Workday - コネクタのバージョン 12.0 へのアップグレード - Mule 4

Workday 用 Anypoint Connector (Workday Connector) をバージョン 12.0.0 にアップグレードします。

サポートされているアップグレードパス

開始バージョン 終了バージョン

11.1.x

12.0.0

このリリースでの変更

このリリースには、次の変更が含まれています。

  • Workday API を 34.0 にアップグレード

  • Workday Student Core Web サービスを呼び出すための Student Core​ 操作を追加

  • On New Objects​ 入力元を、データをより効率よくポーリングする On Modified Objects​ 入力元に変更。

    詳細は、​「On Modified Objects 入力元」​を参照してください。

  • ヘッダーを属性として返すようにすべての操作を変更

  • 新しい Response Timeout​ 項目と Response Timeout Unit​ 項目を使用して、入力元 (On Modified Objects​) とすべてのコネクタ操作で応答タイムアウトを設定する機能を追加

  • 接続タイムアウト項目を、値と時間単位の項目に分割

    詳細は​「接続種別の変更」​を参照してください。

  • Reconnect​ オブジェクトと Reconnect Forever​ オブジェクトから blocking​ 項目を削除

  • WORKDAY:UNKNOWN​ エラー種別を削除

接続種別の変更

以下の項目は、値と時間単位の項目に分割されました。

v11.1.x の項目 変更後

Connection Idle Timeout (接続アイドルタイムアウト)

Connection Idle Timeout (接続アイドルタイムアウト) と Connection Idle Timeout Unit (接続アイドルタイムアウト単位)

Connection Timeout (接続タイムアウト)

Connection Timeout (接続タイムアウト) と Connection Timeout Unit (接続タイムアウト単位)

On Modified Objects 入力元

Workday Connector バージョン 11.1.x の On New Objects​ 入力元は、指定された期間の最初から現在まで Workday リソースのデータをポーリングしていました。この処理を Workday インスタンスの各ワーカーに対して行っていたため、インスタンスに数千ものワーカーが含まれている場合は、時間効率が非常に悪くなっていました。

新しい On Modified Objects​ 入力元は、常に指定された期間で最新のデータをポーリングします。1 回のポーリングの反復後、この入力元は最も古い瞬間を前回の最も新しい瞬間として設定し、最も新しい瞬間を現在の日付と時刻として設定します。これらのポーリングの変更により、On Modified Objects​ 入力元は On New Objects​ 入力元よりはるかに効率的になりました。

On Modified Objects​ 入力元は、次の Web サービスと操作で使用できます。

  • Human Resources Web Service

    • Get Job Profiles​ 操作

  • Recruiting​ Web サービス

    • Get Evergreen Requisitions​ 操作

    • Get Job Requisitions​ 操作

  • Staffing​ Web サービス

    • Get Workers​ 操作

    • Get Positions​ 操作

次の例は、On Modified Objects​ 入力元の使い方を示しています。この例の動作は次のようになります。

  • HTTP Listener​ は、localhost:8081/put-worker​ パス上でイベントをリスンします。

    HTTP Listener​ がこのパス上でイベントを検出すると、最初のフローを開始します。このフローは、新しい役職を作成し、作成された役職に対して新しいワーカーを雇用します。

  • On Modified Objects​ 入力元は、サーバー上でのデータの変更をリスンします。

    新しいワーカーが雇用されたというメッセージを入力元が受け取ると、次のフローを開始します。このフローは、ワーカーの情報を Anypoint Studio コンソールに記録します。

この例のフローをすばやく Mule アプリケーションに読み込むには、次のコードを XML エディターに貼り付けます。必要に応じて、環境に合わせて値を変更します。

アップグレード前提条件

Workday Connector をバージョン 11.1.x からバージョン 12.0.0 にアップグレードする前に、以下の作業を行う必要があります。

  1. 以前のバージョンに復元する必要がある場合に備えて、ファイル、データ、設定のバックアップを作成します。

  2. Workday Connector v12.0 をインストールし、以前に Workday Connector v11.1.x に含まれていた Workday 操作を置き換えます。

アップグレード手順

Workday Connector v11.1.x から Workday Connector v12.0 にアップグレードする手順は、次のとおりです。

  1. Studio で Mule プロジェクトを作成します。

  2. [Mule Palette (Mule パレット)] ビューで、[Search in Exchange (Exchange 内を検索)]​ をクリックします。

  3. [Add Dependencies to Project (連動関係をプロジェクトに追加)]​ ウィンドウで、検索項目に「Workday​」と入力します。

  4. [Available modules (使用可能なモジュール)]​ セクションで、[Workday Connector (Workday Connector)]​ を選択し、[Add (追加)]​ をクリックします。

  5. [Finish (完了)]​ をクリックします。

  6. pom.xml​ ファイルで workday-connector​ 連動関係のバージョンが 12.0.0​ であることを確認します。

Studio はコネクタを自動的にアップグレードします。

アップグレードを確認する

コネクタの最新バージョンをインストールしたら、次の手順に従ってアップグレードを確認します。

  1. Studio の [Problems (問題)]​ または [Console (コンソール)]​ ビューでエラーがないことを確認します。

  2. プロジェクトの pom.xml​ ファイルをチェックして、問題がないことを確認します。

  3. 接続をテストして、操作が機能することを確認します。

トラブルシューティング

パラメーターおよびメタデータのキャッシュに問題がある場合は、Studio を再起動してください。

アップグレードの復元

以前のバージョンの Workday Connector に戻す必要がある場合、プロジェクトの pom.xml​ ファイルの workday-connector​ 連動関係バージョンを前のバージョン 12.0.0​ に変更します。

Studio でプロジェクトの pom.xml​ ファイルを更新する必要があります。