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Monitoring API ManagerAnypoint Studio (Studio) エディターは、Mule アプリケーション、プロパティ、および設定ファイルの設計と更新に役立ちます。
Studio でコネクタを追加および設定する手順は、次のとおりです。
X12 Connector 2.x を使用するにはデフォルトの Anypoint 設定を変更する必要があります。
Anypoint Studio 7.1.0 以降を X12 Connector 2.x と一緒に使用するために標準メモリ設定より多くのメモリが必要な場合、Studio のメモリ設定を変更する必要があります。
Anypoint Studio メモリを 4 GB に設定します。これは、このコネクタのほとんどの用途に対応する十分な容量です。
Anypoint Studio インストールディレクトリで Anypoint.ini
ファイルを編集し、-Xms
および -Xmx
で始まる 2 つの行を次のように変更します。
-Xms4096m -Xmx4096m
text
Studio で初めてコネクタを設定する場合は、「Use Studio to Configure a Connector (Studio を使用したコネクタの設定)」を参照してください。このトピックを参照した後、コネクタ項目についての詳細情報が必要な場合は、「X12 EDI リファレンス」を参照してください。
Studio で、コネクタを追加および設定する新しい Mule プロジェクトを作成します。
Studio で、[File (ファイル)] > [New (新規)] > [Mule Project (Mule プロジェクト)] を選択します。
Mule プロジェクトの名前を入力して、[Finish (完了)] をクリックします。
X12 EDI (X12 Connector) を Mule プロジェクトに追加して、XML コードにコネクタの名前空間およびスキーマの場所を自動的に入力し、プロジェクトの pom.xml
ファイルに必須の連動関係を追加します。
[Mule Palette (Mule パレット)] ビューで、[(X) Search in Exchange ((X) Exchange 内を検索)] をクリックします。
[Add Modules to Project (モジュールをプロジェクトに追加)] で、検索項目に「X12 EDI
」と入力します。
[Available modules (使用可能なモジュール)] で [X12 Connector] をクリックします。
[Add (追加)] をクリックします。
[Finish (完了)] をクリックします。
Studio でコネクタを Mule プロジェクトに追加しても、Studio ワークスペースの他のプロジェクトはそのコネクタを使用できません。
ソースは、指定された条件が満たされたときにフローを開始します。 X12 EDI Connector で使用するように次のソースを設定できます。
HTTP Listener (HTTP リスナー)
設定されたホストとポートで要求を受信するたびにフローを開始します。
たとえば、HTTP Listener ソースを設定する手順は、次のとおりです。
[Mule Palette (Mule パレット)] ビューで、[HTTP] > [Listener] を選択します。
[Listener] を Studio キャンバスにドラッグします。
[Listener (リスナー)] 設定画面で、必要に応じて [Display Name (表示名)] 項目の値を変更します。
[Path (パス)] 項目の値を指定します。
[Connector configuration (コネクタ設定)] 項目の横にあるプラス記号 (+) をクリックして、アプリケーション内の HTTP Listener ソースのすべてのインスタンスで使用できるグローバル要素を設定します。
[General (一般)] タブで、コネクタの接続情報を指定します。
[TLS] タブで、必要に応じてコネクタの TLS 情報を指定します。
[Advanced (詳細)] タブで、必要に応じて再接続戦略を含む再接続情報を指定します。
[Test Connection (接続をテスト)] をクリックして、Mule が指定されたサーバーに接続できることを確認します。
[OK] をクリックします。
フローにコネクタの操作を追加するときは、そのコネクタで実行するアクションを指定しています。
X12 EDI Connector の操作を追加するには、次の手順に従います。
[Mule Palette (Mule パレット)] ビューで、[X12 EDI] を選択し、目的の操作を選択します。
その操作を Studio キャンバスの入力元の右にドラッグします。
コネクタを設定する場合、アプリケーション内のそのコネクタのすべてのインスタンスで使用できるグローバル要素を設定します。 グローバル要素を設定するには、コネクタが対象の X12 EDI システムにアクセスするために必要な認証ログイン情報を指定する必要があります。
X12 EDI (X12 EDI Connector) のグローバル要素を設定する手順は、次のとおりです。
Studio キャンバスでコネクタの名前を選択します。
操作の設定画面で、[Connector configuration (コネクタ設定)] 項目の横にあるプラス記号 (+) をクリックし、グローバル要素設定項目にアクセスします。
ANT スタイルのプロパティプレースホルダーを含む設定ファイルを参照するか (推奨)、グローバル設定プロパティに認証ログイン情報を入力できます。
プロパティプレースホルダーを使用する利点とその設定方法については、「Anypoint Connector 設定」を参照してください。
[Advanced (詳細)] タブで、必要に応じて再接続戦略を含む再接続情報を指定します。
[Test Connection (接続をテスト)] をクリックして、Mule が指定されたサーバーに接続できることを確認します。
[OK] をクリックします。
X12 EDI (X12 EDI Connector) のグローバル要素を設定したら、コネクタの他の必須項目を設定します。
[General (一般)] タブを使用して、X12 メッセージの読み取りと書き込みに関する設定を定義します。
機能肯定応答スキーマ種別 (997 または 999) を使用するには、[Parser (パーサー)] タブの [Generate 999 Functional Acknowledgments (999 機能肯定応答を生成)] 設定 (997 の場合は false 、999 の場合は true ) に一致する必要があります。
|
項目 | 説明 |
---|---|
Form and validation (形式および検証) |
X12 形式および検証 (標準 X12、HIPAA SNIP 種別 1、または HIPAA SNIP 種別 2)。 |
Schema definitions (スキーマ定義) |
使用するメッセージ構造のスキーマ定義のリストを手動で作成するか、編集します。すべてで同じ形式 (X12 または HIPAA) を使用する必要があります。 |
Character encoding (文字エンコード) |
メッセージの送受信に使用される X12 文字エンコード。 |
Character set (文字セット) |
文字列データで使用できる X12 文字セット (BASIC、EXTENDED、または UNRESTRICTED)。 |
Substitution character (置換文字) |
文字列置き換え文字。文字列データ内の無効な文字を置き換えるために使用します。 |
Version identifier suffix (バージョン識別子サフィックス) |
[GS08 Version (GS08 バージョン)] / [Release (リリース)] / [Industry Identifier Code (業界識別子コード)] 項目のベーススキーマバージョンに付加される値を指定するバージョン識別子コードサフィックス。 |
[Identity (ID)] タブを使用して、X12 Connector 設定の自分および取引パートナーのインターチェンジ制御ヘッダー (ISA) および機能グループヘッダー (GS) 識別子値を設定します。 設定されている場合、その値は、入力メッセージの読み取り時に検証されます。また、出力メッセージの書き込み時に、デフォルトとして使用されます (出力データの値が指定されていない場合)。
次の値を設定できます。
Mule アプリケーションと取引パートナーのインターチェンジ ID 修飾子とインターチェンジ ID。
Mule およびパートナーのアプリケーションコード。
Mule 値は受信メッセージの [Receiver (受信者)] 項目 (ISA07/ISA08、GS03) を指定し、送信メッセージの [Sender (送信者)] 項目 (ISA05/ISA06、GS02) に入力します。
必要に応じて受信メッセージのパーサー検証を制御する以下のオプションを設定できます。 これらのオプションをデフォルト設定である true から変更すると、メッセージの HIPAA SNIP 種別 1 および種別 2 の検証の妨げとなります。 これらのオプションは HIPAA では使用せず、標準 X12 データで使用してください。
項目 | 説明 |
---|---|
Enforce length limits (長さ制限を適用) |
受信値の最小長と最大長を適用する。 |
Enforce character set (文字セットを適用) |
使用可能な文字セットを適用する。 |
Enforce value repeats (値の反復を適用) |
受信値の反復数制限を適用します。 |
Allow unknown segments (不明なセグメントを許可) |
トランザクションセットで不明なセグメントを許可する。 |
Enforce segment order (セグメント順序を適用) |
トランザクションセットでセグメント順を適用する。 |
Allow unused segments (未使用のセグメントを許可) |
トランザクションセットで [Unused (未使用)] とマークされたセグメントを許可する。 |
Enforce segment repeats (セグメントの反復を適用) |
トランザクションセットでセグメントの反復数の制限を適用する。 |
Require unique interchanges (一意のインターチェンジを要求) |
一意の ISA インターチェンジ制御番号 (ISA13) を必要とする。 |
Require unique groups (一意のグループが必要) |
受信した機能グループのグローバルに一意であるグループ制御番号 (GS06) を適用する。 |
Require unique transactions (一意のトランザクションが必要) |
受信したトランザクションセットのグローバルに一意であるトランザクションセット制御番号 (ST02) を適用する。 |
Store time-to-live (保存の存続期間) |
一意性を確認するためにインターチェンジ、グループ、トランザクションセットの番号を保存する最小日数を設定する。 |
Acknowledge every transaction (すべてのトランザクションを肯定応答) |
受信したすべてのトランザクションセットの個別の AK2/AK5 (997) または AK2/IK5 (999) 肯定応答を含める。エラーのないトランザクションセットの暗黙的な肯定応答を使用するのではありません。 |
Generate 999 acknowledgments (999 肯定応答を生成) |
997 機能肯定応答のデフォルトではなく、999 実装肯定応答を生成する。999 実装肯定応答のサポートに CTX セグメントの生成は含まれません。 |
Report segment details (セグメント詳細をレポート) |
生成された 997 または 999 肯定応答で送信者にセグメントエラーの詳細をレポートする。 |
Include Acknowledgement schema (肯定応答スキーマを含める) |
受信されたメッセージの設定で生成された肯定応答を照合する標準 997 または 999 スキーマを自動的に含める。 |
Acknowledgment schema path (肯定応答スキーマパス) |
生成される肯定応答 (例: |
Enforce conditional rules (条件ルールを適用) |
受信値の条件ルールを適用する。 |
[Writer (ライター)] オプションを使用すれば、メッセージを記述するときに使用する区切り文字を指定できます。
項目 | 説明 |
---|---|
Data element separator (データ要素区切り文字) |
メッセージを書き込むときの文字を指定する。 |
Component element separator (コンポーネント要素の区切り文字) |
メッセージを書き込むときの文字を指定する。 |
Repetition separator (反復の区切り文字) |
メッセージを書き込むときの文字を指定する。 |
Segment terminator (セグメント終端文字) |
メッセージを書き込むときの文字を指定する。 |
Segment line ending (セグメント行末) |
出力を読みやすくするために使用されるセグメント間に記述される行末。 |
Unique group numbers (一意のグループ番号) |
インターチェンジ間で一意な GS グループ制御番号を生成するかどうか。 |
Unique transaction numbers (一意のトランザクション番号) |
グループおよびインターチェンジ間で一意の ST トランザクションセット制御番号を生成するかどうか。 |
Implementation reference (実装参照) |
実装規定参照 (ST03) 値。 |
Initial interchange number (初期インターチェンジ番号) |
先頭のインターチェンジ制御番号。オブジェクトストアで現在の値が見つからない場合のみ使用します。 |
Initial group number (初期グループ番号) |
先頭のグループ制御番号。オブジェクトストアで現在の値が見つからない場合のみ使用します。 |
Initial transaction number (初期トランザクション番号) |
先頭のトランザクションセット制御番号。オブジェクトストアで現在の値が見つからない場合のみ使用します。 |
Request acknowledgments (肯定応答を要求) |
インターチェンジ肯定応答を要求するかどうか (ISA14)。 |
Default usage indicator (デフォルトの使用インジケーター) |
デフォルトのインターチェンジ使用インジケーター (ISA15)。メッセージデータに値が存在しない場合に使用されます。 |
Use supplied values (指定された値の使用) |
制御セグメント情報 (特に制御番号) について指定された値を使用するかどうか。デフォルトの動作では、書き込むときに必ず制御番号を生成します。これにより、選択した値を使用できます。 |
Output mime type (出力 MIME タイプ) |
出力の MIME タイプのデフォルト |
Enforce length limits (長さ制限を適用) |
入力データに長さ制限を適用するかどうか |
Enforce conditional rules (条件ルールを適用) |
入力データに条件ルールを適用するかどうか。デフォルトでは条件ルールを無視します。 |
Interchange number key (インターチェンジ番号キー) |
インターチェンジ制御キーとインターチェンジ制御番号のキー-値ペア |
Group number key (グループ番号キー) |
グループ制御キーとグループ制御番号のキー-値ペア |
Transaction number key (トランザクション番号キー) |
トランザクション制御キーとトランザクション制御番号のキー-値ペア。 |
グローバル要素と接続情報を設定したら、コネクタの他の項目を設定します。 「追加設定情報」で、詳細な設定手順を参照してください。