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Monitoring API ManagerSet Variable カードを使用して変数を作成し、前のカードからの出力のすべてを保存したり、出力の一部を保存したり、DataWeave 式で関数を使用して出力を操作したりすることができます。その後、変数を使用して後のカードで値を再利用できます。
通常、次の図の最初のフローで示されているように、カードが出力したデータ全体を同じフローの次のカードが受け取ります。
最初のフローでは次の手順が実行されます。
Card A が出力を生成します。
Card B は Card A からの出力全体を受け取ります。
ただし、Set Variable カードを使用して変数を作成した場合、2 番目のフローで示されているように、変数と、前のカードからの出力の両方がフローの次のカードに渡されます。
Card A が出力を生成します。
Set Variable カードは変数を作成し、Card A からの出力のすべてを保存したり、出力の一部を保存したり、DataWeave 式で関数を使用して出力を操作したりします。
Card B は Card A からのデータセット全体 (ペイロードと属性) と変数を受け取ります。Card B は独自のデータセットと変数を出力します。Card A からの出力は、変数に保存された部分を除き、フローの一部ではなくなります。
Card C は Card B からのデータセット全体と変数を受け取ります。
たとえば、チュートリアル「Flow Designer での最初の Mule アプリケーションの作成」では、トリガーカードのペイロードを保存できるようにトリガーカードの後で Set Variable カードを使用しました。これは、Choice router を使用した後でこのペイロードからの情報を使用する必要があったが、Choice router からの 3 つの可能な出力にはその情報が保持されなかったためです。
Choice router に続く Transform カードで OppDetails
と名付けた変数を使用しました。
OppDetails
が強調表示された、Choice router に続く Transform カードただし、OppDetails
はフローの後半でも使用できます。これは、次のように、フローの最後のカードである Twilio カードで確認できます。
OppDetails
変数が強調表示された Twilio カード変数をこの Twilio カード (または、Transform カードを除く、変数を使用できる任意のカード) で使用するには、単に変数を項目にドラッグします。
変数を 1 回以上使用した後、その変数をそれ以上使用する必要がないと考えられる場合は、変数を最後に使用するカードの後に Remove Variable カードを追加します。
カードからのデータに基づく値を保存する手順は、次のとおりです。
保存する値の基礎となるデータを出力するカードの後のプラスアイコンをクリックします。
Set Variable カードを追加します。
変数の名前を指定します。名前には、数字、文字、およびアンダースコアのみを含めることができます。
変数の値を指定します。
文字列値を指定する場合、[Value (値)] 項目の右側に f(x) ボタンが表示されていることを確認します。このボタンがある場合、この項目は関数モードではなく、文字列モードであることを意味します。[Value (値)] 項目に直接入力できます。また、文字列内に文字列を指定する場合を除いて、引用符を使用する必要はありません。
DataWeave 式を指定する場合は、[Value (値)] 項目の右側に f(x)
が表示されていることを確認します。f(x)
がある場合、この項目は式モードであることを意味します。この項目内をクリックすると、[Custom Expression (カスタム式)] ダイアログが開きます。このダイアログで、右側の [Add data (データの追加)] ペインと [Add functions (関数の追加)] ペインを使用して式を作成できます。
[Add data (データの追加)] ペインを表示するには、前のカードの少なくとも 1 つで [Add functions (関数の追加)] ペインに表示される DataWeave 関数についてのドキュメントは、「DataWeave 関数リファレンス」の「Core」を参照してください。 |
[Custom Expression (カスタム式)] ウィンドウのスクリーンショットに基づく例: ペイロードのエラーメッセージを変数に保存する場合、error_message
をクリックします。これで、[Expression (式)] 項目に式 error_message
が含まれます。次に [OK] をクリックします。
値を入力することもできます。たとえば、ペイロード全体を変数に保存する場合、[Custom Expression (カスタム式)] 項目に「payload
」と入力できます。
[Custom Expression (カスタム式)] ダイアログで [OK] をクリックし、キャンバスをクリックしてカードを閉じます。
前のカードからのペイロードを保存するには、変数の値を payload
に設定します。
前のカードからの属性を保存するには、変数の値を attributes
に設定します。
フローの現在の時点のデータセット全体を保存するには、変数の値を message
に設定します。
ブール値を保存するには、変数の値を true
または false
に設定します。