ログデータの表示
CloudHub により、各ワーカーのデプロイメントのメッセージとイベントおよび Mule Runtime Engine ログを含むログデータへのアクセスが可能になります。
ログと診断は、現在 CloudHub ワーカーにデプロイされたアプリケーションのみで使用可能です。 ローカルサーバにデプロイされたアプリケーションの場合、外部の分析ソフトウェアにデータを送信できます。 「外部分析ツールへのデータのエクスポート」を参照してください。
以下の手段により、さらに詳細な検索やログ管理を行うことができます。
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Anypoint Monitoring を使用する。
「Anypoint Monitoring の概要」を参照してください。
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Log4j 設定を使用して CloudHub アプリケーションをログシステムに統合する。
「Log4j を使用したログシステムとのインテグレーション」を参照してください。
ログの表示
CloudHub にデプロイされたアプリケーションのログを表示する手順は、次のとおりです。
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Anypoint Platform で、[Runtime Manager] を選択します。
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Runtime Manager ナビゲーションメニューで [Applications (アプリケーション)] をクリックし、アプリケーション名をクリックします。
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ナビゲーションメニューで [Logs (ログ)] をクリックします。
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[Deployments (デプロイメント)] セクションで、日付、デプロイメント、システムログ、ワーカーで出力を絞り込みます。
検索条件の適用を解除するには、日付のチェックボックスをオフにします。
Figure 1. 矢印は、[Deployments (デプロイメント)] セクションのデプロイメントでログ出力を絞り込むためのチェックボックスを示しています。
ログのダウンロード
CloudHub デプロイメントの各ワーカーについて、そのワーカーのアクティビティに固有のログをダウンロードできます。
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[Deployments (デプロイメント)] セクションで、ログをダウンロードする日付とワーカーを選択します。
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ワーカーのダウンロードアイコンをクリックして、[Logs (ログ)] を選択します。
Figure 2. 矢印は、[Deployments (デプロイメント)] セクションのデプロイメント別にログ出力をダウンロードするためのアイコンを示しています。
CloudHub では、ログ出力を deploymentID.instanceID-workerNumber.log
の形式でテキストファイルにダウンロードします。
ログファイルを表示するには、テキストエディタを使用します。
CloudHub のアプリケーションログを、監査、分析、または同様の目的で定期的にアーカイブまたはダウンロードする必要がある場合は、カスタムログアペンダを使用してログを抽出します。 「Log4j を使用したログシステムとのインテグレーション」を参照してください。
診断のダウンロード
診断には、各デプロイメントの各 CloudHub ワーカーの Java スレッドダンプが表示されます。これらはサーバの現在の状態を示し、デバッグとサポートに役立ちます。
3.8.0 より前の Mule バージョン (バージョン 3.7.4 を除く) で実行されるアプリケーションでは、診断は利用できません。
診断をダウンロードする手順は次のとおりです。
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[Deployments (デプロイメント)] セクションで、診断をダウンロードする日付とワーカーを選択します。
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ワーカーのダウンロードアイコンをクリックして、[Diagnostics (診断)] を選択します。
Figure 3. 矢印は、[Deployments (デプロイメント)] セクションのワーカー別に診断をダウンロードするためのアイコンを示しています。
CloudHub では、診断出力を appName-instance-instanceID-workerNumber-diag.txt
の形式でテキストファイルにダウンロードします。
診断ファイルを表示するには、テキストエディタを使用します。
次の URL を使用して診断ファイルを直接ダウンロードすることもできます。
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Mule ログをダウンロードする
Mule ログには、CloudHub 用の Mule Runtime Engine のログが表示されます。 Mule ログにはアプリケーションとライフサイクルイベントに関する情報が含まれます。 たとえば、Mule サービスまたはアプリケーションの開始、デプロイ、停止、またはアンデプロイ時にログにエントリが記録されます。
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[Deployments (デプロイメント)] セクションで、Mule ログをダウンロードする日付とワーカーを選択します。
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ワーカーのダウンロードアイコンをクリックして、[Mule Logs (Mule ログ)] を選択します。
Figure 4. 矢印は、[Deployments (デプロイメント)] セクションのデプロイメント別に Mule ログ出力をダウンロードするためのアイコンを示しています。
CloudHub では、Mule ログ出力を appName-instance-instanceID-workerNumber-mule_ee.log
の形式でテキストファイルにダウンロードします。
ログファイルを表示するには、テキストエディタを使用します。
Mule ログについての詳細は、「Runtime Log (ランタイムログ)」を参照してください。
検索ログ
特定の値を含むログを検索したり、日付や優先度でログを検索したりできます。
ログを検索する手順は次のとおりです。
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検索ボックスに値を入力するか、または [Advanced (詳細)] をクリックして、時刻、日付、日付範囲、およびメッセージ優先度を指定してログを検索します。
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[Apply (適用)] をクリックします。
Figure 5. このスクリーンショットは [Logs (ログ)] ページの (1) [Advanced (詳細)] 検索と (2) [Priority (優先度)] を示しています。
日時による検索
[Date & Time (日時)] 検索条件では、日付範囲を指定してログを検索できます。可能な値:
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Last hour (過去 1 時間)
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Last 24 hours (過去 24 時間)
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Last week (先週)
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Last month (先月)
メッセージの優先度による検索
[Priority (優先度)] 検索条件では、ログの特定のイベントを表示できます。表のコマンド列に示すように、検索ボックスにpriority<type>
を入力してさまざまな優先度を指定することもできます。
可能な値:
値 | 説明 | コマンド |
---|---|---|
すべての優先度 |
すべてのメッセージをリストします。 |
なし |
|
例外が発生した場合のエラーメッセージのみをリストします。 |
priority:ERROR |
|
アプリケーションが失敗した場合の致命的なメッセージのみをリストします。 |
priority:FATAL |
|
有益情報のメッセージをリストします。 |
priority:INFO |
|
アプリケーションとワーカーのスタートアップに関するメッセージをリストします。 |
priority:SYSTEM |
|
オブジェクトストアの設定など、コンソールイベントに関するメッセージをリストします。 |
priority:CONSOLE |
|
警告メッセージをリストします。 |
priority:WARN |
|
デバッグメッセージをリストします。 |
priority:DEBUG |