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Monitoring API ManagerAnypoint Runtime Manager の監視ダッシュボードには、デプロイされたアプリケーションとデプロイ先のシステムの両方の使用状況メトリクスの詳細が表示されます。
Anypoint Platform Private Cloud Edition では、Anypoint の監視ダッシュボード機能はサポートされていません。
ダッシュボードを表示するには、Runtime Manager の「Read Application (アプリケーションの参照)」権限または Runtime Manager の「Read Servers (サーバの参照)」権限が必要です。
Anypoint Runtime Manager には以下のダッシュボードがあります。
デプロイメント対象や状況など、アプリケーションに関する情報を表示します。
Runtime Manager は、組み込みとクラシックの 2 種類のアプリケーションダッシュボードインターフェースを提供しています。表示されるダイアログボックスは、選択したアプリケーションのバージョン、種別、デプロイメント方法によって異なります。
ヒープメモリと CPU のパーセンテージや、詳細なメモリ使用状況メトリクスなど、サーバに関する高レベル情報を表示します。
グループまたはクラスタ内で選択されたサーバの集計メトリクスを表示します。
これらのダッシュボードから収集した情報を使用して、以下を行うことができます。
アプリケーションとサーバのアラートをセットアップし、いずれかのメトリクスが長時間にわたって重大値を示すと自動的に通知されるようにします。
失敗の根本原因の分析、パフォーマンスのボトルネックの特定、会社の手続きに準拠しているかどうかのテストにインサイトを活用します。
アプリケーション監視ダッシュボードは、統合されたアプリケーションに関する次のような質問に答えるのに役立ちます。
使用量のピークが発生したのいつか?
高トラフィックのピークが応答時間に与える影響は?
アプリケーションの背後の処理能力はこれらの高トラフィックのピークに適切に対処できているか?
高トラフィックのピークがメッセージの失敗率に与える影響は?
同じサーバで実行されている他のアプリケーションの高トラフィックのピークが、特定のアプリケーションのパフォーマンスに与える影響は?
ワーカーの再起動後は、CPU とメモリの情報はダッシュボードには表示されません。これらの情報を維持するには、dashboardStats API を使用してください。または、Anypoint Monitoring で Titanium サブスクリプションを使用することで、このデータを保存できます。
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Anypoint Monitoring ダッシュボードは、クラシックアプリケーション監視ダッシュボードよりも多くの監視メトリクスを提供し、いろいろな種類のグラフを表示する複数のページがあります。
このダイアログボックスは、選択したアプリケーションが以下の場合に表示されます。
CloudHub または Runtime Fabric にデプロイされている
Mule 3.8.7-AM または 3.9.0 以降で実行されている
Anypoint Monitoring が有効になっている
詳細については、Anypoint Monitoring ドキュメントの「組み込みアプリケーションダッシュボード」を参照してください。
クラシックアプリケーション監視ダッシュボードは、Mule メッセージ、CPU、およびメモリのメトリクスを表示します。
このダイアログボックスは、選択したアプリケーションが以下の場合に表示されます。
CloudHub にデプロイされている
3.8.7 より前の Mule バージョンで実行されている
オンプレミスでデプロイされている (ハイブリッド)
ハイブリッドアプリケーションでは、監視が有効で、過去 24 時間に渡って監視された CPU メトリクスが存在する場合にダッシュボードが表示されます。
監視が有効化されていない
アプリケーションの監視ダッシュボードにアクセスしたときに表示されるダイアログボックスは、選択したアプリケーションのバージョン、種別、デプロイメント方法によって異なります。
アプリケーション監視ダッシュボードにアクセスするには、次の手順を実行します。
Runtime Manager で [Applications (アプリケーション)] をクリックします。
監視するアプリケーションの名前を選択します。
表示しているダッシュボードの右上隅にある目的の期間を選択することで、異なる時間範囲でグラフを表示できます。
組み込み Anypoint Monitoring ダッシュボード:
クラシックアプリケーション監視ダッシュボード
選択された各時間範囲の時間単位を下表に示します。
グラフに表示される平均、最小、最大: | |||
---|---|---|---|
選択された時間範囲 |
Mule メッセージ数 |
エラー数 |
応答時間 (ミリ秒) |
3 時間 |
毎分 |
毎分 |
毎分 |
24 時間 |
8 分ごと |
8 分ごと |
8 分ごと |
7 日間 |
毎時 |
毎時 |
毎時 |
2 週間 |
2 時間ごと |
2 時間ごと |
2 時間ごと |
アプリケーションが同時に複数のワーカーで実行される場合は、異なる色で区別した曲線として、同じグラフ上に表示されます。
アプリケーションがサーバーグループまたはクラスタで実行されている場合は、グループまたはクラスタに含まれるサーバの集計メトリクスが 1 本の折れ線として各グラフに表示されます。メトリクスを個々のサーバレベルで表示するには、個々のサーバのダッシュボードを参照してください。サーバで複数のアプリケーションが実行中の場合、表示されるのはサーバの総合的なパフォーマンスで、実行中のアプリケーションごとに区別されません。
サーバー監視ダッシュボードは、ヒープメモリと CPU のパーセンテージや、詳細なメモリ使用状況メトリクスなど、サーバに関する高レベル情報を表示します。
サーバ監視ダッシュボードにアクセスするには、次の手順を実行します。
Runtime Manager で [Servers (サーバ)] をクリックします。
監視するサーバの名前を選択します。
サーバのダッシュボードが表示されます。
サーバの監視ダッシュボードには、サーバが含まれるサーバグループダッシュボードまたはクラスタダッシュボードから移動することもできます。
サーバ監視ダッシュボードでは、メトリクスを 2 つのタブで表示します。
サーバのメモリと CPU の使用量を概要レベルで表示します。
サーバメモリの各部を別々に追跡する詳細なメトリクスを表示します。
表示しているダッシュボードの右上隅にある目的の期間を選択することで、異なる時間範囲でグラフを表示できます。
グラフ上にマウスポインタを置くことで、その時点で発生したアクティビティに関する数値の詳細がフロート表示されます。
サーバで複数のアプリケーションが実行されている場合は、アプリケーションのチェックボックスをオンにすることで右側にデータの詳細ペインを表示して、別々のグラフセットで各アプリケーションのパフォーマンスを確認できます。
ダッシュボードのメモリ使用量のグラフは以下の値を追跡します。
使用量
現在使用中のメモリの量 (MB 単位)。
Java VM が使用メモリを増量してコミット済みメモリよりも大きくしようとすると、使用量が合計未満であっても、メモリの割り当てが失敗します。
Total (合計)
サーバが使用できるメモリの最大量 (MB 単位)。最大量は変動するか、または未定義の場合があります。
Committed (コミット済み)
Java VM で使用できるメモリの量 (MB 単位)。この量は時間と共に変動します。コミット済みメモリの量は、常に使用メモリの量以上になります。
[Overview (概要)] タブのグラフには、メモリと CPU の使用量に高レベルのメトリクスが表示されます。
合計ヒープメモリ使用量 (MB 単位)。
ヒープメモリの使用量
メモリ合計
コミット済みヒープメモリ
ヒープメモリの各コンポーネントの詳細は、[Breakdown (詳細分析)] タブを参照してください。
Windows ではこのメトリクスは使用できません。
サーバの合計 CPU 使用量:
CPU 使用量
Available Processors (使用可能なプロセッサ)
Load Average (負荷平均)
[CPU Usage (CPU 使用量)] は、サーバの使用済み処理容量を示すパーセンテージ値です。 [Available Processors (使用可能なプロセッサ)] は、サーバで使用可能なプロセッサ数を示す整数値です。 CPU 負荷とは、サーバの CPU によって実行されている、または実行を待機しているタスクの数です。 [Load Average (負荷平均)] は、指定された期間の実行中、または CPU 時間の割り当てを待機中のプロセスの平均数を示す整数値です。
[Breakdown (詳細分析)] タブのグラフは、サーバメモリの各部を別々に追跡する詳細なメトリクスを表示します。
ヒープメモリメトリクスは、JVM ヒープを構成するサーバメモリ部分に関連します。
非ヒープメモリメトリクスは、JVM ヒープの外側に存在するメモリを指します。
個々の Java スレッド数の推移。
ヒープの以下の領域のメトリクス:
Young Generation (新世代)、すべての新しいオブジェクトが割り当てられます。
Old Generation (旧世代)、存続しているオブジェクトが格納されます。
JVM にあるすべてのアプリケーションを合計した、現在ロード済みまたはロード中のクラスの量:
ほとんどのオブジェクトに最初に割り当てられるメモリが含まれているヒープ領域内のプール。
Eden 領域のガベージコレクションを耐え抜いたオブジェクトが含まれているヒープ内のプール。
Survivor 領域内にしばらく存在したオブジェクトが含まれているヒープ内のプール。
ネイティブコードのコンパイルと保存に使用されるメモリが含まれる領域。
このメトリクスは、JDK 8+ を使用する場合にのみ使用できます。
クラスのメタデータの表現にネイティブメモリが使用される JVM のメモリ領域。
このメトリクスは、JDK 8+ を使用する場合にのみ使用できます。
現時点のメタ領域の上限は 256 MB です。
サーバグループまたはクラスタ監視ダッシュボードを使用すると、グループまたはクラスタ内のサーバの集計メトリクスを表示できます。
サーバグループまたはクラスタ監視ダッシュボードには、以下の集計メトリクスが表示されます。
CPU usage (CPU 使用量) (最大量に対する割合)
Memory usage (メモリ使用量) (MB 単位)
Heap total (ヒープ合計) (MB 単位)
選択されたサーバの集計メトリクスは、1 本の折れ線として各グラフに表示されます。