接続モードでのライブネスチェックの設定

Flex Gateway には、ゲートウェイの健全性をテストするための次の CLI コマンドが含まれています。

flexctl probe --check=liveness

Flex Gateway インスタンスが正常に実行されている場合、このコマンドは終了コード ​0​ を返します。それ以外の場合、ゲートウェイは健全でなく、コマンドは ​1​ を返します。

ライブネスチェックコマンドは、手動で実行することも、自動的に実行されるようにコマンドを設定することもできます。デフォルトでは、Kubernetes にデプロイされた Flex Gateway には自動ライブネスプローブが設定されています。ライブネスプローブは、ライブネスチェックコマンドを定期的に実行し、指定された回数のライブネスチェックが失敗した後に Flex Gateway ポッドを自動的に再起動します。

Docker および Linux のデプロイメントには、事前設定済みのライブネスプローブはありません。

Kubernetes ライブネスプローブの設定

デフォルトでは、Kubernetes で実行されている Flex Gateway には、Helm チャートで設定されたライブネスプローブが含まれています。ライブネスプローブは、​flexctl probe --check=liveness​ を 10 秒間隔で自動的に実行し、テストが 5 回失敗した後に健全でないポッドを再起動します。

ライブネスプローブはデフォルトで次の値で設定されています。

livenessProbe:
 exec:
   command:
   - flexctl
   - probe
   - --check=liveness
 initialDelaySeconds: 10
 periodSeconds: 10
 failureThreshold: 5
 timeoutSeconds: 1
パラメーター 説明

exec.command

ライブネスチェックコマンド

initialDelaySeconds

起動後、最初のライブネステストを実行するまで待機する時間 (秒単位)

periodSeconds

各ライブネスチェック間の間隔 (秒単位)

failureThreshold

Kubernetes ポッドが再起動されるまでの失敗ライブネステスト数

timeoutSeconds

テストがタイムアウトになるまでの時間 (秒単位)

デフォルトのライブネスプローブパラメーターを変更するには、Helm チャートを更新する必要があります。これらのパラメーターは、Helm チャートの初回インストール中またはインストール後に変更できます。Helm チャートを変更する方法についての詳細は、Helm チャートを介した Flex Gateway デプロイメントのポッド設定の更新を参照してください。

Docker および Linux ライブネスプローブ

Docker または Linux デプロイメントの場合、健全性をチェックしたり、健全でない Flex Gateway を再起動したりするように設定されたデフォルトのライブネスプローブはありません。ただし、ライブネスチェックコマンドを手動で実行したり、サードパーティサービスで自動的に使用するように設定したりすることはできます。Kubernetes ライブネスプローブ以外では、MuleSoft はサードパーティのライブネスプローブや健全性チェックのサポートを提供しません。

Docker でライブネスチェックコマンドを実行する 1 つの方法は、​docker run​ コマンドで ​HEALTHCHECK​ を設定することです。詳細は、 「Docker run HEALTHCHECK」​を参照してください。