は、​ビルド環境設定​ガイドに従って Maven ​settings.xml​ ファイルがすでに設定されていることを前提としています。

Anypoint Exchange から直接インポートする

Anypoint ログイン情報が提供されている場合は、すべてのアクセラレーターテンプレートを Exchange から Anypoint Studio に直接インポートできます。詳細は、Studio のドキュメントを参照してください。

  • Studio から Exchange ウィンドウを開きます (通常は左から 2 番目のツールバーボタン)。

  • プロンプトが表示されたら、Anypoint Exchange にログインします。

  • [Provided by MuleSoft (MuleSoft による提供)]​ ビュー (左上) を選択します。

  • [Search (検索)]​ 項目の左側にある ​[Asset type (アセットタイプ)]​ セレクターをクリックし、​[Templates (テンプレート)]​ を選択します

  • この API のタイトルをコピーして ​[Search (検索)]​ 項目に貼り付け、​Enter​ キーを押します

  • 目的の結果をクリックして、アセットのホームページを開きます

  • [Open (開く)]​ アイコン (右上) をクリックして、アセットを現在のワークスペースにインポートします。

表示された場合は、​[Update your Workspace (ワークスペースを更新)]​ ダイアログとその後の ​[Are you sure? (よろしいですか?)]​ プロンプトをキャンセルできます。テンプレートは、提案された変更の有無にかかわらず適切に機能します。

手動でダウンロードしてインポートする

次の手順は、ブラウザーからこのページを表示していることを前提としています。

  • [Download (ダウンロード)]​ ボタン (右上) をクリックし、テンプレートアーカイブをローカルファイルシステムに保存します。

  • Studio で、現在のパースペクティブが ​[Mule Design (Mule デザイン)]​ に設定されていることを確認します。

  • [Package Explorer]​ の空の領域を右クリックして、​[Import... (+インポート...)]​ を選択します。

  • 選択ダイアログで、​Anypoint Studio​ フォルダーを展開します。

  • [Packaged mule application (.jar) (パッケージ化された Mule アプリケーション (.jar))]​ オプションを選択し、​[Next > (次へ >)]​ をクリックします。

  • ダウンロードした jar ファイルのフルパス名を入力するか、ファイルブラウザーから選択します。

  • 必要に応じて、プロジェクト名からバージョンと ​mule-application-template​ のサフィックスを削除します。

  • [Finish (完了)]​ をクリックして、プロジェクトをインポートします。

上記と同様、プロンプトが表示されたら、​[Update your Workspace (ワークスペースを更新)]​ ダイアログをキャンセルできます。

次のステップ

アセットをインポートまたはデプロイする前に、​ビルド環境​が正しく設定されていることを確認します。アクセラレーターアセットのデプロイ、テスト、カスタマイズについての詳細は、​「アプリケーションデプロイメント」​、​「アプリケーションテスト」​、および​「その他カスタマイズ」​ページも参照してください。アクセラレーターについての詳細は、​「MuleSoft Accelerator」​を参照してください。