進行中のベータリリース​: クラウド IDE は進行中のベータリリースです​。ベータ状態での Anypoint Code Builder の使用には、IDE で入手できる、該当するベータサービス契約条件が適用されます。

American Flights アプリケーションのデバッグ

American Flights のインターフェースと実装をデバッグします。

コンポーネントを追加する

デバッグを容易にするには、Set Variable コンポーネントと Logger コンポーネントを American Flights 実装に追加します。

  1. 実装ファイル (​implementation.xml​) を開きます。

  2. [Query Flights (フライトを照会)]​ という名前の Database Select 操作 (​<db:select/>​) の後に Set Variable コンポーネントを追加します。

    設定 XML で次の ​<set-variable/>​ 設定を指定します。

    <set-variable value="#[payload]"
         doc:name="Set variable Payload"
         variableName="databasePayload" />
    xml
  3. Transform コンポーネント (​<ee:transform>​) の後に、次の設定を含む Logger コンポーネントを追加します。

    <logger doc:name="Log Payload" message="#[
        %dw 2.0
        output application/json
        ---
        payload]" />
    xml
  4. ブレークポイントを追加する​に進みます。

    アプリケーションの実行を一時停止するブレークポイントのセットアップ方法を確認します。

ブレークポイントを追加する

American Flights プロジェクトにブレークポイントを追加する手順は、次のとおりです。

  1. American Flights プロジェクトの​インターフェース​ (​interface.xml​) を開きます。

  2. アクティビティバーで ​[Run and Debug (実行およびデバッグ)]​ アイコンを選択します。

    コードエディターでインターフェース XML ファイルが開き、[Run and Debug (実行およびデバッグ)] アイコンが強調表示されています
  3. インターフェースファイル (​interface.xml​) で、​<flow-ref/>​ コンポーネントが含まれる行にブレークポイントを追加します。

    コードエディターでインターフェース XML ファイルが開き、ブレークポイントが有効になっています

    または、F9 を使用して行にブレークポイントを追加します。

  4. American Flights プロジェクトの実装ファイル (​implementation.xml​) を開き、ブレークポイントを ​<db:select/>​ および ​<set-variable/>​ コンポーネントに追加します。

  5. すべてのブレークポイントが ​[Breakpoints (ブレークポイント)]​ パネルにリストされるようになりました。

    3 つの有効なブレークポイントが表示されているメニューパネル
  6. デバッグセッションを開始する​に進みます。

    デバッグセッションを実行し、アプリケーションの実行中にさまざまなポイントでメッセージと変数を調べます。

デバッグセッションを開始する

  1. [Run and Debug (実行およびデバッグ)]​ メニューから、​[Debug Mule Application (Mule アプリケーションをデバッグ)]​ をクリックします。

    [Run and Debug (実行およびデバッグ)] と [Debug Mule Application (Mule アプリケーションをデバッグ)] アイコンが両方とも強調表示されています

    IDE でアプリケーションがパッケージ化され、新しいターミナルが開きます。このターミナルでアプリケーションを埋め込み Mule Runtime Engine にデプロイします。

    アプリケーションの状況がデプロイ済みとして表示されているターミナルウィンドウ
  2. American Flights アプリケーションをテストする​に進みます。

American Flights アプリケーションをテストする

デバッグセッションが開始されたら、次の手順を実行します。

  1. IDE から、コンソールのターミナルウィンドウを開きます。

    • デスクトップ IDE で、​[View (表示)]​ > ​[Terminal (ターミナル)]​ を選択する。

    • クラウド IDE で、​​ (メニュー) アイコンをクリックし、​[Terminal (ターミナル)]​ > ​[New Terminal (新規ターミナル)]​ を選択する。

    • いずれかの IDE で、Ctrl キーを押してからバッククォートキー (`) を押す。

  2. ターミナルで ​curl​ コマンドを使用して、実装ではなく​インターフェース​ (​interface.xml​) のリスナーに対して GET 要求を実行します。

    curl http://localhost:8081/api/flights
    URI

    インターフェースのリスナーの URI にある ​//api/flights​ に注意してください。この手順の詳細は、​「フローをトリガーする」​を参照してください。

  3. American Flights プロジェクトの最初のブレークポイントでアプリケーションの実行が停止することを確認します。

    ブレークポイントでのフローの停止

    ブレークポイントはインターフェースファイル (​interface.xml​) に配置されています。

  4. デバッグツールバーで ​[Step Over (ステップオーバー)]​ ボタンをクリックして、​implementation.xml​ の ​<db:select/>​ 要素にある次のブレークポイントまで実行を継続します。

  5. [Run and Debug (実行およびデバッグ)]​ サイドバーの ​[Variables (変数)]​ パネルにブレークポイントでの Mule イベントに関する情報が提供されていることを確認します。

    実行が停止する設定 XML ファイルのブレークポイント
  6. デバッグツールバーで ​[Step Over (ステップオーバー)]​ ボタンをクリックして、​<set-variable/>​ 要素にある次のブレークポイントまで実行を継続します。

  7. [Variables (変数)]​ パネルで ​[Mule Message (Mule メッセージ)]​ > ​[Payload (ペイロード)]​ に移動して、データベース応答がフライトデータの配列になっていることを確認します。

    ペイロードのフライトデータの配列
  8. 監視式を追加する​に進みます。

監視式を追加する

  1. [Run and Debug (実行およびデバッグ)]​ サイドバーから ​[Watch (監視)]​ パネルを開きます。

  2. パネルの ​[+]​ アイコンをクリックし、式 ​payload.^mediaType​ を追加します。

    [Add Expression (式を追加)] ボタンが強調表示され、アプリケーション変数が表示されているデバッグウィンドウ
  3. 実行が Transform Message コンポーネント (​<ee:transform/>​) に移動するまで ​[Step Over (ステップオーバー)]​ ボタンをクリックします。

  4. ペイロードが ​application/java​ であることに注意してください。

    "ペイロード種別「application/java」が表示されている [Watch (監視) パネル"]

  5. Logger コンポーネント (​<logger>​) に達するまで引き続き ​[Step Over (ステップオーバー)]​ ボタンをクリックします。

  6. ペイロードが ​application/json​ に変換されていることに注意してください。

    ペイロード種別「application/json」が表示されている [Watch (監視)] パネル
  7. デバッグツールバーの ​[Continue (続行)]​ ボタンをクリックし、アプリケーションがデータベースから REST クライアントまたはブラウザーに応答を返すことを確認します。

  8. デバッグセッションを停止する​に進みます。

デバッグセッションを停止する

デバッグセッションを停止する手順は、次のとおりです。

  1. デバッグツールバーで ​[Stop (停止)]​ ボタンをクリックします。

    デバッグツールバーからのデバッグセッションの停止
  2. 『American Flights アプリケーションのデプロイ』に進みます。