AS2 送信エンドポイント設定

AS2 送信エンドポイント設定により、AS2 経由で B2B メッセージを送信する場所が決まります。

AS2 の [Send to Partners (AS2 パートナーに送信)] エンドポイント (AS2 送信エンドポイントの唯一の種別) は次のものとして機能します。

  • パートナーに直接、またはサードパーティ接続経由で変換された B2B メッセージを送信するアウトバウンドメッセージフローの送信先エンドポイント

  • インバウンドメッセージフローの肯定応答エンドポイント

パートナーまたはサードパーティ接続が AS2 送信エンドポイントを所有できます。

パートナーまたはサードパーティ接続ページで次の設定を定義して、AS2 エンドポイントを作成します。

設定 説明 必須

Owner (オーナー)

エンドポイントを所有するパートナーまたはサードパーティ接続。

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使用方法

エンドポイント機能 (​[Send to partners (パートナーに送信)]​)

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プロトコル

エンドポイントでサポートされるプロトコル (​AS2​)

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Endpoint name (エンドポイント名)

エンドポイントを識別するために自動的に生成された名前 (手動で変更可能)。

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説明

ユーザーが入力した、エンドポイントの目的を説明する値。

<Host> AS2 identifier (<ホスト> AS2 識別子)

組織の AS2 識別子。

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<Partner> AS2 identifier (<パートナー> AS2 識別子)

パートナーの AS2 識別子。これは、エンドポイントを使用してトランザクションをサードパーティ接続を経由せずにパートナーに直接送信する場合に表示されます。

x

<VAN> AS2 identifier (<VAN> AS2 識別子)

VAN の AS2 識別子。これは、エンドポイントを使用してトランザクションをサードパーティ接続に送信する場合に表示されます。

x

Partner AS2 URL (パートナー AS2 URL)

アウトバウンド EDI トランスミッションの送信先であるパートナーまたはサードパーティ接続の AS2 URL。

x

Certificate (TLS context) (証明書 (TLS コンテキスト))

(​[Partner AS2 URL (パートナー AS2 URL)]​ 項目が ​https​ で始まる場合に適用) SSL 証明書。値は次のとおりです。

  • [Use CA-signed certificates (CA 署名証明書を使用)]

    認証機関 (CA) が発行して署名した証明書を使用します。このオプションを使用する場合、追加の証明書をアップロードする必要はありません。

  • Use a self-signed certificate (自己署名証明書を使用)

    CA が発行または署名していない証明書を使用します。このオプションを使用する場合、既存の証明書を選択するか、​.pem​ 形式の新しい証明書をアップロードする必要があります。

  • Allow insecure connection (非セキュア接続を許可)

    証明書の検証を実行しない非セキュア接続を許可します。

    このオプションは本番環境で使用しないでください。テスト中にのみ使用してください。

x

Transfer Mode (転送モード)

AS2 トランスミッションの送信時に適用される転送モード。値は次のとおりです。

  • Auto (自動)

    デフォルトで選択されます。

  • Chunked Transfer Mode (チャンク転送モード)

    常にストリーミングします。

  • Identity Transfer Mode (ID 転送モード)

    ストリーミングしません。

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Connection timeout (接続タイムアウト)

リモートサービスへの接続を確立するためのタイムアウト。デフォルト値は ​30 Seconds​ です。

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Retry interval (再試行間隔)

リモート AS2 サービスに接続できない場合に再接続を試みる頻度。デフォルト値は ​30 Seconds​ です。

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Maximum retry attempts (最大再試行回数)

再接続の最大試行回数。最初の接続の失敗後に Partner Manager で再試行するのを望まない場合は、この値を ​0​ に設定します。

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Respond to email address (返信先メールアドレス)

送信時に HTTP の ​From​ ヘッダーとして使用するメールアドレス。

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Message subject (メッセージ件名)

MIME 件名ヘッダーのユーザー定義項目。

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Filename pattern (ファイル名パターン)

パートナーで必要とされるファイル名パターン。

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<Host> keystore (<ホスト> キーストア)

組織の公開証明書と非公開鍵を保存するホストキーストアファイル。エンドポイントを作成するときに新しいキーストアを作成するには、次の手順を実行します。

  1. [New (新規)]​ をクリックします。

  2. [New keystore for <host> (<ホスト> の新規キーストア)]​ ウィンドウの項目に入力します。

  3. [Upload Keystore (キーストアをアップロード)]​ をクリックします。

ホストキーストアの詳細は、​「AS2 ホストキーストアの管理」​を参照してください。

Encryption algorithm (暗号化アルゴリズム)

送信するメッセージを暗号化するときに使用するアルゴリズム。

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Signature algorithm (署名アルゴリズム)

メッセージの整合性チェック値を設定するときに使用するアルゴリズム。

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Request receipt (受信確認を要求)

MDN (Message Disposition Notification) 受信確認を返すようにパートナーに求めるかどうか。

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MDN response (MDN 応答)

Partner Manager から送信される AS2 メッセージは、常に受信者に同期 MDN 受信確認の送信を求めます。この値は常に ​[Sync (同期)]​ に設定されます。

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MDN signature algorithm (MDN 署名アルゴリズム)

メッセージの整合性チェック (MIC) を計算するためのこのアルゴリズムを使用して、署名された MDN (Message Disposition Notification) で応答するようにパートナーに要求します。

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