指定した XML 属性の削除

XML タグ内から機密データが含まれていることがわかっている特定の属性を削除できます。この DataWeave の例では、渡される要素とその子から特定の XML 属性を削除する関数を DataWeave ヘッダーで定義します。 開始する前に、DataWeave バージョン 2 (​%dw 2.0​) は Mule 4 アプリケーションを対象とすることに注意してください。Mule 3 アプリケーションの場合、Mule 3.9 ドキュメントセットの DataWeave バージョン 1 (​%dw 1.0​) の例を参照してください。他の Mule バージョンの場合は、目次の Mule Runtime バージョンセレクターを使用できます。

この例では、以下を使用します。

  • 各要素を調べる ​mapObject​。

  • XML 要素の属性を参照する ​@​。

  • 存在している XML 属性のみをリストし、子要素がオブジェクトである場合にのみ関数を再帰的にコールする ​if​ および ​else​。

  • 子が ​Object​ 型かどうかをチェックする ​is​。

  • XML 属性のリストから要素を削除する ​-​。

  • 値がない場合に出力 XML に自己終了タグが表示されるようにする出力ディレクティブの ​inlineCloseOn="empty"​。

入力内の親 ​users​ オブジェクトまたは子 ​user​ オブジェクトにキーが ​password​ の属性が含まれる場合、​removeAttributes​ によってオブジェクトからその属性が削除されます。

DataWeave スクリプト:
%dw 2.0
output application/xml inlineCloseOn="empty"
var removeAttribute = (element,attrName) ->
  element mapObject (value, key) -> {
    // Pass the name of the key of the input object,
    // for example, whether the key is "users" or "user",
    // and use @() to remap the XML attributes.
    (key) @(
        (
          // If the element contains attributes (key.@?),
          // remove any attribute that has the provided key,
          // "password".
          if (key.@?)
            (key.@ - attrName)
          // Otherwise, do nothing.
          else {}
        )
    ) :
    // If the value of the input object contains one or
    // more objects, apply removeAttribute to remove any
    // attribute with the key "password" from those objects.
    if (value is Object)
      removeAttribute(value, attrName)
    // Otherwise, return the value of the input object.
    else value
  }
---
removeAttribute(payload, "password")
入力 XML ペイロード:
<users>
  <user username="Julian" password="1234"/>
  <user username="Mariano" password="4321"/>
</users>
出力 XML:
<?xml version='1.0' encoding='US-ASCII'?>
<users>
  <user username="Julian"/>
  <user username="Mariano"/>
</users>