GraphQL API の実装

Anypoint Exchange に GraphQL API スキーマをパブリッシュします。次に、Anypoint Code Builder を使用して、スキーマを Mule アプリケーションにインポートしてスキャフォールディングします。インターフェースを実行して実装します。

始める前に

次の手順を実行します。

MuleSoft 環境をセットアップします。詳細は、『Anypoint Code Builder 入門』を参照してください。

『ブック API GraphQL スキーマ』をダウンロードします。

または、次のコンテンツが含まれる books-api.graphql という名前のファイルを作成します。

schema {
  query: Query
}

type Query {
  bookById(id: ID): Book
  books: [Book]
  bestsellers: Bestsellers
}

type Book {
  id: ID!
  name: String
  pageCount: Int
  author: Author
}

type Author {
  id: ID!
  firstName: String
  lastName: String
}

type Bestsellers {
  books: [Book]
  authors: [Author]
}graphql

GraphQL API を Exchange にパブリッシュする

GraphQL API を実装するには、まず GraphQL API を Exchange に手動でパブリッシュする必要があります。

Anypoint Exchange に移動し、サインインします。
手順を表示
US クラウド (非 EU ホスト): Exchange (US)

EU クラウド (EU ホスト): Exchange (EU)
[Publish new asset (新規アセットをパブリッシュ)] をクリックします。
[Name (名前)] に「books-api」と入力します。
[Asset types (アセットタイプ)] では、[GraphQL API] を選択します。
[Method (方法)] では、[Upload a GraphQL API Schema (GraphQL API スキーマをアップロード)] を選択します。
[File upload (ファイルアップロード)] では、[Choose file (ファイルを選択)] をクリックして目的の books-api.graphql スキーマファイルを探します。
[Lifecycle state (ライフサイクル状態)] では、[Stable (安定)] を選択します。
[Publish (パブリッシュ)] をクリックします。

GraphQL API スキーマを実装する

Anypoint Code Builder を使用して Anypoint Exchange のスキーマを取得し、デスクトップ IDE またはクラウド IDE から実装できるインターフェースにスキーマをスキャフォールディングします。

Anypoint Code Builder を開きます。
コマンドパレットを開きます。
手順を表示
- キーボードショートカットを使用する。
  
  Mac: Cmd+Shift+p
  
  Windows: Ctrl+Shift+p
- デスクトップ IDE で、[View (表示)] > [Command Palette (コマンドパレット)] を選択する。
- クラウド IDE で、 (メニュー) アイコンをクリックし、[View (表示)] > [Command Palette (コマンドパレット)] を選択する。

次のコマンドを入力します。

MuleSoft: Implement an API Specificationcommand

Anypoint Platform にサインインするように求められたら、[Allow (許可)] をクリックして、プロンプトに従ってサインインします。
次の値を使用してプロジェクトを設定します。
1. Project Name (プロジェクト名): books-implementation
2. [Project Location (プロジェクトの場所)]: [Browse (参照)] をクリックしてホームディレクトリを選択します。
3. Exchange で「books」と入力して Return キーを押し、books-api 仕様を検索して結果を表示します。
4. 検索結果で books-api の上にマウスポインターを置き、表示される [Add Asset (アセットを追加)] ボタンをクリックします。
5. Mule Runtime および Java バージョンを入力します。
[Create Project (プロジェクトを作成)] をクリックします。

確認を促されたら、API 仕様の作成者を信頼します。

信頼しないと、IDE からプロジェクトの作業を行うことができません。

作成者を信頼すると、Anypoint Code Builder では GraphQL API をスキャフォールディングし、ブック API GraphQL スキーマ内のタイプごとに空のフローでプロジェクトを作成します。

GraphQL スキーマ Mule フロー

GraphQL スキーマ	Mule フロー
`type Query { bookById(id: ID): Book books: [Book] bestsellers: Bestsellers } type Book { id: ID! name: String pageCount: Int author: Author } type Author { id: ID! firstName: String lastName: String } type Bestsellers { books: [Book] authors: [Author] }` GraphQL	`<flow name="Query.bookById"/> <flow name="Query.books"/> <flow name="Query.bestsellers"/> <flow name="Book.author"/> <flow name="Bestsellers.books"/> <flow name="Bestsellers.authors"/>` XML

type Query {
  bookById(id: ID): Book
  books: [Book]
  bestsellers: Bestsellers
}

type Book {
  id: ID!
  name: String
  pageCount: Int
  author: Author
}

type Author {
  id: ID!
  firstName: String
  lastName: String
}

type Bestsellers {
  books: [Book]
  authors: [Author]
}GraphQL

<flow name="Query.bookById"/>
<flow name="Query.books"/>
<flow name="Query.bestsellers"/>
<flow name="Book.author"/>
<flow name="Bestsellers.books"/>
<flow name="Bestsellers.authors"/>XML

各フローには、<graphql-router:data-fetcher/>、<set-payload/>、<graphql-router:serialize/> 要素の設定が含まれます。 <graphql-router:data-fetcher> 要素は、フローのトリガーとして機能します。データフェッチャーについての詳細は、『データソースへの GraphQL API のマッピング』を参照してください。

『GraphQL プロジェクトをテストする』に進み、Anypoint Code Builder でアプリケーションを実行して、GraphQL クエリをエンドポイントに投稿します。