Flex Gateway新着情報
Governance新着情報
Monitoring API ManagerFlex Gateway の使用を開始する前に、最適なパフォーマンスと自動スケーリング率が得られるように分析して設定を選択します。
レプリカノードのリソースを割り当てる際には、次のことを検討してください。
API の数
ノードに必要なメモリ量
ノードの処理能力
各 API のポリシーの数
各ノードで処理するトラフィック量
ノードが要求に応答するまでに要する時間 (レイテンシー)
ノードが処理するトラフィックの種別と、トラフィック内の次の要素:
ノードが処理する 1 秒あたりの要求数 (RPS)
各要求のサイズ (バイト)
次の表は、環境に合わせてレプリカノードに対して割り当てる必要があるリソースを示しています。
ノードサイズ | CPU | RAM |
---|---|---|
小 |
1 ~ 2 コア |
2 ~ 4GB |
中 |
2 ~ 4 コア |
4 ~ 8GB |
大 |
8 ~ 16 コア |
16 ~ 32GB |
IBM Power10 デプロイメントの場合、「大」ノードでは 5 ~ 16 個の CPU コアを割り当てます。 |
同じクラスターに属するノードは同じサイズである必要があります。 |
次の表は、適切なノードとクラスターサイズを示しています。
ノードサイズ | API の数 | ポリシーの数 | 想定されるレイテンシー | 想定されるスループット | 対象環境 |
---|---|---|---|---|---|
小 |
< 100 |
4 |
< 30 ミリ秒 |
< 500 RPS |
開発/テストクラスター |
中 |
< 500 |
4 |
< 20 ミリ秒 |
< 2500 RPS |
本番クラスター |
大 |
> 500 |
4 |
< 10 ミリ秒 |
< 10000 RPS |
重要性の高いクラスター |
これらのサイズの数字はノードごとです。API 設定はクラスター内のすべてのノードに複製されます。たとえば、10 個の API をそれぞれ 3 個のポリシーを含めてデプロイした場合、10 個の API とそのポリシーがクラスター内の各ノードにデプロイされます。
トラフィックはクラスター内のすべてのノードに分散されます。小のクラスターノードでは 500 RPS までサポートされますが、クラスターに 2 つのノードがある場合は、クラスターで許可されるトラフィックの合計は 1000 RPS です (ノードごとに 500 RPS)。ノードあたりの推奨のトラフィックを超えると、最終的に CPU 使用量が増加することになります。この問題を回避するには、クラスター内のすべてのノードのサイズを増やすか、水平方向にスケールする必要があります。
CPU 使用量が多いと、レイテンシーが大きくなる可能性があります。このような場合は、水平スケーリングを続行するか、ノードサイズを増やしてください。
メモリ消費量が多いと、メモリ不足エラーが発生する場合があります。この問題を解決するには、メモリ割り当てまたはノードサイズを増やしてください。この状況では、水平スケーリングで問題を解決できないことがあります。まずメモリを増やして、後から水平方向にスケールする必要があります。
これらのガイドラインは、平均要求サイズが 1 KB で 4 つのポリシーが実装されているクラスターを対象としています。ユースケースに合わせてパラメーターを調整してください。
最も一般的に使用される標準ポリシーは次のとおりです。
メッセージログ
レート制限
JWT 検証
ヘッダーの挿入
TLS の使用は、応答時間やプロセスの消費に影響します。