API プロキシのデプロイ

API プロキシを CloudHub、Runtime Fabric、またはハイブリッドクラウド環境にデプロイできます。プロキシアプリケーションに割り当てられるリソースは、使用しているプロキシの種別によって異なります。たとえば、CloudHub プロキシには、デフォルトで 0.1 vCore の CPU と 500 MB のメモリが含まれています。

必要に応じて、​「Runtime Manager」​ からリソースの割り当てを変更します。

前提条件

Runtime Fabric またはハイブリッドクラウド環境で作業する場合は、API プロキシをデプロイする前に、次の要件を満たしてください。

  • Runtime Fabric

    • アカウントで「Manage APIs Configuratio (API 設定の管理)」および「Deploy API Proxies (API プロキシのデプロイ)」権限を取得する。

    • Mule バージョン 3.8.7、3.9.1, 4.1.2、またはそれ以降を使用する。

  • Hybrid:

    • 非公開サーバーの場合、組織用に設定された Mule Runtime Engine (Mule) インスタンスへのアクセス権を取得する。

      Mule インスタンスをサーバーとして設定する方法についての詳細は、​「Runtime Manager へのサーバーの追加」​を参照してください。

    • Mule インスタンスと互換性のある Mule エージェントを使用して非公開サーバーを登録する。

      Mule バージョン 3.8 以降の場合は、Mule エージェント 1.9.0 を使用します。Mule 4.x の場合はリリースノートで指定された Mule Agent を使用します。

API プロキシのデプロイ

プロキシをデプロイするには、以下の手順を完了します。

  1. [Anypoint Platform]​ > ​[API Manager]​ に移動します。

  2. [API Administration (API 管理)]​ で、​[Add API (API を追加)]​ をクリックし、​[Add new API (新しい API を追加)]​ をクリックします。

  3. ランタイムとして ​[Mule Gateway (Mule ゲートウェイ)]​ を選択します。

  4. [Proxy type (プロキシ種別)]​ で ​[Deploy a proxy application (プロキシアプリケーションをデプロイ)]​ を選択します。

  5. プロキシアプリケーションのデプロイを選択した場合は、以下のオプションから​対象種別​を選択します。

    • CloudHub 2.0​: コンテナベースのクラウドインフラストラクチャで MuleSoft によってホストされている Mule Runtime を使用する場合は、このオプションを選択します。CloudHub 2.0 プロキシには、デフォルトで 0.1 vCore の CPU が含まれています。

      1. スペースを選択します。

        スペースについての詳細は、​『共有スペース』 and 『非公開スペース』​を参照してください。

      2. [Runtime Version (ランタイムバージョン)]​ で、次の操作を実行します。

        1. [Runtime Channel (ランタイムチャネル)]​ を選択します。

        2. Mule Runtime の ​[Version (バージョン)]​ を選択します。

        3. [Java version (Java バージョン)]​ を選択します。

      3. [Proxy app name (プロキシアプリケーション名)]​ を入力します。

    • CloudHub:​ MuleSoft によってクラウドでホストされている Mule Runtime を使用する場合は、このオプションを選択します。CloudHub プロキシには、デフォルトで 0.1 vCore の CPU と 500 MB のメモリが含まれています。

      1. [Runtime Version (ランタイムバージョン)]​ で、次の操作を実行します。

        1. [Runtime Channel (ランタイムチャネル)]​ を選択します。

        2. Mule Runtime の ​[Version (バージョン)]​ を選択します。

        3. [Java version (Java バージョン)]​ を選択します。

      2. [Proxy app name (プロキシアプリケーション名)]​ を入力します。

    • Hybrid (ハイブリッド):​ Runtime Manager に登録されているオンプレミスサーバーで実行される Mule Runtime インスタンスを使用する場合、このオプションを選択します。

      詳細は、​「Runtime Manager でのサーバーの登録」​を参照してください。

      1. リストから接続先を選択するか、​[Add server (サーバーを追加)]​ をクリックします。

      2. [Proxy app name (プロキシアプリケーション名)]​ を入力します。

    • Self-managed Server (自己管理型サーバー):​ JAR ファイルを作成して、Runtime Manager に登録されていないオンプレミスサーバーで実行される Mule Runtime インスタンスに API プロキシをデプロイする場合、このオプションを選択します。詳細は、『On-Premises Deployment Model』を参照してください。

API Manager で API プロキシを自己管理型サーバーにデプロイしても、プロキシはオンプレミスサーバーにデプロイされません。API Manager でプロキシをデプロイした後に、プロキシをオンプレミスサーバーにデプロイします。 . 『新しい API プロキシ JAR ファイルをダウンロードします』​。 . 『JAR ファイルをオンプレミスサーバーにデプロイします』​。

  • Runtime Fabric:​ Runtime Fabric で管理された Mule Runtime Engine に API プロキシをデプロイする場合、[Runtime Fabric] を選択します。 詳細は、​「Runtime Fabric への API プロキシのデプロイ」​を参照してください。

    1. リストから対象を選択します。

    2. [Runtime Version (ランタイムバージョン)]​ で、次の操作を実行します。

      1. [Runtime Channel (ランタイムチャネル)]​ を選択します。

      2. Mule Runtime の ​[Version (バージョン)]​ を選択します。

      3. [Java version (Java バージョン)]​ を選択します。

    3. [Proxy app name (プロキシアプリケーション名)]​ を入力します。

      1. 以下のオプションから API を選択します。

  • 管理する API を Exchange を介して共有している場合、​[Select API from Exchange (Exchange から API を選択)]​ をクリックします。

    1. [Select API (API を選択)]​ の下のリストから API をクリックします。必要に応じて、特定の API を検索できます。

    2. 最新バージョンを使用していない場合は、​[Asset type (アセットタイプ)]​、​[API version (API バージョン)]​、および ​[Asset version (アセットバージョン)]​ を更新します。

      Exchange でのバージョンについての詳細は、『アセットバージョン』を参照してください。

    3. [RAML/OAS]​ アセットタイプを選択した場合は、API の ​[Conformance Status (準拠状況)]​ を表示して、API が準拠していることを確認します。​[Conformance Status (準拠状況)]​ が非準拠の場合、デプロイ後に​ガバナンスレポート​を表示して、準拠の問題を見つけて修正します。​ガバナンスレポート​についての詳細は、『API インスタンスの管理』を参照してください。

  • [Create new API (新しい API を作成)]​ をクリックします。

    1. 新しい API アセットの​名前​を入力します。

    2. 以下のオプションから​アセットタイプ​を選択します。

      • REST API:​ アセットに含める RAML または OAS API 定義ファイルがある場合は、このオプションを選択します。

        REST API の RAML または OAS ファイルをアップロードします。バージョン 2.0.0 以降ではネイティブ OAS サポートが追加されるので、OAS または RAML 仕様に推奨されるバージョンです。OAS API 仕様を API プロキシバージョン 1.0 以前にアップロードすると、API 仕様は RAML に変換されます。

      • HTTP API:​ アセットに含める API 定義ファイルがない場合は、このオプションを選択します。

      • SOAP API:​ WSDL API 定義ファイルまたはファイルへの外部リンクがある場合は、このオプションを選択します。

        SOAP API の WSDL ファイルをアップロードするか、ファイルへのリンクを追加します。
        このオプションは、現時点では Flex Gateway ランタイムでは使用できません。

    3. 最新バージョンを使用していない場合は、​[Asset type (アセットタイプ)]​、​[API version (API バージョン)]​、および ​[Asset version (アセットバージョン)]​ を更新します。

      Exchange でのバージョンについての詳細は、『アセットバージョン』を参照してください。

    4. [RAML/OAS]​ アセットタイプを選択した場合は、API の ​[Conformance Status (準拠状況)]​ を表示して、API が準拠していることを確認します。[Conformance Status (準拠状況)] が非準拠の場合、デプロイ後に​ガバナンスレポート​を表示して、準拠の問題を見つけて修正します。​ガバナンスレポート​についての詳細は、『API インスタンスの管理』を参照してください。

      1. [Next (次へ)]​ をクリックします。

      2. ダウンストリーム設定を定義します。

      3. [Next (次へ)]​ をクリックします。

      4. アップストリーム設定を定義します。

      5. [Next (次へ)]​ をクリックします。

      6. 選択内容を確認し、必要に応じて編集します。

      7. デプロイする準備ができたら、​[Save & Deploy (保存してデプロイ)]​ をクリックします。または、​[Save (保存)]​ を選択して API インスタンスを保存し、後でデプロイします。