Google Sheets Connector リファレンス

Google スプレッドシートをデータ取得元として使用するか (例: 新しい Google スプレッドシート行を取得し、行の情報が含まれる Slack メッセージを送信する)、データ取得先として使用します (例: 新しい Salesforce 取引先責任者を取得し、Google スプレッドシートの行に変換する)。 フローのデータの操作方法のいくつかの詳細は、データ取得元またはデータ取得先に固有です。また、選択した特定のトリガーまたはアクションに応じて変わります。

始める前に

Google Sheets Connector では、Google の制限されたデータにアクセスするために、サードパーティアプリケーションのアクセス権が必要です。コネクタを使用する前に、Google ワークスペース管理者は、 設定されたアプリケーションのリストに次のクライアント ID を追加Leaving the Site​して、コンポーザーとの OAuth 接続を作成する必要があります。

+ 250037406766-pm8dppphhfm9ugr6rtmdk1unrr48oi3h.apps.googleusercontent.com

Connections (接続)

システムに接続するには、それがデータの取得元であるかデータの取得先であるかに関係なく、そのシステムに必要なログイン情報を使用して接続を作成する必要があります。通常、フロー内の異なるシステムに接続し、接続が必要になるたびに各接続を再利用できます。

このシステムでは、接続のために次のログイン情報が必要です。

Connection Name (接続名)

この接続の詳細を把握するのに役立つ接続名を入力します。 1 つのフローおよび複数のフローで接続を複数回再利用できます。接続の作成後、ログイン情報は非表示になります。そのため、この接続を他の接続と簡単に区別できる名前を付けると役立ちます。

接続は自分にのみ表示されます。コンポーザーアプリケーションの他のユーザーは、独自の接続を作成する必要があります。

コンポーザーは、コンポーザーに接続する Google ドライブアカウントを選択する認証ダイアログを起動します。まだログインしていない場合は、ユーザー名とパスワードを入力します。

トリガー

各フローは、​スケジューラー​または​トリガー​によって開始します。スケジューラーはデフォルトの頻度である 15 分に設定されます。トリガー (例:「each time a new record is created (新規レコードが作成されるたび)」) はユーザーが定義し、システム内のデータに関連する複数のオプションがあります。

トリガーは、ポーリングプロセスを使用して外部システムからの最新情報を能動的にチェックします。ポーリングの頻度は 15 秒に 1 回です。

このシステムでは、次のトリガーオプションが提供されます。

New spreadsheet

このトリガーは、接続に関連付けられた Google ドライブで新しいスプレッドシートが作成されたときに起動します。

Google スプレッドシートは作成時には保存されず、初めて編集されたときに保存されます。そのため、新しいスプレッドシートが作成されても、そのスプレッドシートが編集され、保存されるまでフローはトリガーされません。ただし、保存日は最初に編集されたタイミングではなく作成されたタイミングになります。そのため、2 番目のスプレッドシートを作成し、最初のスプレッドシートを編集する前に編集すると、2 番目のスプレッドシートでフローがトリガーされ、最初のスプレッドシートは無視されます。

New row in sheet

スプレッドシート内の 1 つのシートを監視し、シートの最後に新しい行が追加されたときにトリガーします。フローが開始されると、このトリガーはシートのすべての既存の行を返します。その後、フローがトリガーされるたびに、シートに追加された新しい行が返されます。

テキストが 1 つのセルまたは列に存在する場合、これらのセルまたは列を更新しても、新しい行としてトリガーされません。セルまたは列を更新したときに新しい行をトリガーするには、​Update row in sheet​ トリガーを使用します。

Updated row in sheet

スプレッドシート内の 1 つのシートを監視し、行が作成または更新されたときにトリガーします。フローが開始されると、このトリガーはシートのすべての既存の行を返します。その後、フローがトリガーされるたびに、シートの新しい行または更新された行が返されます。

制限

  • シートは 10,000 行に制限される

  • ヘッダー行は除外される

  • トリガーはチームドライブではなくマイドライブで機能する

Polling Frequency (ポーリング頻度)

このコネクタのトリガーでは、​[Polling Frequency (ポーリング頻度)]​ 項目が必須です。この項目により、アクティブなフローのレコードの変更を検索するためにコンポーザーが基盤となるシステム API に対して要求を実行する頻度を選択できます。組織のフローごとに異なるポーリング頻度を選択できます。頻度が短くなると、フローの実行頻度は高くなりますが、より多くの ​『API コール』​がコンシュームされます。たとえば、注文管理フローがある場合、15 秒のポーリング間隔 (5760 API コール/日) で達成できるほぼリアルタイムの更新が必要になる可能性があります。これに対して、フローで価格設定カタログを更新する場合、1 時間ごと (24 API コール/日) にフローをポーリングすれば済みます。

アクション

システムに接続してトリガーを定義するか、スケジューラーを設定した後に、フローが実行するアクション (Workday から Salesforce へのレコードのコピーなど) を定義します。実行できるアクションは、接続しているシステムによって異なります。

このシステムでは次のアクションが提供されます。

Create row

このアクションは、接続に名前が記載されているシートの最後に新しい行を追加します。

Update row

このアクションは、シートの行を更新します。

制限

  • Google スプレッドシートにはヘッダー行が必要です。データが 1 行目に保存される場合、そのアクションは失敗します。

  • 複合データピルに null または空の値があると、Google スプレッドシートでセルへの書き込みは行われません。これは、​Update row​ または ​Create row​ アクションに影響する可能性があります。

Google スプレッドシート™ は Google LLC の商標です。