Partner Manage の使用開始

Partner Manager ユーザーへの権限の割り当て

環境ごとに、アクセス管理を使用して各 Partner Manager ユーザーに権限を割り当てます。次の権限を割り当てることができます。

  • Partner Manager Administrator (Partner Manager システム管理者)

    • すべての権限があります。

  • View Host、Partners、and Message Flows (ホスト、パートナー、およびメッセージフローの参照)

    • ホスト、パートナー、およびメッセージフローの設定への表示専用アクセス権があります。

    • トランザクションアクティビティを参照できません。

  • Manage Partners and Message Flows (パートナーおよびメッセージフローの管理)

    • パートナーまたはメッセージフローの設定を作成、変更、削除できます。

    • パートナー設定を参照できます。

    • トランザクションアクティビティを参照および管理できます。

  • Manage Activity (アクティビティの管理)

    • トランザクションアクティビティを参照および管理できます。

    • パートナーまたはメッセージフローの設定を参照または変更できません。

  • Manage Host (ホストの管理)

    • ホストの設定を作成、変更、削除できます。

    • パートナーの設定またはトランザクションアクティビティを参照または変更できません。

    このアクセス権は、ユーザーに「Anypoint Platform Org Admin (Anypoint Platform 組織のシステム管理者)」ロールがある場合でも適用されます。

  • View Activity (アクティビティの参照)

    • トランザクションアクティビティへの表示専用アクセス権があります。

    • パートナーまたはメッセージフローの設定を参照または変更できません。

詳細は、​「Anypoint Platform で使用可能な権限」​を参照してください。

Partner Manager デプロイメント設定の定義

Partner Manager ランタイムアプリケーションを CloudHub または Anypoint Runtime Fabric にデプロイできます。デプロイメントオプションを設定するには、アクセス管理の ​[Partner Manager Settings (Partner Manager 設定)]​ ページを使用します。

ペイロードストレージ API のセットアップ

Partner Manager では、トランスミッション情報を保存するためのペイロードストレージ API をデプロイする必要があります。この API を、選択したストレージの場所 (データベース、Amazon S3、ファイルシステムなど) に接続できます。

詳細は、「『ペイロードストレージ API の設定』」を参照してください。

ホストプロファイルの設定

Partner Manager の ​<host>​ ページを使用して、Anypoint Platform 組織またはビジネスグループのホストプロファイルを設定します。ホストプロファイルは、組織で使用する EDI と AS2 の識別子、関連付けられたデジタル証明書、[Source at Host (ホストの送信元)] および [Target at Host (ホストの送信先)] エンドポイント、メッセージ種別、ペイロードストレージ API の詳細、EDIFACT 受信メッセージのグローバル設定で構成されます。

詳細は、「『ホストプロファイルの設定と管理』」を参照してください。

各パートナーのパートナープロファイルの設定

パートナープロファイルは、次のようなパートナー固有の設定で構成されます。

  • パートナーの名前

  • 識別子 (AS2 ID、X12-ISA、X12 GS など)

  • デジタル証明書 (X.509 証明書など)

  • パートナーとの間でメッセージを送受信するために使用するエンドポイント

  • パートナーが使用する各メッセージ形式の肯定応答、検証、制御番号

各パートナーのパートナープロファイルを設定します。ホストエンドポイントのみを使用する予定の場合、パートナー固有のエンドポイントを作成する必要はありません。

詳細は、「『パートナーの設定と管理』」を参照してください。

サードパーティ接続の設定

パートナーが VAN や 3PL (サードパーティロジスティクスプロバイダー) など、パートナーの代わりに組織との B2B 接続を管理するサードパーティサービスプロバイダーを使用している場合、その接続の設定を作成します。

サードパーティ接続の作成はパートナープロファイルの設定に似ています。ただし、メッセージ形式に関連付けられている肯定応答、検証、および制御番号はパートナーレベルでのみ設定します。

詳細は、「『サードパーティ接続の設定と管理』」を参照してください。

メッセージフローの設定

メッセージフローには、エンドツーエンドの B2B メッセージ処理を実行する次のコンポーネントが含まれます。

  • パートナー識別子

  • 受信および送信エンドポイント

  • 送信元および送信先メッセージ種別

  • DataWeave 変換マップ

パートナーからメッセージを受信し、内部アプリケーションメッセージ形式に変換して、変換したメッセージをバックエンドシステムに送信するインバウンドメッセージフローを作成します。

バックエンドアプリケーションからメッセージを受信し、パートナーのメッセージ形式にメッセージを変換して、パートナーに送信するアウトバウンドメッセージフローを作成します。

設定済みのメッセージフローのデプロイとテスト

Sandbox 環境でメッセージフローをデプロイしてテストします。メッセージフローが正常に機能することを確認したら、Sandbox 環境からアンデプロイして本番環境に再デプロイできます。

トランスミッションと個別のメッセージの監視

次のような条件に基づいてトランザクションを検索することで、トランスミッションアクティビティを監視します。

  • パートナー名

  • メッセージの方向

  • 送信日と受信日

  • メッセージング処理状況

  • パートナーおよびホストメッセージ種別

DataWeave を使用してメッセージ種別に対して定義したカスタムメッセージ属性に基づいてトランザクションを検索することもできます。

次のような条件に基づいてメッセージを検索することで、個別のメッセージアクティビティを監視します。

  • パートナー名

  • メッセージの方向

  • メッセージが送信された日付範囲

  • 肯定応答の状況

  • メッセージング処理状況

  • パートナーおよびホストメッセージ種別

DataWeave を使用してメッセージ種別に対して定義したカスタムメッセージ属性に基づいて個別のメッセージを検索することもできます。

拒否された、または期限切れになった肯定応答のトラブルシューティング

トランスミッションを監視する場合、肯定応答状況 (​[Ack Status (Ack 状況)]​ 項目) で検索し、X12 997 または EDIFACT CONTRL 拒否を受け取ったアウトバウンドトランスミッション、または機能肯定応答が期限切れになったアウトバウンドトランスミッションを確認することができます。次に、パートナーから受け取った X12 997 または EDIFACT CONTRL ペイロードを確認し、実施したアクションを示すコメントを追加することができます。

詳細は、「『EDI 肯定応答の調整』」を参照してください。