Anypoint Platform への Flex Gateway ログ出力の無効化

Anypoint Flex Gateway ログにより、起動、シャットダウン、API 要求、API 応答、ポリシー、Fluent Bit に関するインサイトが得られます。ログにより、開発者やシステム管理者は問題や異常を識別して解決できます。ただし、Anypoint Platform へのログ出力を無効化する必要がある場合があります。

ログ出力を無効化する前に、トラブルシューティング機能に対する潜在的な影響を検討してください。場合によって、ログの冗長レベルを調整するほうが適切な場合があります。

次のログの Anypoint Platform への送信を無効化できます。

  • 次のようなランタイムログ:

    • Flex Gateway、Fluent Bit、および Envoy の起動とシャットダウン。

    • デプロイされた API とポリシー。

    • Flex Gateway の設定ミスの可能性またはその他のエラー。

  • 次のようなアクセスログ:

    • 一定期間の Envoy との受信インタラクションの説明。

    • 特定の API に対する受信要求と応答。

無効化できるのは Anypoint Platform に送信されるログのみです。標準出力 (STDOUT) に変更はありません。

Anypoint Platform へのログの送信は、ローカル設定ファイルを使用して無効化します。次のチュートリアルでは、ファイルを作成してデプロイする方法について説明します。

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始める前に

Flex Gateway ログ出力を設定する前に、次のタスクを完了します。

Linux サービスとして Flex Gateway の Anypoint Platform ログ出力を無効化する

  1. Flex Gateway 設定ディレクトリに YAML 設定ファイルを作成します。次に例を示します。

    sudo touch /usr/local/share/mulesoft/flex-gateway/conf.d/disable-logs-config.yaml
  2. 設定ファイルで、​spec.logging.runtimeLogs.outputs.anypoint​ または ​spec.logging.accessLogs.outputs.anypoint​ を ​disabled​ に設定します。ファイルは次のようになります。

    apiVersion: gateway.mulesoft.com/v1beta1
    kind: Configuration
    metadata:
      name: logging-config
    spec:
      logging:
        runtimeLogs:
          logLevel: info
          outputs:
            anypoint: disabled
        accessLogs:
          outputs:
            anypoint: disabled
  3. ファイルを保存します。

コンテナで Flex Gateway の Anypoint Platform ログ出力を無効化する

Flex Gateway 設定ファイルを含むフォルダーのボリュームをすでに追加している場合、ステップ 4 までスキップします。
  1. Ctrl+C を押して、Flex Gateway とレプリカを停止します。

  2. Flex Gateway 設定ファイルを含むディレクトリに ​app​ という名前のフォルダーを作成します。

  3. app​ ディレクトリに移動します。

  4. disable-logs-config.yaml​ という名前の新しい設定 YAML ファイルを作成します。

  5. 設定ファイルで、​spec.logging.runtimeLogs.outputs.anypoint​ または ​spec.logging.accessLogs.outputs.anypoint​ を ​disabled​ に設定します。ファイルは次のようになります。

    apiVersion: gateway.mulesoft.com/v1beta1
    kind: Configuration
    metadata:
      name: logging-config
    spec:
      logging:
        runtimeLogs:
          logLevel: info
          outputs:
            anypoint: disabled
        accessLogs:
          outputs:
            anypoint: disabled
  6. 設定ファイルを保存します。

  7. 設定ディレクトリボリュームを使用して Flex Gateway を再起動します。

    • Docker

    • Podman

    docker run --rm \
    -v "$(pwd)":/usr/local/share/mulesoft/flex-gateway/conf.d \
    -p 8080:8080 \
    mulesoft/flex-gateway
    -e ​FLEX_NAME​=<name-for-flex-replica> \ を含めて、Flex レプリカに割り当てる名前 (省略可能) を指定します。
    podman run --rm \
    -v "$(pwd)":/usr/local/share/mulesoft/flex-gateway/conf.d \
    -p 8080:8080 \
    docker.io/mulesoft/flex-gateway
    -e ​FLEX_NAME​=<name-for-flex-replica> \ を含めて、Flex レプリカに割り当てる名前 (省略可能) を指定します。

Kubernetes クラスターで Flex Gateway の Anypoint Platform ログ出力を無効化する

Anypoint Platform へのログを無効化する手順は、次のとおりです。

  1. 次の例の出力設定の詳細を含む YAML 設定ファイルを使用して、新しいリソースを作成します。

    apiVersion: gateway.mulesoft.com/v1beta1
    kind: Configuration
    metadata:
      name: logging-config
    spec:
      logging:
        runtimeLogs:
          logLevel: info
          outputs:
            anypoint: disabled
        accessLogs:
          outputs:
            anypoint: disabled
  2. spec.logging.runtimeLogs.outputs.anypoint​ または ​spec.logging.accessLogs.outputs.anypoint​ を ​disabled​ に設定します。

OpenShift クラスターで Flex Gateway の Anypoint Platform ログ出力を無効化する

Anypoint Platform へのログを無効化する手順は、次のとおりです。

  1. 次の例の出力設定の詳細を含む YAML 設定ファイルを使用して、新しいリソースを作成します。

    apiVersion: gateway.mulesoft.com/v1beta1
    kind: Configuration
    metadata:
      name: logging-config
    spec:
      logging:
        runtimeLogs:
          logLevel: info
          outputs:
            anypoint: disabled
        accessLogs:
          outputs:
            anypoint: disabled
  2. spec.logging.runtimeLogs.outputs.anypoint​ または ​spec.logging.accessLogs.outputs.anypoint​ を ​disabled​ に設定します。