Oracle E-Business Suite 12.1 コネクタ - Mule 4

サポートカテゴリ: Premium

Oracle EBS 12.1 コネクタバージョン 5.1

Oracle E-Business Suite 用 Anypoint コネクタ (Oracle EBS コネクタ) を使用すると、Oracle EBS にリアルタイムに接続して Web サービスやメッセージキューを使用してクエリや更新を実行できます。このコネクタは、Oracle EBS v12.1.x 向けに開発されています。

Oracle EBS コネクタでは、次のものと統合できます。

  • 財務管理モジュールと注文管理モジュール: 財務管理サービスと注文管理サービスに対する API を完全にカバーしています。

  • PL/SQL インテグレーション: 標準 PL/SQL とユーザ定義の PL/SQL の両方を呼び出すことができます。

  • XML Gateway: インバウンドとアウトバウンドで、メッセージを EBS に送受信します。

  • ビジネスイベント: EBS で WF_JMS_JMS_OUT​ トピックを使用してイベントが起動されたときにメッセージを受信することができます。

前提条件

この情報を使用するには、Oracle EBS、Mule Runtime Engine (Mule)、Anypoint コネクタ、Anypoint Studio、Mule の概念、Mule フローの要素、グローバル要素に精通している必要があります。

対象リソースへの接続をテストするには、ログイン情報が必要です。

Maven でこのコネクタを使用するには、Anypoint Exchange の [Dependency Snippets (連動関係スニペット)] で pom.xml の連動関係情報を確認してください。

POM ファイル情報

<dependency>
  <groupId>org.mule.connectors</groupId>
  <artifactId>mule-oracle-ebs-connector</artifactId>
  <version>RELEASE</version>
  <classifier>mule-plugin</classifier>
</dependency>

Mule は、RELEASE​ を最新バージョンに変換します。バージョンを指定するには、Anypoint Exchange で Oracle E-Business Suite (EBS) 12.1 コネクタ​に移動し、[Dependency Snippets (連動関係スニペット)]​ をクリックします。

コネクタのアーキテクチャ

Oracle EBS には、さまざまな種類のインテグレーションに対応するための各種のテクノロジや製品が含まれています。エンタープライズアプリケーションとのインテグレーションには、次の技術が最も広く使用されています。

  1. データ中心のインテグレーション。

  2. Oracle ビジネスイベントシステムと XML Gateway キューを使用したイベント駆動型インテグレーション。

  3. Oracle E-Business Suite Integrated SOA Gateway (ISG) を使用した Web サービスによるインテグレーション。

Oracle EBS コネクタのアーキテクチャ

Web サービスエンドポイント

次の Oracle Web サービスエンドポイントがサポートされています。

  • Receivables

    • DQM 検索サービス (/oracle/apps/ar/hz/service/party/DqmSearchService​)

      • Find Parties

    • Email (メール) ビジネスオブジェクトサービス (/oracle/apps/ar/hz/service/party/EmailService​)

      • Create E-mail

      • Get E-mail

      • Save E-mail

      • Update E-mail

    • Location (場所) ビジネスオブジェクトサービス (/oracle/apps/ar/hz/service/party/LocationService​)

      • Create Location

      • Get Location

      • Save Location

      • Update Location

    • Organization (組織) ビジネスオブジェクトサービス (/oracle/apps/ar/hz/service/party/OrganizationService​)

      • Create Organization

      • Get Organization

      • Get Organizations Created

      • Get Organizations Updated

      • Save Organization

      • Update Organization

    • Organization Contact (組織担当者) ビジネスオブジェクトサービス (/oracle/apps/ar/hz/service/party/OrgContactService​)

      • Create Organization Contact

      • Get Organization Contact

      • Save Organization Contact

      • Update Organization Contact

    • Organization Customer (組織顧客) ビジネスオブジェクトサービス (/oracle/apps/ar/hz/service/account/OrgCustomerService​)

      • Create Organization Customer

      • Get Organization Customer

      • Get Organization Customers Created

      • Get Organization Customers Updated

      • Save Organization Customer

      • Update Organization Customer

    • Party Site Business (パーティサイトビジネス) オブジェクトサービス (/oracle/apps/ar/hz/service/party/PartySiteService​)

      • Create Party Site

      • Get Party Site

      • Save Party Site

      • Update Party Site

    • Person Business (個人ビジネス) オブジェクトサービス (/oracle/apps/ar/hz/service/party/PersonService​)

      • Create Person

      • Get Person

      • Get Persons Created

      • Get Persons Updated

      • Save Person

      • Update Person

    • Person Customer (個人顧客) ビジネスオブジェクトサービス (/oracle/apps/ar/hz/service/account/PersonCustomerService​)

      • Create Person Customer

      • Get Person Customer

      • Get Person Customers Created

      • Get Person Customers Updated

      • Save Person Customer

      • Update Person Customer

    • Phone Business (電話番号) ビジネスオブジェクトサービス (/oracle/apps/ar/hz/service/party/PhoneService​)

      • Create Phone

      • Get Phone

      • Save Phone

      • Update Phone

    • Relationship (リレーションシップ) ビジネスオブジェクトサービス (/oracle/apps/ar/hz/service/party/RelationshipService​)

      • Create Relationship

      • Get Relationship

      • Save Relationship

      • Update Relationship

    • Web Business (Web ビジネス) オブジェクトサービス (/oracle/apps/ar/hz/service/party/WebService​)

      • Create Web

      • Get Web

      • Save Web

      • Update Web

PL/SQL 機能について、コネクタは次のものを標準でサポートし、カスタム機能もサポートしています。

  • Install Base

    • 品目インスタンスの管理 (CSI_ITEM_INSTANCE_PUB​)

      • Copy Item Instance

      • Create Item Instance

      • Get Item Instances

      • Get Item Instance Details

      • Update Item Instance

  • Order Management

    • Process Order API (OE_ORDER_PUB​)

      • Delete Line

      • Delete Order

      • Get Order

      • ID to Value

      • Lock Order

      • Process Header

      • Process Line

      • Process Order

      • Update Header

      • Update Line

      • Value to ID

    • Purchase Order Acknowledgments Extension Columns API (EC_POAO_EXT​)

      • POAO Populate Ext Lev01

      • POAO Populate Ext Lev02

    • Purchase Order Change Acknowledgments Extension Columns API (EC_POCAO_EXT​)

      • POCAO Populate Ext Lev01

      • POCAO Populate Ext Lev02

    • Sales Agreement API (OE_BLANKET_PUB​)

      • Process Blanket

    • 出荷確認 (OE_SHIP_CONFIRMATION_PUB​)

      • Ship Zero

  • Payables

    • 仕入先パッケージ (AP_VENDOR_PUB_PKG​)

      • Create Vendor

      • Create Vendor Contact

      • Create Vendor Site

  • Receivables

    • 請求書作成 (AR_INVOICE_API_PUB​)

      • Create Invoice

      • Create Single Invoice

  • Trading Community

    • 場所 (HZ_LOCATION_V2PUB​)

      • Create Location

      • Create Location 1

      • Update Location

      • Update Location 1

    • パーティ担当者 (HZ_PARTY_CONTACT_V2PUB​)

      • Create Org Contact

      • Create Org Contact Role

      • Update Org Contact

      • Update Org Contact Role

Design Center での接続

  1. トリガを選択します。このコネクタをトリガとして使用するか、HTTP リスナまたはスケジューラトリガを使用できます。JMS の場合、Oracle ソフトウェアに付属するドライバを提供する必要があります。

    Oracle EBS コネクタでは、Oracle EBS からの情報の到達時にアプリケーションをトリガするための次の操作が提供されます。

    • ビジネスイベントソース

    • XML Gateway アウトバウンドソース

  2. Flow Designer で [Click here to set it up (セットアップするにはここをクリック)]​ をクリックし、ファイルシステムにあるこのコネクタのドライバを参照して選択し、アップロードします。
    または、すでにアップロードされているドライバを検索して選択します。

  3. 実行する操作に応じて、各種のセットアップを作成できます。

    • OracleEBS JMS

    • OracleEBS PL-SQL

    • OracleEBS Web サービス

      1. PL/SQL 操作をコールするには、PL/SQL 設定を作成します。

        • Username (ユーザ名): PL/SQL Web サービスをコールするユーザ名。適切な権限を持っていることを確認してください。

        • Password (パスワード): このユーザ名のパスワード。

        • Host (ホスト): Oracle EBS インスタンスのホスト。

        • Port (ポート): Oracle EBS Web サービスのポート。

        • SSL: 有効になっている場合、HTTP ではなく HTTPS を使用してコールを実行します。

        • Responsibility Name (職責名): 操作を実行するのに必要な職責名。

        • Responsibility Application Name (職責アプリケーション名): 操作を実行するのに必要なアプリケーションの短縮名。

        • Security Group Name (セキュリティグループ名): Oracle EBS インスタンスのセキュリティグループキー (省略可能)。デフォルト値は STANDARD (標準) です。

        • NLS Language (NLS 言語): Oracle EBS インスタンスの NLS 言語 (省略可能)。デフォルト値は AMERICAN (米国英語) です。

        • Org ID (組織 ID): Oracle EBS インスタンスの組織 ID (省略可能)。デフォルト値は 204 です。

      2. その他の種類の Web サービスをコールするには、Web サービス設定を作成します。

        • Username (ユーザ名): PL/SQL Web サービスをコールするユーザ名。適切な権限を持っていることを確認してください。

        • Password (パスワード): このユーザ名のパスワード。

        • Host (ホスト): Oracle EBS インスタンスのホスト。

        • Port (ポート): Oracle EBS Web サービスのポート。

        • SSL: 有効になっている場合、HTTP ではなく HTTPS を使用してコールを実行します。

        • TrustStore file name (TrustStore ファイル名): HTTPS コール用のカスタムトラストストアファイル (省略可能)。

        • TrustStore password (TrustStore パスワード): TrustStore のパスワード (省略可能)。

        • Disable Common Name Checking (一般名チェックの無効化): SSL 証明書の一般名 (CN) チェックを無効にします (省略可能)。

        • Responsibility Name (職責名): 操作を実行するのに必要な職責名。

        • Responsibility Application Name (職責アプリケーション名): 操作を実行するのに必要なアプリケーションの短縮名。

        • Security Group Name (セキュリティグループ名): Oracle EBS インスタンスのセキュリティグループキー (省略可能)。デフォルト値は STANDARD (標準) です。

        • NLS Language (NLS 言語): Oracle EBS インスタンスの NLS 言語 (省略可能)。デフォルト値は AMERICAN (米国英語) です。

        • Org ID (組織 ID): Oracle EBS インスタンスの組織 ID (省略可能)。デフォルト値は 204 です。

      3. コネクタを使用してビジネスイベントまたは XML Gateway キューに登録するには、JMS 設定を作成します。これは 2 つの接続種別をサポートしています。1 つはデータベース URL 全体を設定するもので、もう 1 つは個々のパラメータとして定義するものです。

        • Username (ユーザ名): Oracle EBS データベースのユーザ名。

        • Password (パスワード): このユーザ名のパスワード。

        • URL: Oracle EBS データベースの URL。

        • Read Receive Timeout (読み取り受信タイムアウト): タイムアウト値 (ミリ秒) - この例では 30000。

        • Username (ユーザ名): Oracle EBS データベースのユーザ名。

        • Password (パスワード): このユーザ名のパスワード。

        • Host (ホスト): Oracle EBS データベースのホスト。

        • Port (ポート): Oracle EBS データベースのポート。この例では、ポート 1521 を使用しています。

        • Database SID (データベース SID): データベースの SID。

  4. プラス記号を選択して、コンポーネントを追加します。

  5. コンポーネントとしてコネクタを選択します。

    Design Center コンポーネントとしてコネクタを選択
  6. 操作を選択します。たとえば [Get Party Site]​ を選択します。

  7. 次の項目を設定します。

    1. Id: Party site (パーティサイト) ビジネスオブジェクトの TCA 識別子。

    2. Orig Sys (元のシステム): Party Site (パーティサイト) の元のシステムの名前。

    3. Orig Sys Ref (元のシステムの参照): Party Site (パーティサイト) の元のシステムの参照。

このコネクタのライブラリの追加

ビジネスイベントまたは XML Gateway キューをサブスクライブするには、JMS 設定に 2 つの外部ライブラリが必要です。

  1. コネクタの [JMS Configuration (JMS 設定)] に移動します。

  2. メッセージの下の [Set Up (セットアップ)]​ をクリックして、ドライバをセットアップします。

  3. ライブラリをアップロードして選択します。

    1. Oracle AQ API: EBS インスタンスの $ORACLE_HOME/rdbms/jlib/aqapi.jar​ から取得できます。

    2. Oracle Database JDBC Driver (Oracle データベース JDBC ドライバ): 同様にインスタンスの $ORACLE_HOME/jdbc/lib/ojdbc6.jar​ から取得できます。

      Oracle JDBC ドライバと AQ API の OracleEBS JMS ドライバ

Studio プロジェクトへのコネクタの追加

Anypoint Studio には、コネクタを Studio プロジェクトに追加する 2 つの方法があります。

  • Studio タスクバーの Exchange ボタンから

  • [Mule Palette (Mule パレット)] ビューから

Exchange を使用してコネクタを追加する

  1. Studio で Mule プロジェクトを作成します。

  2. Studio タスクバーの左上にある Exchange アイコン (X)​ をクリックします。

  3. Exchange で、[Login (ログイン)]​ をクリックし、Anypoint Platform のユーザ名とパスワードを指定します。

  4. Exchange で、「ebs」を検索します。

  5. コネクタを選択して [Add to project (プロジェクトに追加)]​ をクリックします。

  6. 画面の指示に従ってコネクタをインストールします。

Studio でコネクタに追加する

  1. Studio で Mule プロジェクトを作成します。

  2. [Mule Palette (Mule パレット)] ビューで、[(X) Search in Exchange ((X) Exchange 内を検索)]​ をクリックします。

  3. [Add Modules to Project (モジュールをプロジェクトに追加)]​ で、検索項目に「ebs」と入力します。

  4. [Available modules (使用可能なモジュール)]​ で、このコネクタの名前をクリックします。

  5. [Add (追加)]​ をクリックします。

  6. [Finish (完了)]​ をクリックします。

Studio で設定する

  1. コネクタの操作を Studio キャンバスにドラッグします。

  2. 例の Get Party Site を設定します。

    1. Id: Party Site (パーティサイト) ビジネスオブジェクトの TCA ID。

    2. Orig Sys (元のシステム): パーティサイトの元のシステムの名前。

    3. Orig Sys Ref (元のシステムの参照): パーティサイトの元のシステムの参照。

Get Party Site 操作の設定

PSQL および Web サービスの要求および応答のログ記録

コネクタを使用する場合に PSQL および Web サービスの要求および応答をログに記録するには、ロガーを設定します。

  • PSQL の要求と応答の場合、次の行を Mule アプリケーションの log4j2.xml​ 設定ファイルの Loggers​ 要素に追加します。

    <AsyncLogger name=name="org.mule.service.http.impl.service.HttpMessageLogger"
       level="DEBUG"/>
  • Web サービスの要求と応答の場合、次の行を Mule アプリケーションの log4j2.xml​ 設定ファイルの Loggers​ 要素に追加します。

    <AsyncLogger name="org.apache.cxf.service" level="INFO"/>

    次の例に示されている Loggers​ 要素では、Web サービスの要求と応答をログに記録するように AsyncLogger​ 行が設定されています。

    <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
    <Configuration status="WARN">
        <Appenders>
            <Console name="Console" target="SYSTEM_OUT">
                <PatternLayout pattern="%d{HH:mm:ss.SSS} [%t] %-5level %logger{36} - %msg%n"/>
            </Console>
        </Appenders>
        <Loggers>
            <AsyncLogger name="org.apache.cxf.service" level="INFO" additivity="false">
                <appender-ref ref="Console" level="debug"/>
            </AsyncLogger>
        </Loggers>
    </Configuration>

ユースケース: 操作をコールして記録する

このサンプルフローは、30 秒ごとに操作をコールし、その出力を記録します。

  1. [Scheduler (スケジューラ)] をドラッグし、頻度を 30 秒に設定します。

  2. [Mule Palette (Mule パレット)] ビューから [Oracle EBS] > [Get Party Site]​ を選択し、フローにドラッグします。

  3. 入力を設定します。

  4. [Logger (ロガー)] をドラッグし、メッセージを #[payload]​ に設定します。

[Scheduler] アイコン、[Get Party Site] アイコン、[Logger (ロガー)] アイコンが表示された Studio フロー

ユースケース: XML

前述の例のコードを次に示します。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>

<mule xmlns:ee="http://www.mulesoft.org/schema/mule/ee/core"
	xmlns:oracle-ebs="http://www.mulesoft.org/schema/mule/oracle-ebs"
	xmlns="http://www.mulesoft.org/schema/mule/core"
	xmlns:doc="http://www.mulesoft.org/schema/mule/documentation"
	xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
	xsi:schemaLocation="http://www.mulesoft.org/schema/mule/core
	http://www.mulesoft.org/schema/mule/core/current/mule.xsd
http://www.mulesoft.org/schema/mule/oracle-ebs
http://www.mulesoft.org/schema/mule/oracle-ebs/current/mule-oracle-ebs.xsd
http://www.mulesoft.org/schema/mule/ee/core
http://www.mulesoft.org/schema/mule/ee/core/current/mule-ee.xsd">
	<oracle-ebs:web-services-config
		name="OracleEBS_Web_Services"
		doc:name="OracleEBS Web Services" >
		<oracle-ebs:web-services-connection
			username="${username}"
			password="${password}"
			host="${host}"
			responsibilityName="${responsibilityName}"
			responsibilityApplicationName="${responsibilityApplicationName}" />
	</oracle-ebs:web-services-config>
	<flow name="ebs_testFlow" >
		<scheduler doc:name="Scheduler" >
			<scheduling-strategy >
				<fixed-frequency frequency="30" timeUnit="SECONDS"/>
			</scheduling-strategy>
		</scheduler>
		<oracle-ebs:get-party-site
			doc:name="Get party site"
			config-ref="OracleEBS_Web_Services"
			id="1000"/>
		<logger level="INFO" doc:name="Logger" message="#[payload]"/>
	</flow>
</mule>

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