クラスタ

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クラスタは、最大 8 台のサーバから構成され、1 つのデプロイメント対象として、さらには高可用性の処理単位として機能します。サーバグループとは異なり、クラスタ内のアプリケーションインスタンスは相互を認識し、共通の情報を共有して、状況を同期させます。1 台のサーバが故障した場合は、別のサーバがアプリケーションの処理を引き継ぎます。1 つのクラスタは複数のアプリケーションを実行できます。

クラスタを作成する前に、Mule Runtime Engine インスタンスを作成して、Mule サーバを Anypoint Runtime Manager に追加する必要があります。

マルチキャストクラスタとユニキャストクラスタの比較

クラスタを構成するときに、クラスタ内のノードを識別するためのユニキャストオプションまたはマルチキャストオプションのいずれかを指定します。

  • Unicast (ユニキャスト)​:

    ユニキャストクラスタでは、クラスタ内のノードの IP アドレスを設定する必要があります。サーバに複数のインターフェースがある場合は、ノードが他のノードと直接通信できる内部 IP アドレスを使用してください。異なるサブネットにまたがるクラスタリングはサポートされません。

    Mule はサーバを識別するために IP アドレスを使用するため、ユニキャストクラスタ上のサーバでは、DHCP を使用して IP アドレスを動的に割り当てることはできません。サーバが再起動され、DHCP を使用して新しい IP アドレスを取得した場合は、新しい IP アドレスを使用してサーバをクラスタに追加する必要があります。

    ユニキャストクラスタにサーバを追加するには、サーバの状況が [Running (実行中)] になっている必要があります。

  • Multicast (マルチキャスト)​:

    マルチキャストクラスタは、互いに自動検出されたサーバで構成されます。マルチキャストクラスタに含まれる各サーバは、同じネットワークセグメント上に存在する必要があります。

    マルチキャストクラスタを使用する 1 つの利点は、クラスタ内のノードとして設定するサーバの状況が [Running (実行中)] になっている必要はないということです。もう 1 つの利点は、クラスタを再起動することなくノードをクラスタに動的に追加できることです。

    多くのネットワークでマルチキャスト機能がブロックされています。そのため、ネットワーク内でマルチキャストを許可するかどうかは、ネットワーク管理者に確認して判断してください。