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Monitoring API Manager「高度な用途およびサブスクリプションベースのランク」で利用できる機能 |
サーバー、Mule アプリケーション、および API の基本アラートをセットアップできます。アラートは、測定しているメトリクスが指定されたしきい値を超えたらメール通知をトリガーします。
次のメトリクスに対応する基本アラートを作成できます。
オンプレミスサーバー、サーバーグループ、サーバークラスター、Anypoint Runtime Fabric または CloudHub にデプロイされたアプリケーションの場合:
CPU Utilization (CPU 使用率)
Memory Utilization (メモリ使用量)
Thread Count (スレッド数)
ハイブリッド、Anypoint Runtime Fabric、CloudHub アプリケーションの場合:
Message count (メッセージ数)
Message error count (メッセージエラー数)
Message response time (メッセージ応答時間)
API の場合:
Total request count (合計要求数)
Average response time (平均応答時間)
Response codes (応答コード)
Policy violations (ポリシー違反)
通常、基本アラートでは、インシデントから 5 ~ 15 分以内にメールがトリガーされます。ただし、基本アラートのタイムスタンプはインシデントの実際の時間を反映します。
基本アラートを作成するときに、基本アラートの提供元を選択したり、基本アラートがトリガーされる条件を設定したり、基本アラートのトリガーの通知を受信するメールアドレスを指定したりできます。
基本アラートを作成する手順は、次のとおりです。
[Anypoint Monitoring] に移動します。
[Alerts (アラート)] タブをクリックします。
[+ New Alerts (+ 新規アラート)] ボタンをクリックします。
[Basic alert (基本アラート)] をクリックします。
[Add basic alert (基本アラートを追加)] ウィンドウで、基本アラートの作成に必要な情報を入力します。
Alert name (アラート名)
アラートの一意のわかりやすい名前。
[Name (名前)] は 40 文字に制限されます。
Severity level (重要度レベル)
アラートの重要度: [Critical (重大)]、[Warning (警告)]、[Info (情報)]。 アラートの重要度を参照してください。
Source Type (提供元種別)
アラートの提供元: アプリケーション、サーバー、または API。
Environment name (環境名)
リソースがデプロイされている環境の名前。
[Resource name (リソース名)] (アプリケーション)、[Server name (サーバー名)] (サーバー)、[API] (API)
アラートを適用するアプリケーション、サーバー、または API。
Metric (メトリクス)
アラートをトリガーする条件。
アラート条件を参照してください。
Subject (件名)
アラートがトリガーされたときに送信されるアラートメールの件名。
件名には変数を含めることができます。 変数定義を参照してください。
Message (メッセージ)
アラートがトリガーされたときに送信されるメールの本文テキスト
メッセージ本文には変数を含めることができます。 変数定義を参照してください。
Recipients (受信者)
アラートメールの受信者。
最大 20 個のプラットフォームユーザー ID を選択し、最大 20 個のメールアドレスを入力できます。アラート受信者のメールアドレスを追加または変更すると、アラートがトリガーされるまでアラート受信者にメールは送信されません。
[Create (作成)] をクリックします。
基本アラートには次の重要度のレベルが使用できます。
トリガーされた時点で直ちに対応する必要がないアラートに割り当てられる可能性があります。この重要度は、メトリクスを受動的に監視する必要があることを示しています。
トリガーされた時点で直ちに対応する必要があるアラートに割り当てられる可能性があります。この重要度は、アラートを綿密に監視する必要があることを示しています。
トリガーされた時点で直ちに対応する必要があるアラートに割り当てられている可能性があります。この重要度は、アラートに直ちに対応する必要があることを示しています。
基本アラートの場合、アラート条件はメトリクス、演算子、および条件を満たしている期間で構成されます。
アプリケーションのアラートが作成された場合、次のメトリクスを使用できます。
正常に処理された Mule メッセージの総数
フロー内で例外を返した Mule メッセージの総数
メッセージの応答時間 (ミリ秒)
仮想マシンで使用された CPU の割合 (パーセント)。このメトリクスには、すべてのプロセスが含まれます。
このメトリクスは、CloudHub または Anypoint Runtime Fabric にデプロイされたアプリケーションでのみ使用できます。
使用されたヒープの割合 (パーセント)
このメトリクスは、CloudHub または Anypoint Runtime Fabric にデプロイされたアプリケーションでのみ使用できます。
Anypoint Monitoring は、ヒープ使用状況を追跡し、heap_used
/heap_total
の値に基づいてメモリアラートをトリガーします。heap_total
は、CloudHub の Mule アプリケーションに割り当てられた最大ヒープメモリとは異なります。たとえば、0.2 vCore は最大ヒープメモリが 1 GB であることを示しますが (「CloudHub ワーカー」の表を参照)、heap_total
の値は 1GB ではありません。heap_total
は、JVM がヒープメモリ (オブジェクトが作成および保存される場所) に使用できる最大メモリ量です。Java では、この値はメモリフラグメント、ガベージコレクション、およびその他のメモリ管理機能に応じて動的に変化します。[JVM Heap Total Memory (JVM ヒープ合計メモリ)] の値についての詳細は、「dashboard-config-ref.adoc#metrics_advanced」を参照してください。
使用されたスレッドの総数
このメトリクスは、CloudHub または Anypoint Runtime Fabric にデプロイされたアプリケーションでのみ使用できます。
サーバー、サーバーグループ、またはサーバークラスターのアラートが作成された場合、次のメトリクスを使用できます。
使用された CPU の割合 (パーセント)
使用されたメモリの割合 (パーセント)
使用されたスレッドの総数
API のアラートが作成された場合、次のメトリクスを使用できます。
選択された時間範囲での特定の API に対する要求数の合計。
データは 1 分ごとの増分量となります。
選択された期間での特定の API に対する要求への応答時間の平均。
データは 1 分ごとの増分量となります。
選択された期間で発生した HTTP 応答コードの合計数。
次のコードを最大 10 個選択します: 301、400、401、402、403、404、405、408、409、410、411、412、413、415、416、417、420、422、429、500、502、503、504、504、510、511
アラート条件で選択したポリシー違反を返した要求数の合計。
選択した API に関連付けられたポリシーを選択します。選択した API にポリシーがない場合、リストは空になります。
アラート条件の [operator (演算子)] 部分は、測定しているメトリクスに対して使用されるロジックです。次の演算子を使用できます。
Above (上回る)
Above or equal (上回るまたは等しい)
Equal (等しい)
Below or equal (下回るまたは等しい)
Below (下回る)
[time period (期間)] では、演算子と選択された値を使用して定義された条件に基づいて、メトリクスが有効である期間を指定します。基本アラートは、選択された期間の条件をメトリクスが (累積的にではなく) 継続的に満たす場合にのみトリガーされます。次の期間を使用できます。
5 分
10 分
15 分
20 分
基本アラートメールの [Subject (件名)] 項目と [Message (メッセージ)] 項目で次の変数を使用できます。 各変数の説明については、変数定義を参照してください。
アラートタイプ | アラート | 該当する変数 |
---|---|---|
CloudHub App Alerts (CloudHub アプリケーションアラート) |
CPU Utilization (CPU 使用率) |
|
Memory Utilization (メモリ使用量) |
||
Thread Count (スレッド数) |
||
Message Count (メッセージ数) |
||
Message Error Count (メッセージエラー数) |
||
Message Response Time (メッセージ応答時間) |
||
Anypoint Runtime Fabric App Alerts (Anypoint Runtime Fabric アプリケーションアラート) |
CPU Utilization (CPU 使用率) |
|
Memory Utilization (メモリ使用量) |
||
Thread Count (スレッド数) |
||
Message Count (メッセージ数) |
||
Message Error Count (メッセージエラー数) |
||
Message Response Time (メッセージ応答時間) |
||
Hybrid App Alerts (ハイブリッドアプリケーションアラート) |
Message Count (メッセージ数) |
|
Message Error Count (メッセージエラー数) |
||
Message Response Time (メッセージ応答時間) |
||
On-premises Server Alerts (オンプレミスサーバーアラート) |
CPU Utilization (CPU 使用率) |
|
Memory Utilization (メモリ使用量) |
||
Thread Count (スレッド数) |
||
Server Group Alerts (サーバーグループアラート) |
CPU Utilization (CPU 使用率) |
|
Memory Utilization (メモリ使用量) |
||
Thread Count (スレッド数) |
||
Server Cluster Alerts (サーバークラスターアラート) |
CPU Utilization (CPU 使用率) |
|
Memory Utilization (メモリ使用量) |
||
Thread Count (スレッド数) |
||
API アラート |
Total Request Count (合計要求数) |
|
Average Response Time (平均応答時間) |
||
Response Codes (応答コード) |
||
Policy Violations (ポリシー違反) |
変数 | 定義 |
---|---|
|
トリガーされたアラートの URL。 |
|
アラートがトリガーされたときのアラートの状態。 使用可能な値は |
|
アラートをトリガーする API の名前 |
|
Above (上回る)、Above or equal (上回るまたは等しい)、Equal (等しい)、Below or equal (下回るまたは等しい)、Below (下回る) |
|
アラートがトリガーされるメトリクス。 |
|
リソースがデプロイされている環境の名前。 |
|
サーバーグループまたはクラスター内のサーバーの名前。 |
|
|
|
アラートを所有する組織の名前。 |
|
測定する期間。 |
|
アラートをトリガーする違反があったポリシーの名前。 |
|
アラートをトリガーする項目の名前
|
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アラートの重要度。 |
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サーバー、サーバーグループ、またはクラスターの名前。 |
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アラートがトリガーされたときのサーバーの状態。 |
|
アラートをトリガーする期間での数 |
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アラートがトリガーされた時間。 |
|
アラートをトリガーするメトリクスの値。 |