Sockets Connector のトラブルシューティング - Mule 4

Sockets 用 Anypoint Connector (Sockets Connector) のトラブルシューティングを行うには、冗長ログの有効化と、スローされる一般的なメッセージの解釈に関する情報を理解しておきます。

冗長ログの有効化

アプリケーションと Sockets Connector のやりとりが失敗する理由の理解を深めるには、コネクタの冗長ログを一時的に有効にします。

Mule アプリケーションのパフォーマンスに影響するため、トラブルシューティングが完了したら、必ず拡張された冗長性を無効にしてください。

設定ファイルで冗長ログを有効にする手順は、次のとおりです。

  1. Anypoint Studio にアクセスし、​[Package Explorer]​ ビューに移動します。

  2. アプリケーションのプロジェクト名を開きます。

  3. src/main/resources​ パスフォルダーを開きます。

  4. フォルダー内の ​log4j2.xml​ ファイルを開きます。

  5. <Loggers>​ タグ内に ​<AsyncLogger>​ タグを追加します。

    			<Loggers>
    				...
    				<AsyncLogger name="org.mule.extension.socket" level="DEBUG"/>
    				...
    			</Loggers>
    xml
  6. アプリケーションの変更を保存します。

  7. Package Explorer​ でプロジェクト名をクリックし、​[Run (実行)]​ > ​[Run As (別のユーザーとして実行)]​ > ​[Mule Application (Mule アプリケーション)]​ をクリックします。

一般的なスローを理解する

ここでは、一般的なスローメッセージとその解決方法を示します。

  • SOCKETS:UNKNOWN_HOST

    Mule ではホストの IP アドレスを判断できません。
  • SOCKETS:CONNECTIVITY

    接続が有効ではなくなりました。アプリケーションの設定で定義されている場合、再接続ポリシーを適用してください。
  • SOCKETS:CONNECTION_TIMEOUT

    The attempt to connect to the Socket timed out. (ソケットへの接続試行がタイムアウトになりました。)
  • SOCKETS:RETRY_EXHAUSTED

    操作の最大再試行回数に達しました。
  • SOCKETS:LENGTH_EXCEEDED

    There was an attempt of reading or writing more bytes than the allowed limit. (許可されている制限を超えるバイト数の読み取りまたは書き込みが試行されました。)