X12 EDI Connector 2.17 - EDI スキーマ言語について - Mule 4

X12 EDI Connector では、EDI スキーマ言語 (ESL) と呼ばれる YAML 形式を使用して EDI スキーマを表します。 基本 ESL では、次の観点で電子データ交換 (EDI) メッセージの構造が定義されます。

  • 構造。X12 の用語では​トランザクションセット​と呼ばれています。

  • グループ。X12 ではループと呼ばれています。

  • セグメント、複合、要素。

すべての​『サポート対象 X12 バージョン』​の ESL が含まれています。 HIPAA を使用している場合、ベース X12 トランザクションセットの ​『HIPAA バリエーション』​のセットが含まれています。

オーバーレイスキーマを定義することで、データに合わせて X12 スキーマ定義をカスタマイズできます。オーバーレイスキーマは各自の状況に合わせて X12 4010 850 スキーマなど、ベーススキーマを変更できる ESL の種別です。 標準で定義されている構造を使用する場合、オーバーレイスキーマは不要ですが、ほとんどの EDI エクスチェンジの実装規定でベース定義が変更されています。

独自のカスタムスキーマを定義することも、​「EDI スキーマ言語リファレンス」​で示しているようにデータに合わせてベース X12 スキーマ定義をコピーして編集することもできます。

スキーマの場所

このコネクタを使用するには、プロジェクトのスキーマの場所を把握しておく必要があります。特に設定せずに X12 スキーマを使用し、何もカスタマイズしていない場合、スキーマの場所は ​/x12/{version}/{transaction set}.esl​ の規則に従います。

たとえば、​005010​ バージョンおよび 850 トランザクションセットを使用すると、スキーマの場所は ​/x12/005010/850.esl​ になります。

1 つ以上のカスタムスキーマを使用している場合、スキーマの場所の設定についての詳細は、​「XML のスキーマと取引パートナーの設定」​を参照してください。