Workday Connector リファレンス

Workday をデータ取得元またはデータ取得先として使用します。 フローでのデータの操作方法の一部の詳細は、データ取得元またはデータ取得先、および選択した特定のトリガーまたはアクションに固有です。

Connections (接続)

システムに接続するには、それがデータの取得元であるかデータの取得先であるかに関係なく、そのシステムに必要なログイン情報を使用して接続を作成する必要があります。通常、フロー内の異なるシステムに接続し、接続が必要になるたびに各接続を再利用できます。

このシステムでは、接続のために次のログイン情報が必要です。

Connection Name (接続名)

この接続の詳細を把握するのに役立つ接続名を入力します。 1 つのフローおよび複数のフローで接続を複数回再利用できます。接続の作成後、ログイン情報は非表示になります。そのため、この接続を他の接続と簡単に区別できる名前を付けると役立ちます。

接続は自分にのみ表示されます。コンポーザーアプリケーションの他のユーザーは、独自の接続を作成する必要があります。

接続を検証およびテストするために、Workday Connector は ​Get_Degrees​ 操作で ​Performance_Management​ サービスを使用します。そのサービスで操作を実行する権限がサービスアカウントにあることを確認してください。

セキュリティポリシー ドメイン/機能エリア 許可されたセキュリティグループ

セットアップ: スキルと経験

ワーカープロファイルとスキル

  • HR 管理者

  • HR システム

  • 実装者

  • 職務および役職管理者

  • 学習管理システム

実装

実装者

特殊 OX Web サービス

実装

Tenant Name (テナント名)

Workday テナントの名前または ID。

たとえば、Workday にログインする URL が ​na.workday.com/wday/authgwy/global-modern/​ の場合、テナント名は ​global-modern​ になります。

Sandbox からテナント名を取得する手順は、次のとおりです。

  1. ページの左上を確認します。そこにテナントの詳細が​「Sandbox 種別- テナント名」​の形式で表示されています。

User Name (ユーザー名)

Workday にログインするために使用するユーザー名。

Password (パスワード)

Workday にログインするために使用するパスワード。

Host Name (ホスト名)

Workday インスタンスのホスト名。例: wd2-impl-services1.workday.com​。

ホスト名を見つける手順は、次のとおりです。

  1. Web インターフェースから Workday にログインします。

  2. 検索ボックスに​「Public Web Service」​ (公開 Web サービス) と入力し、検索結果から ​[Public Web Service (公開 Web サービス)]​ を選択します。

  3. […​]​ をクリックし、​[Web Service (Web サービス)] > [View WSDL (WSDL を表示)]​ を選択します。​soapbind:address​ をチェックして、正しいホスト名 (例: <soapbind:address location=”https://hostname/ccx/…​. />​) を使用していることを確認します。

トリガー

各フローは、​スケジューラー​または​トリガー​によって開始します。スケジューラーはデフォルトの頻度である 15 分に設定されます。トリガー (例:「each time a new record is created (新規レコードが作成されるたび)」) はユーザーが定義し、システム内のデータに関連する複数のオプションがあります。

トリガーは、ポーリングプロセスを使用して外部システムからの最新情報を能動的にチェックします。ポーリングの頻度は 15 秒に 1 回です。

このシステムでは、次のトリガーオプションが提供されます。

New or updated object

このトリガーでは、Workday 財務管理で新規または更新済みオブジェクトをチェックします。次の項目では値が必須です: Object (オブジェクト)​。

Polling Frequency (ポーリング頻度)

このコネクタのトリガーでは、​[Polling Frequency (ポーリング頻度)]​ 項目が必須です。この項目により、アクティブなフローのレコードの変更を検索するためにコンポーザーが基盤となるシステム API に対して要求を実行する頻度を選択できます。組織のフローごとに異なるポーリング頻度を選択できます。頻度が短くなると、フローの実行頻度は高くなりますが、より多くの ​『API コール』​がコンシュームされます。たとえば、注文管理フローがある場合、15 秒のポーリング間隔 (5760 API コール/日) で達成できるほぼリアルタイムの更新が必要になる可能性があります。これに対して、フローで価格設定カタログを更新する場合、1 時間ごと (24 API コール/日) にフローをポーリングすれば済みます。

アクション

システムに接続してトリガーを定義するか、スケジューラーを設定した後に、フローが実行するアクション (Workday から Salesforce へのレコードのコピーなど) を定義します。実行できるアクションは、接続しているシステムによって異なります。

このシステムでは次のアクションが提供されます。

Get Worker Details by ID

このアクションでは、指定した従業員の ​Workday ID​ に対応するワーカーの詳細を返します。

Create Worker

このアクションでは、新しいワーカーを作成します。

Update Job Requisition

このアクションでは、ジョブの必要条件に関する詳細を更新します。

Get Customer

このアクションでは、指定した顧客 ID に対応する顧客の詳細を返します。

Create Object

このアクションでは、Workday 財務管理で新しいオブジェクトを作成します。​[Object (オブジェクト)]​ の値を指定します。

Update Object (オブジェクトを更新)

このアクションでは、Workday 財務管理で既存のオブジェクトを更新します。次の項目の値を指定します。

  • Object

  • Unique ID (一意の ID)

Get Object

このアクションでは、Workday 財務管理で既存のオブジェクトを返します。次の項目の値を指定します。

  • Object

  • ID

Object Types (オブジェクト種別)

次のオブジェクト種別が使用できます。

  • トリガー

    • JOB_REQUISITIONS

    • WORKER

  • アクション

    • COMPANY

    • CONTRACT

    • CUSTOMER

    • INVOICE

    • JOB_REQUISITIONS

    • PROJECT

    • SALES_ITEM

    • WORKER

カスタム項目

カスタム項目はサポートされていません。MuleSoft Composer を使用して、Workday レコードで設定したアクションとトリガーのカスタム項目値にアクセスできます。