アラート
アラートは、リソース (Mule アプリケーションなど) が期待どおりに動作しているか、または定義したしきい値を超えているかどうかを示します。
いくつかのアラートタイプを実装できます。Anypoint Monitoring の [Alerts (アラート)] ページから、基本アラートを作成したり、API Manager や Anypoint Runtime Manager の既存のアラートにリンクしたりできます。 Titanium サブスクリプションがあれば、カスタムダッシュボードでグラフに設定されている詳細アラートの表示、有効化、無効化を行うこともできます。
Anypoint Monitoring を使用して、2 種類の異なるアラートを設定できます。
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サーバおよび Mule アプリケーションの基本アラート
組織あたりの上限: Anypoint Platform の Titanium サブスクリプションを持っていないユーザの基本アラートの上限は 50 個です。
Titanium サブスクリプションがある場合、基本アラートの上限は 100 個になります。vCore を追加購入すると、この上限は増加します。サブスクリプションについての詳細は、カスタマーサポート担当者にお問い合わせください。 「Anypoint Platform pricing」 (Anypoint Platform 価格設定) も参照してください。 -
Anypoint Monitoring のカスタムダッシュボードでのグラフの詳細アラート
組織あたりの上限: 詳細アラートの上限は 20 個です。
しきい値は 5 分おきにチェックされます。評価されるクエリは、過去 5 分間のメトリクスの平均値です。評価されるメトリクスは、グラフの [General (一般)] タブで参照されるメトリクスです。値がしきい値を超えると、詳細アラートがトリガされます。詳細アラートは、アラート状態が変化した場合にのみ ([
OK
] 状態から [Alerting
(アラート)] 状態、またはその逆)、トリガされます。 -
API Manager を使用した API の運用アラート
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Runtime Manager を使用したサーバおよびアプリケーションイベントの運用アラート
[Alerts (アラート)] ページへのアクセス
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Anypoint Platform にログインします。
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ナビゲーションバーまたは Anypoint Platform のメイン画面で [Monitoring (監視)] をクリックします。
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[Anypoint Monitoring] ナビゲーションメニューで、[Alerts (アラート)] をクリックします。
[Alerts (アラート)] ページでは次の操作を実行できます。

アラート状態によるアラートの絞り込み
次の検索条件を使用して状態に基づいてアラートを絞り込みます。
- All states (すべての状態)
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すべてのアラートをリストします。
- No data (データなし)
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アラートしきい値を評価するためのデータが系列にありません。
- Disabled (無効)
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アラートは無効化されています。
- Alerting (アラート)
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メトリクスの値が指定されたしきい値を超えています。
- OK
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メトリクスの値はしきい値未満です。
- Pending (保留中)
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アラートは有効になっており、評価を待機中です。
アラートの重要度によるアラートの絞り込み
基本アラートと詳細アラートを作成するときに、これらのアラートの重要度を選択できます。重要度は、アラートの受信者にとってそのアラートがどれだけ重要であるかを示します。
次の検索条件を使用して重要度に基づいてアラートを絞り込みます。
- All severities (すべての重要度)
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すべての重要度をリストします。
- Not defined (未定義)
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重要度が割り当てられていないアラートをリストします。
- Info (情報)
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トリガされた時点で直ちに対応する必要がないアラートに割り当てられる可能性があります。この重要度は、メトリクスを受動的に監視する必要があることを示しています。
- Warning (警告)
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トリガされた時点で直ちに対応する必要があるアラートに割り当てられる可能性があります。この重要度は、アラートを綿密に監視する必要があることを示しています。
- Critical (重大)
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トリガされた時点で直ちに対応する必要があるアラートに割り当てられている可能性があります。この重要度は、アラートに直ちに対応する必要があることを示しています。
アラートの有効化と無効化
右側のスイッチを切り替えることで、アラートを有効化または無効化できます。
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無効化されているアラートを有効化すると、アラートは評価されるまで [
Pending
(待機中)] になります。値に応じて、アラートは [
OK
] または [Alerting
(アラート)] に移行します。 -
アラートを無効化すると、アラートは [
Disabled
(無効)] に移行します。
API Manager および Runtime Manager アラートの設定
Anypoint Monitoring の [Alerts (アラート)] ページから、API Manager および Runtime Manager アラートの設定ページにリンクできます。
サブスクリプションレベルに応じて、次のようになります。
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アラートがセットアップされていない場合、API およびランタイムアラートセットアップへのリンクが表示されます。
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API 運用アラート
API Manager のアラートに関する案内は、「About API Alerts (API アラートについて)」を参照してください。これらのアラートは、Anypoint Monitoring の [Alerts (アラート)] ページにはリストされません。
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Runtime Manager 運用アラート
Runtime Manager のアラートに関する案内は、「Runtime Manager を使用したアラートの設定について」を参照してください。これらのアラートは、Anypoint Monitoring の [Alerts (アラート)] ページにはリストされません。
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Titanium サブスクリプションがない場合、[Titanium subscription required (Titanium サブスクリプションが必要)] と表示される場合があります。
API アラートおよびランタイムアラートへのリンクは表示されず、カスタムダッシュボードのグラフのアラート設定領域を開く方法を示す視覚的な案内が表示されます。
