支払の最新化デモセットアップガイド

このガイドでは、「支払の最新化」ユースケースデモを実行するために必要なすべてのコンポーネントをセットアップする手順を説明します。

概要

  • ソリューションに必要なコンテナをデプロイするには、Docker ランタイムが必要

  • 汎用コアバンキングシステムが主要なレコードシステムとして使用される

  • ACH および Fedwire メッセージの処理をシミュレートするために、Moov.io コンテナが使用される

  • SWIFT メッセージの処理をシミュレートするために、サードパーティの Java ライブラリが使用される

  • 受信した支払確認をシミュレートするために、カスタムプロセスが使用される

  • このユースケースによって実装された機能のデモのために、 Payments Front-end Web UI (支払フロントエンド Web UI)Leaving the Site​ が作成されている

  • BlockChain トランザクションの処理をサポートするために、MultiChain ウォレットノードが使用される

セットアップ

このガイドでは、提供された API 実装で使用されるサポート対象バックエンドサービスを使用して、デモ環境をセットアップします。これらの API が MuleSoft ユーザーによって採用されている場合、ユーザーはこれらのサンプルバックエンドサービスを好みのサービスに置き換えることが期待されます。

次のコンテナ化されたサービスが Docker にデプロイされます。デモの目的では、すべてのコンテナを 1 つの Docker ノードにデプロイすることをお勧めします。

Payments Front-end Web UI (支払フロントエンド Web UI)Leaving the Site​ は、README ファイルに記載されている手順に従って、コンテナの外部でローカルに実行することもできます。

Payments Front-end Web UI (支払フロントエンド Web UI) の推奨セットアップ:

  1. Docker とその連動関係を任意のサーバーにインストールします。

  2. .env ファイル内の次のプロパティを変更して、 Payments Front-end Web UI (支払フロントエンド Web UI)Leaving the Site​ を設定します。

  3. docker-build.sh スクリプトを実行して、Docker イメージを作成します。

  4. Docker サーバーを実行しているマシン上で docker-run.sh スクリプトを実行して Docker コンテナを起動するか、Docker 管理 UI を使用してコンテナを管理します。

  5. Payments Web UI Experience API (支払フロントエンド Web UI)Leaving the Site​ の ​https.cors.allow-url​ プロパティを、CORS を許可する Payments Front-end Web UI (支払フロントエンド Web UI) エンドポイントで更新します。

Moov.io の推奨セットアップ:

moov.io イメージは、事前作成済みの状態で提供されます。これらは、付属の docker-run.sh スクリプトを使用して Docker サーバーで起動できます。

MultiChain のセットアップ:

MultiChain ノードを Docker コンテナとして実行するには、次の手順を実行します。

  1. Blockchain System API (ブロックチェーンシステム API)Leaving the Site​ の scripts フォルダーにある Dockerfile を使用して、MultiChain イメージを作成します。

  2. docker-run.sh​ スクリプトを実行して、コンテナをデプロイし、ネットワークポートをセットアップします。​docker-exec.sh​ を実行して MultiChain を作成し、MultiChain コンテナを使用するように json-rpc サービスを設定します。