Gmail Connector リファレンス

Gmail は、多くのコミュニケーションの目的に対応する最も一般的なメールサービスです。このコネクタでは、ユーザーの受信箱を他のシステム (Google スプレッドシート、Salesforce、Slack など) に接続することで生産性を向上させることができます。

始める前に

Gmail Connector では、Google の制限されたデータにアクセスするために、サードパーティアプリケーションのアクセス権が必要です。コネクタを使用する前に、Google ワークスペース管理者は、 設定されたアプリケーションのリストに次のいずれかのクライアント ID を追加Leaving the Site​して、コンポーザーとの OAuth 接続を作成する必要があります。

  • 米国の本番環境: 14294369739-rn5ftpjat2mnofvp3gevkvmik0roioe7.apps.googleusercontent.com

  • 欧州の本番環境: 14294369739-028kk1tl316tgo3a59rtpl6qq6u22d25.apps.googleusercontent.com

Connections (接続)

システムに接続するには、それがデータの取得元であるかデータの取得先であるかに関係なく、そのシステムに必要なログイン情報を使用して接続を作成する必要があります。通常、フロー内の異なるシステムに接続し、接続が必要になるたびに各接続を再利用できます。

このシステムでは、接続のために次のログイン情報が必要です。

Connection Name (接続名)

この接続の詳細を把握するのに役立つ接続名を入力します。 1 つのフローおよび複数のフローで接続を複数回再利用できます。接続の作成後、ログイン情報は非表示になります。そのため、この接続を他の接続と簡単に区別できる名前を付けると役立ちます。

接続は自分にのみ表示されます。コンポーザーアプリケーションの他のユーザーは、独自の接続を作成する必要があります。

Username (ユーザー名)

Google にログインするために使用する OAuth ユーザー名。

Password (パスワード)

Google にログインするために使用する OAuth パスワード。

トリガー

各フローは、​スケジューラー​または​トリガー​によって開始します。スケジューラーはデフォルトの頻度である 15 分に設定されます。トリガー (例:「each time a new record is created (新規レコードが作成されるたび)」) はユーザーが定義し、システム内のデータに関連する複数のオプションがあります。

トリガーは、ポーリングプロセスを使用して外部システムからの最新情報を能動的にチェックします。ポーリングの頻度は 15 秒に 1 回です。

このシステムでは、次のトリガーオプションが提供されます。

On New Email (新規メール)

検索条件Leaving the Site​を指定しない場合、このトリガーはすべてのメールで起動されます (受信、送信済み、ドラフト)。検索条件を指定する場合は、次の項目が必要です。

  • Filter Criteria (検索条件)

    たとえば、​in:inbox​ を指定することで、トリガーを受信ボックスの新規メッセージに限定できます。

Polling Frequency (ポーリング頻度)

このコネクタのトリガーでは、​[Polling Frequency (ポーリング頻度)]​ 項目が必須です。この項目により、アクティブなフローのレコードの変更を検索するためにコンポーザーが基盤となるシステム API に対して要求を実行する頻度を選択できます。組織のフローごとに異なるポーリング頻度を選択できます。頻度が短くなると、フローの実行頻度は高くなりますが、より多くの ​『API コール』​がコンシュームされます。たとえば、注文管理フローがある場合、15 秒のポーリング間隔 (5760 API コール/日) で達成できるほぼリアルタイムの更新が必要になる可能性があります。これに対して、フローで価格設定カタログを更新する場合、1 時間ごと (24 API コール/日) にフローをポーリングすれば済みます。

アクション

システムに接続してトリガーを定義するか、スケジューラーを設定した後に、フローが実行するアクション (Workday から Salesforce へのレコードのコピーなど) を定義します。実行できるアクションは、接続しているシステムによって異なります。

このシステムでは次のアクションが提供されます。

Send email

メールを送信します。次の項目は必須です。

  • To (宛先)

  • Subject (件名)

  • Body (本文)

添付ファイル付きのメールを送信する場合は、次の追加項目が必要です。

  • Attachment content (添付ファイルのコンテンツ)

  • Attachment name (添付ファイル名)

Get Attachments (添付ファイルを取得)

メールからすべての添付ファイルを取得します。クリップアイコンを使用してメールに添付されているすべての画像は添付ファイルであるとみなされますが、メールの本文にドラッグした画像は、添付ファイルではなく埋め込み画像であるとみなされます。次の項目は必須です。

  • Message Id (メッセージ ID)

Google Gmail Connector による Google API から受信した情報の使用および他のアプリケーションへの転送には、 「Google API サービスのユーザーデータに関するポリシー」Leaving the Site​ (制限付き使用の要件を含む) が適用されます。

Gmail™ は Google LLC の商標です。