インサイト

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インサイトは Anypoint Platform Private Cloud Edition ではサポートされていません。

インサイトは、トラブルシューティングツールで、Runtime Manager を使用してデプロイした Mule アプリケーション上のビジネストランザクションやイベントを詳細に調べることができます。インサイトは、アプリケーション内でのすべてのデータを追跡して、トランザクションをすぐに再生することで、情報を検索可能にし、メッセージ処理中に発生したあらゆるエラーを検出して回復するのに役立ちます。

インサイトは、統合されたアプリケーションに関する次のような質問に答えるのに役立ちます。

  • 特定のトランザクションや同期に何が起きたか?

  • トランザクションはいつ実行されたか? 所要時間はどれくらいだったか?

  • トランザクションの結果はどうだったか?

  • 処理中に障害が発生した場合、どの時点で発生したか?

インサイトダッシュボードを使用して、ビジネストランザクションを処理するフロー内で発生したイベントを表示できます。障害の根本的原因を分析したり、パフォーマンスのボトルネックを特定したり、会社の手順に準拠しているかをテストしたりするには、イベントに関するデータにドリルダウンします。

インサイトを有効にすると、データ処理パフォーマンスが低下します。本番環境では、長期間に渡ってインサイトを有効にしないでください。本番環境を監視するには、監視に関するセクションに記載されているツールを使用してください。

インサイトでは、Batch Processingの可視化はサポートされません。

インサイトの有効化

オンプレミスサーバで実行されるアプリケーションでインサイトを有効にするには、アカウント用の特別なエンタイトルメントを取得する必要があります。必要な有効化を取得する手方法については、MuleSoft 営業担当にお問い合わせください。

デフォルトで Mule イベントを追跡、集計、保存するために、インサイトには処理オーバーヘッドとネットワークオーバーヘッドが必要です。次の手順を実行してインサイトを有効にし、Mule サーバで生成されるイベントを追跡します。

  1. Anypoint Platform アカウントにサインインします。

  2. [Runtime Manager] をクリックします。

  3. 左側のメニューで ​[Applications (アプリケーション)]​をクリックし、アプリケーションを選択してページの右側にある管理パネルで開きます。

  4. 管理パネルで ​[Insight (インサイト)]​ をクリックします。

  5. 左側のメニューで ​[Settings (設定)]​をクリックして、​[Insight (インサイト)]​タブを選択します。

    insight 320c1
  6. 次の追跡オプションのいずれかを選択します。

    • Disabled (無効): インサイトを使用しません。

    • Metadata (メタデータ): イベントのみを追跡します。

    • Metadata and Replay (メタデータと再生): イベントを追跡し、コンソールからすぐにトランザクションを再生する機能を有効にします。詳細は、「問題の診断とトランザクションの再生」を参照してください。

      [Metadata and Replay (メタデータと再生)] は、CloudHub にデプロイされた Mule 3 アプリケーションでのみ使用でき、再生は、インバウンドエンドポイントを含むフローにのみ機能します。
  7. [Apply Changes (変更を適用)] をクリックして設定を適用します。
    インサイトを有効にすると、デフォルトで次のイベントが追跡されます。

    • Mule アプリケーションのエンドポイント (インバウンドおよびアウトバウンド) を通過するデータ

    • フローの開始と完了

    • Mule フローに埋め込んだカスタムビジネスイベント

オンプレミスサーバにデプロイされたアプリケーションのログには、イベント情報が含まれていますが、メッセージコンテンツは含まれていません。

ビジネスイベントのセットアップ

フローにカスタムビジネスイベントを埋め込むか、フローのメッセージプロセッサ内で詳細なイベント追跡を有効にすることによって、Mule アプリケーション内のビジネスイベントを設定できます。

  • カスタムビジネスイベント。アプリケーションのフロー内の関連する位置にカスタムビジネスイベント要素を含めて、追跡するビジネスに関連性の高い処理情報を表示します。

  • イベント追跡。フロー全体またはフロー内の特定のメッセージプロセッサやエンドポイントに対してデフォルトイベント追跡を有効にすることで、さらに詳細なイベントを追跡します。アプリケーション内のフローを設定するときに、デフォルトイベント追跡の範囲を明示的に設定できます。

Runtime Manager でアプリケーションをデプロイするときには、[Insight (インサイト)] タブで [Metadata (メタデータ)] または [Metadata and Replay (メタデータと再生)] を選択する必要があります。

トランザクションとイベントの検索と絞り込み

*インサイトダッシュボード*には、情報が 3 つの追跡レベルで表示されます。

  • Transactions (トランザクション): 関連するイベントの論理的なグループ化で、通常はシステムのビジネス面での視点に対応しています。

  • Events (イベント): トランザクションの低レベルの詳細を追跡します。イベントは、メッセージプロセッサとエンドポイントにマップされ、例外や設定したカスタムビジネスイベントについての情報が明らかになります。

  • Metadata (メタデータ): アプリケーションのカスタムイベントの一環としてカスタマイズしたキー - 値ペアを追跡します。このレベルでインサイトが追跡する情報によって、概要レベルのビジネスイベントに関する情報が明らかになります。

次の図は、インサイトダッシュボードのどこにトランザクション、イベント、メタデータがあるかを示しています。

CHInDash2

トランザクション ID のカスタマイズ

トランザクションレベルのイベントの場合、[ID] 列に Long 型の数値が表示されることがあります。トランザクション ID をカスタマイズすることで、ビジネス要件に関連した、より直観的な値が表示されるようにできます。

Mule 式を使用して、Mule アプリケーションがトランザクションに関する有意義な情報 (注文番号、追跡番号、従業員識別番号など) を返すように設定します。

トランザクションの検索と絞り込み

Runtime Manager コンソールの [Insight (インサイト)] タブでは、検索ツールやデータの検索条件を使用して、表示される結果を絞り込むことができます。次の表に、検索または絞り込みの条件を指定する方法を示します。

アクション 適用方法

特定のトランザクションを表示する

[Insight (インサイト)] をクリックします。[Search (検索)] 項目で [Advanced (詳細)] をクリックし、[Transaction ID (トランザクション ID)] に ID 値を入力します。[Apply (適用)] をクリックします。

CHInTransID

失敗したトランザクションのみを表示する

[Any (任意)][Completed (完了)]、または [Failed (失敗)] を指定します。

CHInAny

特定の日付範囲内のトランザクションを表示する

  • [Advanced (詳細)] > [Date & Time (日時)] をクリックして、日付または範囲を指定します。

CHInDateTime2
  • グラフ内をクリックしてドラッグすることで、特定の日付範囲を選択します。

CH_date+range+click+drag

フロー名、例外メッセージ、処理時間、カスタムビジネスデータによってトランザクションを見つける

アプリケーション内で、[Search (検索)] 項目の [Advanced (詳細)] をクリックして、追加検索パラメータを見つけます。

CHInBizData
[Business Data (ビジネスデータ)] 項目を有効にするには、アプリケーションにビジネスイベントがある必要があります。

検索を保存する

検索を保存するには、[Save search (検索を保存)] をクリックします。

CHSaveSearch

イベントの絞り込み

トランザクション内で [Transaction Details (トランザクションの詳細)] を使用して、インサイトで各トランザクションに表示されるイベントの種別をさらに絞り込みます。イベントの [Transaction Details (トランザクションの詳細)] ドロップダウンをクリックすると、使用可能な絞り込み条件が表示されます。デバッグを行っている場合は、すべてのイベントを表示して、フローの詳細なステップにドリルダウンできるようにすることが役に立つことがあります。概要レベルでのビジネス情報を分析することに関心がある場合は、検索条件を適用してカスタムビジネスイベントのみを表示することが望ましいことがあります。

CHTransactionDetails

イベント検索条件のデフォルト設定は、ユーザロールによって、次のように異なります。

  • ユーザロールが [Support (サポート)] の場合、デフォルトのイベント検索条件設定では、カスタムイベントのみが表示されます。

  • ユーザロールが [Admin (管理者)] または [Developer (開発者)] の場合、デフォルトのイベント検索条件設定では、カスタムイベント、エンドポイントイベント、メッセージプロセッサイベントが表示されますが、フローイベントは表示されません。

データの永続性

インサイトにはサイズ制限はなく、30 日間のアプリケーションのすべてのトランザクションが表示されます。イベントは 2 日間保持されます。

2017 年 10 月 7 日より前に作成されたアプリケーションの再生データは、デフォルトリージョンの us-east-1 に保存されます。
新しいアプリケーションと 2017 年 10 月 7 日より後にリージョンが変更されたアプリケーションでは、リージョン固有のストレージが使用されます。リージョンを切り替えると、インサイト再生データは保持されません。これが、コンプライアンス要件に違反していないことを確認してください。

問題の診断とトランザクションの再生

インサイトのメッセージ再生機能によって、高度なエラー回復が有効になります。トランザクションの失敗が発生すると (インサイトのダッシュボードに表示される)、問題を診断し、根本原因を修正し、失敗したトランザクションを再生できます。次に、この機能の例を示します。

トランザクションの失敗

たとえば、アプリケーションで Salesforce アカウントの API コール制限数を超えてトランザクションが失敗すると、インサイトはトランザクションの状況を Failed として表示します。

トランザクションをクリックして展開し、トランザクション内の個々のイベントを調べます。失敗したイベントの横に例外とエラーメッセージがリストされ、既存のスタック追跡も表示されます。

CHExcMsg

修正して再生

ログを調査し、トランザクションの失敗の原因となった問題を解決 (API 利用可能数を追加購入するなど) した後に、トランザクションを再生できます。

現在、再生機能は、Mule 3 アプリケーションと、インバウンドエンドポイントを含むフローのみでサポートされています。

失敗したトランザクションの最初のイベントの横にある再生アイコン (円形の矢印) をクリックして再生します。

CHReplayButton

インサイトで、確認が要求され (下の最初の図)、次に最初にトランザクションが失敗したメッセージが再生されたことが確認されます (下の 2 番目の図)。再生されたトランザクションは、すぐにインサイトのダッシュボードと [Logs (ログ)] タブに表示されます。

CH_replay_transaction_sure
CH_replay-transaction-replayed

トランザクション再生データの消去

アプリケーションの [Insight (インサイト)] タブで、[Purge Replay Data (再生データを消去)] をクリックして、そのアプリケーションの既存の再生データをすべて削除します。

このアクションは元に戻せません。

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